キャンプではデータ解析機器をどう使っているのか?その2 | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

キャンプではデータ解析機器をどう使っているのか?その2

アメーバ『ジュニアの打ち方ではフライヤーやダグフックが起きる可能性が高い』

 サワディーカップ!

 今日からアジアンツアーのQスクールが始まっていますが、初日のスプリング
 フィールドGCを教え子の中里が2アンダーと好発進、宇佐美も1オーバーと健闘
 中!

 てんとうむし詳細→Qualifying School Final Stage presented by Sports Authority of Thailand

 明日は、ファーストステージで沢山ラウンドしたレイクビューですのでアンダー
 パーに期待します。

 さて、昨日のコラムの続きです。あまり興味のない人もいるかも知れませんが
 キャンプで数百人のジュニアのデータをまとめた貴重な資料として参考にして  
 いる同業者の方もいるかと思いますので、出し惜しみなくご紹介!


「でもこのジュニア特有の打ち方でいくつか気になる事がある」と書きましたが
 あるジュニアがこの打ち方で悩んでいました。

 それは試合の終盤に出てくるダグフックとラフからのフライヤーです。

 彼はクラブをインサイドからオープンフェースで入れて来てインパクト以降に
 フェースを立てるように(本人の話)振っているので、時に球が飛びすぎてし
 まうことがありました。

 また、インサイドからの軌道がキツくなりすぎて必要以上に球が捕まる傾向に
 ありました。

 高校生にもなって力がついてくるとくると小学生時代にはなかったようなラフや
 フェアウェイからもから飛びすぎたりという現象が起きるようになり悩んでいた
 んですね。

 なので、いかに球を捕まえすぎないか(フェースをスクエアに合わせてフォローで
クラブを立てすぎずに抜いていくか?)を一緒に研究しました。

 一般的にはその対策としてボールを捕まえすぎないようにするのに、クラブを限り
 なくストレートに振っているプロが多いようです。

 写真は、イアン・ポールターやダレン・クラーク等のクラブ軌道(青線)とフェ
 ースアングル(赤)です。。ほとんど0コンマいくつの精度でストレートにクラブ
 とフェースが入って来ていますね。

 これでストレートフェードやストレートドローを打ってくるのです。でもその
 差は目には見えないほど・・・まさに感覚の世界です。

 でも・・・
 
 ジュニア時代から基本となるストレート軌道やスクエアなインパクトを覚えておけ
 ば将来ボールを右や左に曲げる事も比較的簡単に出来るようになります。

 また、意図的にフェースを開いたりしながらラフからのフライヤーを抑えたりする
 ことも出来るようになります。

 毎日データを見ながら練習していればテレビゲームが上手くなるようにインパクト
 の合わせ方は上手くなっていくのですから子どもはほんと凄いですね。。。

 明日も続きです・・・