ザ・ガードマン その3
引き続き「ザ・ガードマン」である。ゲストに目を向けてみると、正確には数えていないが、おそらく最多出演は今井健二ではないだろうか。他にはジェリー藤尾、成田三樹夫、南原宏治、田口計、戸浦六宏、長谷川哲夫、藤木孝、上野山功一、女性では中原早苗、緑魔子、松岡きっこ、稲野和子、高林由紀子(林千鶴)、夏圭子あたりが多かったように思う。意外なところでは、中村敦夫、野際陽子、宍戸錠、田中邦衛、露口茂、田村高広などもゲストで登場したことがある。70年には美空ひばり、江利チエミ、ミヤコ蝶々といったところが相次いで登場。
中でも目だっていたのは第236話「喜劇・いらっしゃい集団万引様」(69年)というエピソード。この回のゲストは中村メイコ、左卜全、金子信雄、南原宏治、今井健二、藤村有弘、花沢徳衛、大辻伺郎、上田吉二郎、藤木孝、大泉滉、曽我町子など割と名のある役者がずらりと並んでいた。200回記念とか年末年始とかならわかるが、特になにもなさそうな時なので不思議な気がした。
宇津井健がらみでいえば、俳優座の同期生である中谷一郎や佐藤慶、新東宝時代の同僚であった天知茂、沼田曜一、御木本伸介、江見俊太郎なども顔を見せている。
そして350話つまり最終回「さよならガードマン!また逢う日まで」。349話が「16歳の花嫁に夫が二人?」なのだが、実はこれは前後編である。サブタイトルだけ見たらまずわからないであろう。最終回らしくガードマンたちが海外(リスボン)で活躍する。ゲストが池部良、関根恵子(現・高橋恵子)、入川保則、川口恒、長谷川哲夫、そして今井健二である。サブタイにある16歳の花嫁は当然、関根恵子だが彼女は当時本当の16歳であった(そうは見えないが)。それでいて、いきなりパンツ1枚で登場し、見事な脱ぎっぷりを見せてくれる。このシーンの記憶はあったのだが、何の番組だったかはすっかり忘れていた。
関根恵子は中学卒業後すぐに大映入りし、デビュー作(高校生ブルース)でヌードになるという荒業をを披露している。今だったら不可能であろう。この最終話の半年後にはあの「太陽にほえろ」にレギュラー出演するのだが、当時17歳だったとは今さらながら驚いてしまう。
さて、最終話の放映日は71年のクリスマスイブであった。神山繁を除く6人がリスボンに集結。事件を解決した後、アムステルダムでイブを過ごす池部良と関根恵子の前に7人のサンタが現れる。当然ガードマンたちだが、そこには神山もいる。と思いきやラストシーン、馬車に引かれてこちらに向かって手を振っているメンバーはよく見ると6人しかいない。つまり神山だけ別撮りだったということだろう。アップショットしかなかったし。クレジット順はいつもとちょっと変わっており、宇津井健→倉石功→中条静夫→川津祐介→稲葉義男→神山繁→藤巻潤となっていた。「七年の長い間、いつも愛して下さってありがとうございました。また逢う日まで」というようなテロップが出て「ザ・ガードマン」は幕を閉じた。
というわけで、大晦日である。本ブログの更新は幕を閉じずに来年も続けていく、と思う。
中でも目だっていたのは第236話「喜劇・いらっしゃい集団万引様」(69年)というエピソード。この回のゲストは中村メイコ、左卜全、金子信雄、南原宏治、今井健二、藤村有弘、花沢徳衛、大辻伺郎、上田吉二郎、藤木孝、大泉滉、曽我町子など割と名のある役者がずらりと並んでいた。200回記念とか年末年始とかならわかるが、特になにもなさそうな時なので不思議な気がした。
宇津井健がらみでいえば、俳優座の同期生である中谷一郎や佐藤慶、新東宝時代の同僚であった天知茂、沼田曜一、御木本伸介、江見俊太郎なども顔を見せている。
そして350話つまり最終回「さよならガードマン!また逢う日まで」。349話が「16歳の花嫁に夫が二人?」なのだが、実はこれは前後編である。サブタイトルだけ見たらまずわからないであろう。最終回らしくガードマンたちが海外(リスボン)で活躍する。ゲストが池部良、関根恵子(現・高橋恵子)、入川保則、川口恒、長谷川哲夫、そして今井健二である。サブタイにある16歳の花嫁は当然、関根恵子だが彼女は当時本当の16歳であった(そうは見えないが)。それでいて、いきなりパンツ1枚で登場し、見事な脱ぎっぷりを見せてくれる。このシーンの記憶はあったのだが、何の番組だったかはすっかり忘れていた。
関根恵子は中学卒業後すぐに大映入りし、デビュー作(高校生ブルース)でヌードになるという荒業をを披露している。今だったら不可能であろう。この最終話の半年後にはあの「太陽にほえろ」にレギュラー出演するのだが、当時17歳だったとは今さらながら驚いてしまう。
さて、最終話の放映日は71年のクリスマスイブであった。神山繁を除く6人がリスボンに集結。事件を解決した後、アムステルダムでイブを過ごす池部良と関根恵子の前に7人のサンタが現れる。当然ガードマンたちだが、そこには神山もいる。と思いきやラストシーン、馬車に引かれてこちらに向かって手を振っているメンバーはよく見ると6人しかいない。つまり神山だけ別撮りだったということだろう。アップショットしかなかったし。クレジット順はいつもとちょっと変わっており、宇津井健→倉石功→中条静夫→川津祐介→稲葉義男→神山繁→藤巻潤となっていた。「七年の長い間、いつも愛して下さってありがとうございました。また逢う日まで」というようなテロップが出て「ザ・ガードマン」は幕を閉じた。
というわけで、大晦日である。本ブログの更新は幕を閉じずに来年も続けていく、と思う。