「子どもがなかなか懐いてくれない」

「子どもを愛せない」

というのが子連れ恋愛、ステップファミリーが突き当たる悩みです。

すぐに懐かなくて当たり前だし、愛さなくていいじゃない、と私は思っています。


ウチのチビラは不機嫌なときには1番目がパパで二番目がお姉ちゃん、そして「ママ~」(実母)なので、不機嫌なときには私は出来るだけ触らないようにしています。
ご機嫌な時には可愛く「てるてる~」と来るのでご機嫌なときにだけ関わるようにしているととても気楽!(笑

でもコレ、相手の理解がとても大切です。

「可愛いと思えない」といえる関係が夫婦の間で成立していないとストレスだと思うのです。

「頑張っていい母親になってね!」なんて言われたら、かなり厳しいと思うのです。


前にも書きましたが、子連れ再婚の場合には恋愛期間から、2人だけの甘い時間を過ごすのには無理があります。

結局いつも、子どもがいてお付き合いしている状態なので、会話をするにもゆっくりと時間がとれないのが悩みの種です。

それを克服するために、夜寝る前の時間を夫婦の語らいの時間にしている人が多くみられます。

そういえば、ステップファミリーになって寝室を夫婦と子どもと別室にしているご家庭が多いような気がします。


チビラが来てから、夜中の2時くらいに必ず起きてきて部屋にはいってきて「パパ~」と起こされる日が続きました。

夜は10時くらいまで起きているので熟睡してくれてもいいのに、毎日のように私たち夫婦の枕元に立ち、「こんばんわ」と言うのです。

起きてきたチビラを部屋に連れて行ってカレが添い寝で寝かせる。

カレは自分が眠いのに耐えながら、別室にチビラを連れて行って寝かせることを続けました。

そんな毎日が2週間くらい続きました。

それまでチビラはパパと添い寝をしていたのに、新しい生活が始まり、子ども部屋で寝かされるようになって、不安定だったのでしょう。


私が本当の母親だったら、そこですかさずチビラを夫婦の間に入れて川の字で添い寝して寝かせたと思います。

でも、できない!なんでイヤなのだろう?

カレとチビラと私で川の字になって寝たらすむことだし、チビラの不安を取り除くほんの一時の我慢でいいはずなのに。

考えても、自分を責めても、やっぱりできないものはできないので、考えないことにしました。


カレのほうからチビラを夫婦のベットに入れることをしなかったことが大きな救いでした。

きっと、私が嫌な思いをするのではないだろうか?という優しさだったと思います。


日ごろから「他人の子どもは愛せない」「母親にはなれないから」と正直に伝えてコミュニケーションしているので、カレはそれを理解してくれているし、「無理に母親になろうとしなくてもいい」といってくれています。

もしもこういう理解とコミュニケーションがなかったら、「俺は働いていて疲れてるんだから、子どものお母さんとしてよろしく頼むよ」なーんて言われちゃったら、それこそたまんないだろうな、と思います。


気がつくといつの間にかチビラは夜中に起きてこなくなりました。

最近は私とチビラとベットに並んでお昼ねしていることすらあります。

何で最初にあんなにイヤだったのかわかりませんが、とにかくその時期に無理強いさせられずに良かったと思っています。