Part 29. 徹底的にホメる!(英語表現⑫) | 英語は度胸とニューヨーク流!

Part 29. 徹底的にホメる!(英語表現⑫)

$英語と度胸はニューヨーク仕込みでぃ!

Compliment = 誉め言葉、お世辞
動詞 admire = (長所などを)誉める、讃える

相手のしたことを讃える言葉、親が子どもによくやったねと言う。
これは褒める。漢字も違うし、英語の単語も変ります。
approval = 賛同、承認、好感、好意
動詞 applaud = (能力、行いなどを)褒める、賞賛する、拍手を送る

動詞はどちらも give または send を使います。

動詞 praise = ホメる
これはどちらの場合にも使えますから便利です。

ひらめき電球ちなみにレストランなどで出されるサービス品を
complementary と言いますが、これはスペルも意味も別物。
補足的なもの、セットの1部というニュアンスです。

ただ相手をすごい、きれい、かしこい…と誉めるなら辞書があれば十分です。
You are + 形容詞ですみますからね。
ワシの過去記事「スゴイを英語で」も参考にしてくださいね!

①ほめられたら…

Hi, nice to meet you.
Wao, I like your haircut !

(初めまして~、わ、その髪型ステキ)
- Oh, thank you !
Can I say I like yours, too ?
(あ、どうも!あなたのもステキ、って言っていい?)

ひらめき電球まず、お礼を言って、同じ事を誉めあうコダマ作戦です。
相手がどんな髪型だろうと、ホメられて悪い気はしません。

Oh, you are just being nice !
(もう、気ぃ使って言ってるだけでしょ)
- Oh, well, I might say it's unique, but I like it.
(あら、個性的じゃない?好きよ)

ひらめき電球「個性的」「たったひとり」という言葉に弱いのも欧米人。
何はともあれ、気に入ってくれたんならもう突っ込まない。

Yo, that was really cool what you did on the exam!
(よう、試験すごかったな)
- Hum... thanks. It was nothing. I just got lucky.
(あ、ども。なんでもないよ。ラッキーだっただけさ)
Haha... you are too modest!
(はは、ケンソンし過ぎだよ)

ひらめき電球男同士ならケンソンも必要です。

$英語と度胸はニューヨーク仕込みでぃ!

②ほめ続ける

Noooo, you did helluva job!
Can I ask you what the secret is?

(そんなことないよ。よくやったじゃん。秘密は何か聞いてもいい?)
- There's no secret, of course.
- I just looked through my notebook again.

(もちろん秘密なんてないさ。ノートを見返しただけ)

ひらめき電球どうやって成し遂げたかを訊くと、相手もまんざらでもない。
質問をすることで、興味がある、ほんとに感心したことが伝わります。

You know what? I always admired your guts !
(知ってる?わたしいつもあなたの根性に感心してたの)
- No, really? Thanks. I didn't know that.
(うそ、ほんと?ありがと。知らなかったわ)
Of course, you didn't. I wasn't gonna tell anybody.
(当然よ:)誰にも言ってなかったもん)
- So, what made you tell me that now?
(じゃなんで今言う気になったの?)
Because I felt so good when you talked down our boss!
(だってボスのこと言い負かしてくれて超気持ちよかったんだもん)

ひらめき電球ただ誉めるだけでなく、理由に裏打ちされると説得力が出ますね。
相手の行動で自分がうれしい、ハッピーとなったこともホメ言葉のひとつです。
表現は形容詞ばかりではありません。

I like your ... (好き)
I love your ... (すごく好き)
I was impressed by ... (感心した)= You impressed me with
I was moved by ... (感動した)= You moved me with
I was amazed by ... (驚嘆した)= You were amazing that ...

③ほめにくいとこをほめる。

さていろいろ探したけど見つからないのは夢の中。
現実では必ず見つかるのが人の長所ですね?
モノには必ず両サイドがあります。そこを見つけましょう。
以下はネガティブ形容詞のポジティブ変換です。

silly, stupid(アホっぽい) ⇒ innocent(無邪気)
slow(のろま) ⇒ nonchalant(無頓着、平静な)

serious(マジメ), square(四角四面), boring(退屈)
⇒ quiet(おとなしい), cool(冷静), reserved(慎重)

loud, noisy(うるさい)
⇒ active(活動的), cheerful(陽気), bright(快活)

flashy, showy, gaudy(派手、ケバケバしい)
⇒ gorgeous(豪華な), sparkling (キラキラした)
他にbusy, loud も外見のゴチャゴチャに使われます
⇒ festive(ウキウキするような)

hickish(ダサい、田舎くさい) ⇒ natural(自然な),
open(開放的), uncomplicated(分かりやすい)
→simple(シンプル), plain(プレーン、素朴) は、
日本ではほめ言葉だったりしますが、
英語では人の外見に使うと失礼なことがあります。

他にもいろいろあると思いますが、
こんな風に日本語でも2面性を見つけて調べてくださいね。

最後にもうひとつ。

A: Oh, you look wonderful today!
(あら、今日のあなたステキね!)
B:Thanks. So do you.
(ありがとう。あなたもよ)
C: Really? She hasn't even put her make up yet.
(ほんと?彼女メイクもしてないじゃない)
A: I know. I didn't have time at all this morning.
(そうなの。朝全然時間がなくて)
B: Oh, but you don't need make-up at all.
(あら、でもメイクなんか全然必要ないじゃない)
A: What's gotten into you? Buttering me up?
(いったいどうしたっての?ゴマすってるつもり?)
B: Sorry, I was just being nice. You sure look plain today.
(ごめん~、ちょっと感じよくしただけ。今日はたしかに地味な顔ね)

ひらめき電球お世辞は根拠があって。それを大きくしたもの。
根拠のないほめ言葉はただのゴマすり、へつらい、皮肉に聞こえます。
相手も周りもそれには敏感ですから、注意が必要。
また、ほめる時は1対1のときがベスト。
文明人は自分と人を比べる癖がありますから、
仲間内でひとりだけほめるのは、やっかみや嫉妬を招くことになります。

$英語と度胸はニューヨーク仕込みでぃ!

④さあ、友達になりましょう。

相手の反応が心地よく、相手との最初のやりとりに自信が持てたら、
友達になりましょう。

You know, there is an exhibition for a dog art.
Would you like to go with me?

(ねえねえ、犬のアート展があるんだけど、一緒に行かない?)

ひらめき電球始めは共通の趣味からですね。これは犬の散歩で出会った人たち。
でもちょっと直接的かも。相手はそこまで気を許してますか?

I was just wondering... if you'd like to join us for a drink.
(思ってたんだけど、うちらといっしょにお酒でもどう?)

ひらめき電球社交辞令ともお誘いともとれるあいまい表現。1対1でないのもミソ。

Hey, let's exchange our e-mail address so we can get in touch anytime.
(そうだ、メルアド交換しよう。そうすればいつでも連絡できるし)(積極的)
Shall we exchange ~? (遠慮がち)
Would you like to exchange ~? (直接的)
Can I give you my e-mail address? (相手任せ)

-------------------

ほめるから脱線したかもしれませんが、ゆくゆくは友達を増やすのが目的。
相手の温度と相談しながら、ほめたり誘ったりしてくださいね。

Good luck on your encounters, everybody !

英語は度胸と愛嬌!