いつも思うことがある。

人と人・・・。

わたしは大好きな人と急に離れたことがある。

まず、考えるのは 死 だろう。

死は悲しい。でも、その人は裏切ったわけではない。

生きていてこの世にいるのに二度と会えない現実。

この年になれば少しは慣れたけれど 当時は

そう、学校の友達だって喧嘩しても仲直りできたし、好きな人は確かに周りにいてくれた。

喧嘩すらしていないのに
今の今までずっと一緒にいたのに一瞬でいなくなってしまう理不尽。

あまりの突然に初めて遭遇したとき、頭や身体は理解できなくなる。



何十年もたって、思い出すのは好きな人をまだ好きとかいうことではなく

あの時の苦しみの恐怖だ。

何十年もたって、いろんな出会いがあり、別れもあり、別れたかどうかもわからないような
でも、二度と会ってない人も、忘れてしまった人もいる。

出した答えは 来る者拒まず去る人追わず。

でも、寂しさと恐怖はいつも残っている気がする。

相手ばかりが悪いわけではない。

自分も特定の人を遠ざけたこともある。

みんなそうして生きている。

それは普通でそれは仕方ないこと

そうなのだろうか。

理解できない頭と身体はわたしを外出できなくした。だから、過酷な仕事を選んだと思う。

記者もダイビングも仕事の悩みを抱えていれば他の事は伏せておける。

仕事ならば行かなくてはいけない所に行かなくてはならない。だから
無謀と言われることができたのかもしれない。

今は穏やかに過ごしている。
だから怖くなるのだ。

失うことは怖い。

苦しみもこわい。

今、とても不安定な所にいる気がする。

穏やかだから。
好きな人たちに囲まれているから。
楽しいから。

でも、はっきりしたゴールがないから自分の力が見えない。

不安定な坂道を登っている感じ。


わたしは今、大好きな人たちを大切にできているのだろうか。
自分が大切にされなかったから


今いる人を大切にしたい。