タコスの大ブームが来るかも。 | 日本テキーラ協会会長 林生馬 official blog

タコスの大ブームが来るかも。

日本テキーラ協会会長 林生馬 official blog タコス。

一般的にはハードシェルと呼ばれる固いトルティーヤに挽肉が入った食べものを思い浮かべる方が多いと思います。これをアメリカ旅行中にファストフードで食べて、ヒドイ目にあったよ~なんて声も少なからずよく聞きます。またスナック菓子の「ドンタコス」を思い出す方も。


しかし、本場メキシコのタコスはちょっと違います。小麦粉ではなく、トウモロコシの粉でできた柔らかい皮「トルティーヤ」に、直火で焼いた肉や、フレッシュなシーフード、またはホルモン焼屋さんも顔負けの各種ラインナップの「もつ」をはさんで食べます。そして、これまた各種多様なサルサ(メキシコのソース)とライムとシラントロ(香草)を使って自分で味を調整して食べる美味しい料理です。私の趣味の一つに「タコス料理」があって、ウチでいろいろ作って食べてます。


このタコスの大ブームが来そうな予感です!本来は大衆食であるこのタコスが、今年に入りグランメゾンクラスのレストランのアペタイザーとして続々登場しています。トーマス・ケラーやフェラン・アドリアをはじめ、欧州の有名シェフたちも加わって多様なタコスレシピが次々と!アペタイザーから手を使わせるという意外なアクセントも面白いのかもしれません。ハラミを上品に煮込んだものや、白身魚をオーブンで仕上げたものなどを、レアなハーブを駆使した凝ったサルサで仕上げてスーパーソフトなトルティーヤでという手法です。いいですね~


また、「タコトラック 」という屋台のタコス屋さんも新しい時代に入っています。中身が多様化し、焼肉や豆腐などを使った面白い独自の味を打ち出す所が増え、それぞれ固有のファンをつかんでいます。トラックなので移動する営業場所はツイッターで知らせる、というのはもはや常識。テキーラと一緒に楽しみたいですね。


写真は横浜本牧で食べたタコス。サルサが無かったけど美味しかったです!