焼酎ブームは続かない | 天に向かってつばをはく

焼酎ブームは続かない

焼酎ブームについて考えます。なぜ今,いも焼酎なのか。

他にないからです。

ウイスキー,清酒,ワイン,発泡酒と来てついにいも焼酎。
最後にやってきました俺の時代。

それではなぜ,いも焼酎がいいのか?


そこには,都会の生活に疲れた人々の幻想が詰まっています。
田舎への幻想・・・・それがいも焼酎なのです。いも焼酎瓶にはノスタルジーが詰まっています。
田舎の石づくりの蔵で,西郷さんのような職人が手間暇かけて少量作る。
それが旨いんです。

オートメーションの工場などで作った焼酎なんか飲みたくない。

しかし,焼酎ブームに踊らされたメーカーは,増産体制にはいっています。
まさに文明開化。オートメーション化が進みどんどん出来ます。
原料のいもが足りないので,中国からもって来ている。

そこには,ノスタルジーも,田舎の良さもみじんもありません。

このような状態では,いも焼酎ブームも風前の灯火です。

名探偵コナンでは,工場を近代化しようとした専務が,昔ながらの手作りにこだわる従業員に殺される。近代化して増産しようとしている人は抹殺。
鹿児島の焼酎工場の人にとってはひどい内容です。
犯人はおまえだ・・・・


しかし,もう止まりません。コナンのようには抹殺できません。


もう既に増産している,会社の社長はまあえらい。
今年から増産している会社の社長は普通。
来年から増産する会社の社長はダメ。

まあ来年ぐらいには,いま,ワインなんか飲んでいる人はダサイのと一緒で,いも焼酎飲んでいる人はイモです。

このような中でも,まじめにイモ焼酎を作っている会社もあります。そんな,会社を応援しましょう。




都会の人よ,いも焼酎ブームで,焼酎飲むのはいいが,


都会のまずい水をわかしたお湯では,焼酎の本当の味はわからないぞ


エビアンなんかで飲んだらいかんぞ。



田舎の風景を見ながら,焼酎を作っているところのお湯でゆっくり飲むのが,ノスタルジー満開でいいです。

いも焼酎飲むなら,お湯にもこだわれ・・・・・。