人材紹介コンサルタント25年史 -3ページ目

「副業・兼業から、やっぱり正社員採用?」

「副業・兼業から、やっぱり正社員採用?」

 

 

先日

 

新規の人材紹介会社の社長さんと

 

ご求人の打合せをさせていただきました。

 

 

私:「社長、この度は、なぜ当社にお問い合わせいただいたのでしょうか?」

 

社長:「端的に申し上げますと、事業の戦略転換です。」

 

私:「戦略転換とは具体的には?」

 

社長:「コロナ禍ではリモートワークが流行って、副業や兼業が一気に広がりました。」

 

私:「御社は、地方企業への副業・兼業の仲介が得意なんですよね?」

 

社長:「そうなんですが、コロナ明けで出社対面での仕事が戻って来ました。」

 

私:「なるほど。コロナ禍のように副業や兼業が伸びなくなりましたか?」

 

社長:「そうなんです。リモートワークから対面に戻ると、副業・兼業はなかなか難しいです。」

 

私:「そうなると地方の企業経営者も、正社員の幹部社員が欲しくなるでしょうね?」

 

社長:「はい、その傾向が顕著に出て来ました。毎日出社してくれる正社員幹部を求めています。」

 

私:「それが理由で、私にお問い合わせいただいたんですね?」

 

社長:「はい、当社には正社員の人材紹介経験者が一人もいませんので、困っているんです。」

 

私:「副業・兼業の仲介業も、大手の参入で競争が厳しくなったかもしれませんね。」

 

社長:「そういう理由もあるかもしれません。」

 

私:「承知致しました。地方企業への幹部人材紹介は難しい仕事でしょうが、待遇面は?」

 

社長:「当社の取締役事業部長としてお迎えします。年収もそれなりに出します。」

 

私:「承知致しました。非常に難しい求人ですが、リサーチしてみます。」

 

 

東京や大阪など

 

大都市圏で働いている

 

ビジネスエリートが

 

55歳や60歳で

 

役職定年を迎えたと言っても

 

いきなり、地方のオーナー企業に転職できるか?

 

 

市場環境や商慣習や経営者のプロフィール

 

その会社の歴史・社風や

 

社員の皆さんの気質など

 

大都市の大企業とは

 

全然異なると想像します。

 

 

簡単に

 

「地方企業の幹部社員として、U・Iターンしてください」

 

とは、私も言えません。

 

 

そんな難しい仕事ですが

 

人口が最も少ない 「鳥取県」 に

 

自ら移住しご結婚もされて

 

現地で企業経営もしながら

 

日本中が注目する

 

「週1副社長になりませんか」

 

というプロジェクトを軌道に乗せた

 

「とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点 代表理事」 の

 

「松井 太郎」 さんの成功事例をご紹介します。

 

 

*副業・兼業の人材を採用した企業数を47都道府県ごとに調査したデータ

(2022年11月11日の日経新聞に掲載された記事

『地方副業、鳥取県が先行 「週1副社長」300人集う』)でも

 鳥取県がダントツの1位となっています。

 

松井さん

 

 

 

松井さんの書籍:「週1副社長になりませんか」

 

 

 

 

副業・兼業にしろ

 

正社員にしろ

 

松井さんのレベルまで

 

特定の地方に全力を注げるか?

 

 

苦労しながらも

 

あきらめず創意工夫や試行錯誤を続け

 

突破口を見つけるまで

 

やり切れるか?

 

それが一番学ぶべき点であり

 

不可欠な事だと感じております。

 

 

松井さん

 

ご無沙汰しておりますが

 

益々のご活躍をお祈り致します。

 

 

 

 

 

「いちずに一本道

 いちずに一ツ事」                                        みつを

 

 

 

 

合掌。

 

 

 

 

 

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「人材紹介を本業とする会社を選べ」

「人材紹介を本業とする会社を選べ」

 

 

事業部長とは

 

その事業がうまく行かなかった時に

 

「こいつが責任者だから、こいつの責任です」

 

と言われて、クビにされるポジションです。

 

それを覚悟しておかないといけません。

 

 

人材紹介事業には

 

うまく行かない代表的な組み合わせがあります。

 

 

1 人材派遣会社の人材紹介事業

 

2 転職サイト(求人広告)会社の人材紹介事業

 

3 資本系人材会社の人材紹介事業

 

 

例えば、上記の三つの組み合わせです。

 

 

周囲を見渡してください。

 

上記1の組み合わせで

 

まずまずうまく行っているのは

 

パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)

 

パソナとアデコぐらいじゃないですか?

 

 

上記2の組み合わせで

 

まずまずうまく行ってるのは

 

リクルートエージェントと

 

キャリアデザインセンターぐらいですかね。

 

 

上記3の組み合わせでは

 

昔は、伊藤忠商事系のキャプランが頑張っていましたが

 

パソナに買収されました。

 

資本系人材会社の多くが

 

売られてしまいました。

 

 

上記事例のように

 

元々何か他の事業が本業である会社が

 

人材紹介事業を立ち上げて軌道に乗せた

 

そのような成功事例は

 

非常に少ないのです。

 

 

他の人材紹介会社からスカウトした

 

人材紹介経験者を事業部長に据えても

 

会社の主軸はあくまで別事業であり

 

その別事業の力学やセオリーに引っ張られて

 

人材紹介事業部長には責任はありますが

 

経営権や人事権など

 

大きな権限はありません。

 

 

そして、上司のサラリーマンCEOは

 

「株主から、やれって言われるからやってるふりはするけど

 人材紹介事業の詳しい事はわからないし、自分が深く関与するつもりもない。

 とにかく求人と求職者を集めてマッチングすれば決まる利益率の高い事業なんだろう。

 しかし、私の評価が落ちるから、そんなに大きな投資はできないよ。

 できれば逃げたいので、そこんとこよろしくね」

 

というように思っている人が少なくありません。

 

 

このような無責任体質なので

 

うまく行かなくなったら

 

「人材紹介事業部長が悪い」

 

という結論になり

 

事業部長が入れ替えられるだけで

 

何も前進しないという結果を繰り返します。

 

 

従って、人材紹介事業が本業ではない企業が出すべき結論は二つしかありません。

 

A:人材紹介事業には手を出さない。

 

B:既に軌道に乗っている人材紹介会社を買収する。

 

 

上記Bを選択して成功した代表例が下記の二つです。

 

1 旧:インテリジェンスを買収したテンプスタッフ

 

2 ウォールストリートアソシエイツ(現:エンワールド・ジャパン)を買収したエン・ジャパン

 

 

インテリジェンスやウォールストリートのような

 

良い会社はめったに見つからないでしょうが

 

よくわからない人材紹介事業を

 

軽い気持ちで立ち上げようと

 

こねくり回しても時間とお金の無駄です。

 

その意味で良い会社があれば買収する

 

というのは割り切った早道です。

 

 

問題は買収後のマネジメントです。

 

本業とは違う事業なのですから

 

買収した会社のマネジメントに

 

焦って過度に干渉しない事です。

 

過度に干渉して

 

優秀なコンサルタントが一斉に辞めてしまったら

 

買収した意味がありません。

 

 

従って

 

私は人材紹介業が本業ではない会社を

 

キャンディデートにご紹介する事は少ないです。

 

 

ご紹介する場合は

 

既に、人材紹介事業が軌道に乗っている会社か

 

その人材に他の選択肢が無い場合

 

もしくは、複雑な組織の中でも

 

上手に立ちまわれそうな方だけです。

 

 

私の過去の失敗経験から

 

それが本業でない会社において

 

人材紹介事業を立ち上げる事が

 

いかに難しいかは

 

嫌と言うほどわかっているからです。

 

 

人材紹介事業を志望されている皆さん

 

できるだけ人材紹介事業を

 

本業とする会社を選んだ方が無難ですよ。

 

 

そこで、人材紹介事業に本気で取り組んでいる

 

経営者や上司、先輩、同僚と

 

一緒に仕事をして成長してください。

 




 

「いちずに一本道

 いちずに一ツ事」                                        みつを


 

 

 

合掌。

 

 

 

 

 

 

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「そんなの人脈じゃないよ」

「そんなの人脈じゃないよ」

 

 

「人脈」 という言葉を

 

よく耳にしますよね。

 

 

「あー、俺、その業界なら人脈あるし」 とか

 

「あー、前の会社の人脈でどうにかならないかな?」 とか

 

「あー、あの社長か、この前一緒に飲んだよ」 とか

 

 

「なんだ、その軽薄な人脈自慢は?」 

 

と笑う事があります。

 

 

「人脈」 という言葉を検索すると

 

下記のような意味だと出てきます。

 

「ある集団・組織の中などで、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながり」

 

随分あっさりした解説です。

 

 

一方、このような解説もあります。

 

なにかに"生かせる"人とのつながりを持っていること」

 

 

いずれにしろ

 

「ただ知っている」 「会った事がある」 

 

というレベルでは人脈とは言えません。

 

 

そんなレベルで簡単に 『人脈』 と言うと

 

「軽薄」 に見られてしまいます。

 

「ただ知っている」 「会った事がある」 という程度なら

 

むしろ言わない方がいいでしょう。

 

 

なにかに"生かせる"人とのつながり」 

 

というぐらいですから

 

ここぞという時に何かをお願いすれば

 

それに応えてくれるというぐらいの

 

相互信頼関係があってこそ

 

人脈言えるのではないでしょうか?

 

 

『信頼』 = 「信じて頼む」

 

このような関係になるのは

 

余程濃いお付き合いをしないと難しいでしょう。

 

 

もちろん

 

最初は名刺交換のような出逢い・交流から始まり

 

何かお互いにご縁を感じて

 

会うたびに話すたびに信頼感が深まる

 

そういうものだと思います。

 

 

ですから、多くの人と出逢う努力はした方がいいと思います。

 

ただ 「一度会った」 = 「人脈」 と言っても虚しいですね。

 

 

SNS全盛時代で

 

ネットワーク上では簡単に 「友達」 になれますが

 

実社会での「人脈」づくりは

 

そんな簡単なものではありません。

 

 

私も有難い事に

 

SNSで 「友達」 になっていただいている方が

 

多くいらっしゃいますが

 

本当に 「友達」 が1000人以上いたら

 

あまりに忙しく疲れて死んでしまうでしょう。

 

 

しかし、出逢いは大切なので

 

「友達申請」 「つながり申請」 は大歓迎です。 

 

その中には 

 

「本当の友達」 = 「人脈」 

 

に進化するつながりもあるでしょう。

 

今後とも宜しくお願い致します。





 

「生きていてよかった

 生かされてきてよかった

 あなたに

 めぐり逢えたから」                                       みつを



 

合掌。

 

 

 

 

 

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