BMJ誌から 全般性不安障害の薬物治療はフルオキセチンが有効で安全 | あなたの人生をまるっと豊かにする!『最適ライフコーチング』

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みなさん、こんにちは。


今日から4月、新年度の始まりですね?



あらたに目標を掲げたり、習い事を始めたり、いろんな節目を持たれている方々も


多いと思います。


今日から、また新たな気持ちでやって行きましょうね~>



さて、今回は「日経メディカルオンラインより、 


「全般性不安障害の薬物治療」についての掲載がありましたので、


転載します。


こちらから!



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全般性不安障害の治療に世界的に用いられている抗不安薬のうち、


最も有用性が高いのはフルオキセチン―。


そんな結果が、


英Southampton大学のDavid Baldwin氏らが行った系統的レビューとメタ分析から得られた。論文は、


BMJ誌2011年3月19日号に掲載された。

 全般性不安障害の治療に用いられている薬剤は複数あるが、


それらすべての有効性と忍容性を相互に比較した研究はなかった。


そこで著者らは、これまで直接比較が行われたことのない薬剤間でも有効性と忍容性を比較するために、


ベイズ-マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いたネットワークメタ分析を実施し、


個々の評価指標ごとに治療薬の順位付けを行って、最も有効な、


または安全な治療である確率をパーセンテージで示した。

 Medline、Embase、BIOSIS、PsycINFO、Health Economic Evaluations Database、


National Health Service Economic Evaluation Database、


Database of Abstracts of Reviews of Effects via DataStar、


Cochrane Database of Systematic Reviews via Cochrane libraryに09年2月までに登録された研究の中から、


全般性不安障害に対する薬物療法を受けている18歳以上の患者を対象とした無作為化試験を選び、


データを抽出した。

 主要アウトカム評価指標は、


ハミルトン不安評価尺度(HAM-A)のスコアがベースラインから50%以上低下した患者の割合(奏効率)、


最後に評価したHAM-Aのスコアが7以下だった患者の割合(寛解率)、


有害事象によって脱落した患者の割合(忍容率)に設定。

 46件の無作為化試験が条件を満たし、27件が分析の対象として十分な、


または適切なデータを含んでいた。それらによって以下の9剤の比較が可能になった。


デュロキセチン、エスシタロプラム(※)、フルオキセチン(※)、ロラゼパム、パロキセチン、プレガバリン、


セルトラリン、チアガビン(※)、ベンラファキシン(※)(※国内未承認)。

 23件が奏効率に関するデータを、23件が忍容率に関するデータを、


14件が寛解率に関するデータを報告していた。

 ベイズ統計を用いた確率論的分析では、


各評価指標において個々の薬剤が9剤のうち最良である確率を求めた。


奏効率においてベストの薬剤である確率が最も高かったのはフルオキセチンで、62.9%だった。


寛解率でもフルオキセチンがベストである確率が最も高く、60.6%だった。


忍容率については、ベストである確率が9剤中最も高かったのはセルトラリンで、49.3%だった。

 フルオキセチン以外の薬剤は奏効率においてベストである確率が低く、


2位のロラゼパムでも20%に満たず、3位のデュロキセチンは2.7%だった。


寛解率でベストの薬剤になる確率が2位だったのはエスシタロプラムで、26.7%だった。


忍容率においてフルオキセチンがベストの薬剤である確率は、セルトラリンに次いで第2位だった。


脱落が最も多かったのはロラゼパムだった。

頻度論的分析も行ったが、エフェクトサイズの変動が大きく明確な結果は得られなかった。

 


今回のネットワークメタ分析の結果は、


全般性不安障害の治療においては、フルオキセチンの利益が他の薬剤に比べ大きいことを示した。

 


原題は「Efficacy of drug treatments for generalised anxiety disorder: systematic review and meta-analysis」、


全文は、BMJ誌のWebサイト で閲覧できる。






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