聞き流し教材 | お気楽まぢめな翻訳屋☆てのりえび☆のブログ II (続編)

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An easygoing yet diligent Japanese translator "tenoriebi3" (continued) - もとのブログのマイページに入れなくなったため、単に (続編) を付けただけで、書くことなすことやること・・・「てのりえび」のまんまです。

こちらの後の方に、我々日本人は、ひととおりの英語教育を受けている。それが根っこにあるからこそ、「聞き流し」教材も成り立つのでは、というようなことを書きました。

・・・もちろん、その前提となるのは当たり前のことですが、「必要性」と「やる気」です。

単に「格好いいし、もてるから (っていうことを -見た感じ - 半分以上本気で言っていた輩がいました) 」程度の理由なら、英語なんか勉強するのは無駄です。

そんな時間があったら、自分の特技を磨いたり、趣味に打ち込んだりする方が、よっぽど生産的です。

あとでもし英語圏 (と一応ここでは言っておきます) に行く機会ができたときに、その方が現地で何倍役に立つかわからない。

それと苦手でもなんでも一応は「ひととおりの英語教育」は受けているのですから、それプラスいわゆるボディランゲージで十分でしょう。

話がさらにそれますが、言葉以前にもっと重要なことは、

相手の国旗、国歌、宗教に対して敬意を払うことです。

そういうことを先に教えないで、英語教育年齢を下げたって何の役にも立たないし、そんな時間があったら自国のことももっと教えるべきだ。

そもそも日本人は英語が苦手と言われるけれど、それは当たり前のことで、普段使う必要性がないからです。

例え高度な研究でも、別に海外向けに論文でも書くのでなければ、日本語と、うまく日本語に組み込まれた「外来語」で十分やっていけます。

いわゆる発展途上国のひとたちの方が種々ある英語検定で日本人よりいい点数を取るのは、そういう点も含めて、いわゆる事実上の国際共通語となっている英語 (などでないと表現とか表記ができないとか。。。) が必要だからです

それとそういう試験を受けるひとたちはその国のエリートであることが多いらしい。日本とは事情が違って。

また、聞くところによると、アメリカ人にとって難しい外国語は日本語とアラビア語だそうです。

アメリカ人に生まれて、「難しい」日本語を勉強するよりも、日本で、おのおのに適した教材のあふれかえっている英語を勉強する方がいいじゃありませんか。

・・・話がそれまくりましたが、その聞き流し教材には、英語のほかにもあります。

わたしはよくラジオを聴きますが、そこに入る CM ではなぜか英語ばかりがフィーチャーされています。

当然、需要が多いからでしょうが、それは、繰り返しますが、「昔習ったことをなーんとなく覚えている」ということが前提にされている思います。

あと、たまに出てくるのは「韓国語」。

これは義務教育で特に教わってきたものではありませんが、おそらくは「文法が似ているから」ではないかと。

それが証拠に、Google でも何でもいいから自動翻訳ソフトに韓国語を放り込んでみてください。

大抵は、よく意味の通る日本語に訳されて返ってくるはずです。

その逆は、ネイティブの韓国のひとに見てもらったわけではありませんので何とも言えませんが、もとがきちんとした日本語であれば「通じる」と思います。

(追記: あ、一回韓国語に訳した文章をもう一度日本語に訳し直せばいいんだ、ってところで、前段の文章は「主によく意味の通る日本語に翻訳されて戻ってくるでしょう。」だそうです。)

日英、英日ではそうすっきりいかないことは皆さんご承知の通りですが。

要するに、「英語」の場合は苦手でもなんでもなんとなく覚えている。

「韓国語」の場合はそもそもわたしたちの方と文法がほぼ同じ。

いずれにせよ馴染みやすいからこそ CM でフィーチャーされるのではないかと。

ただどうなんでしょう? わたしは実際に今の「聞き流し」教材を聴いたことがありませんので、はっきりことはわからないのですが。

型どおりの文句や発音は確かに覚えやすいでしょうが、想定されていない場合に遭遇したり、つっこんだ話をするときに、それだけで対応できるようになっているのか (もしそのあたりの工夫がされていないのであれば・・・)。

それができてこそ、いわゆる「スラスラ (ペラペラ)」と言う目的 (?) を達成しうるのでは? (言いよどむことはもちろん自国語でもありますが)

実はこれと似たような教材は今から 20 年ほど前にもあって、わたしも使ってみたことがあります。

その内容量は、ずっと今の「聞き流し」教材よりも少ないと思いますが、普通の本屋で売っていて、テープと合わせて 2,000 円程度だったかと。

若いせいもあって、その内容を今でもかなり覚えているのですが、実際には当然その内容を丸暗記するだけではなく、あくまで「勉強の一環」として利用しただけです。

誤解のないようにことわっておきますが、そういう教材を使うなと言っているわけではありません。事実わたしもそういう教材を使ってみたし、それぞれに適した教材があると思いますから。

ただ、それだけに「頼る」のではなく、別の教材も使うなどしてさらに勉強する必要があるのではないか、ということです。

要は、「学問 (言葉を学ぶことを学問と呼ぶことには抵抗がありますが) に王道なし」っていう、ごくごく自然な結論に達するような気がします。

・・・また例によって、いったい何が話のキモなのかわからんし、あたり前の結論でごめんなさい (ま、念のため、ってことで・・・)。

今日の動画。「韓国語」という言葉が出てきたので、「나쁜 사람 (Bad Man) - JUNIEL」





アレンジが少々古臭いけど、わたしは好きです。可愛いしぃ。。。(iTunes では訳が「Bad Boy」になってますね・・・)。

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