「親、大人のための若者就活サポート講座」開催! | なりわいプロジェクト

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千住三丁目工房の古怒田悦子のつれづれブログです。
最近、いろいろな方から仕事への姿勢や生き方への視点、モットーなどをお聞きする機会があります。
そんなお話をつづることで、元気の種を撒くお手伝いなどができたらいいなあと、ひそやかな野望も抱いていたりします!

4月19日に行われました「親、大人のための若者就活サポート講座」、就活生の親をはじめ、小中高校生の親、起業家、企業人などなどさまざまな立ち位置の方々24名のご参加を頂きました。

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[第一部①橋本光生さんのお話]
・国家資格/2級キャリアコンサルティング技能士
・NPO学生キャリア支援ネット理事長 等

●「就活で大切なのはいかにエントリーシートを書くか、ではなくその前段階の学生時代のさまざまな実体験」

日々学生さんと関わる時間の多い橋本さん。とくに強調されていたのは、学生の就職へのステップのお話し。
様々な活動経験を経て初めて自己分析が可能となり仮目標の設定、仕事理解さらに、それらに基づくor平行した実体験(インターンシップ、ボランティア、アルバイト)があって初めて、「就職」への一歩が踏み出せるというものです。
いまの学生には、いわゆる「就活」の前段階のプロセスが大きく欠落しているのではと危惧されています。
そして、実体験のきっかけの一つともなるのが、「社会人とリアルな接点を持つこと」。

☆大人として、「ワカモノ」よりも長く社会を知る大人として、若者とつながること。
いつからでも遅くはないのでは…そんなふうに思いました。

[第一部②高橋克典さんのお話]
・ハイブリッジインターナショナル代表(グローバルに特化した、企業の人材開発支援事業等)

●「今の自分は、これまでの経験を掛け算で成り立っている」

さまざまな企業で人材採用や、人材開発に携ったのち、日系教育事業会社の米国駐在を経て独立された高橋さん。いまは、インドなど新興国をステージにした企業研修などを手がけています。

まず志や思い、仮説に基づき考えたことに沿って「動いてみる」。すると、別の考え方に触れたり、新たな考えが自分のなかで生まれたりするなかで、次のキャリアに踏み出す…。
これまでの自分はその繰り返しだったといいます。これをひとことで言い表すと、「今の自分はこれまでの経験の掛け算」。そして、「なりわいへの道」は現在進行形であるともおっしゃっていました。まだまだチャレンジングな高橋さんです!

☆すでに大人である私たちだからこそ、納得できる。そして、多くの迷える、もがく、就活生の方たちにとってひとつのヒントになる言葉ではないかと思いました。

[第二部③かたおか えいこさんのお話]
・国家資格 鍼灸・マッサージ師
・ルナホリスティックケア

「心の声に素直に耳を傾け、目の前に与えられたチャンスに乗る。
そのとき自信をもって前に進めたのは親の言葉によって備わった自信」

大手コンピューター会社にSEとして就職し、会社員として充実した日々を送っていたかたおかさん。
もともと文系だったこともあり、徐々に業務の複雑性が増すに従って「このまま自分はこの仕事を続けられるか」と自問自答。そんなとき、女性経済誌で目にした国家資格「鍼灸師」に釘付けになりキャリア転換を決意。専門学校で学んで国家資格を取得後、いくつかの院での修業を経て約10年前に飯田橋に開業しました。
修業時代、先生からは「不器用」と指摘されたとか。でも、手芸など細かなモノづくりが好きだった子供のころ、ご両親から「あなたは手先が器用ね」と褒められたことが心の自信として根付いており、まったくへこまなかったそうです。

☆親の一言って…よい意味でも悪い意味でもとてもとても子供にとって大きなものなのですね。これは私の心のことば。

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[第二部]トークセッション

ほんとうは、シャッフル形式で行う予定でしたが、各テーブルでかなり「“縁”たけなわ」な活発なコミュニケーションが展開されており、そのまま1グループで継続させて頂きました。
つもる話、さらなる新たな話は、その後の場所を移したティータイムに。
「ウチの子」の話、ご自身の今の仕事の来し方、ふだん学生と接して感じること・・・などなど立ち位置の違う方々同士が交錯し、化学反応しているさまがダイレクトに伝わってくるような時間。
細胞の変化が起こっていればいいな!と願ってます。

☆就活真っ最中の学生さん、山田永さんもゲスト参加。ご自身の、「就活現在進行形」のお話しなどもして下さいました!
参加者の多くがいまの就活のありようを改めて知る機会になるとともに、「大人としてのおせっかい」コメントも発信。ここでも化学反応が起きたようです!?

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講師の方々、お忙しい時間をぬいご準備のうえ2時間(以上)の時間を作って下さり、またお話を編んでくださいまして、ありがとうございました。

参加者の皆様、お忙しい中、また遠いところを足をお運びくださりありがとうございました。何かひとつでも、お持ち帰り頂けたでしょうか。

そして、会場を快くお貸しくださいました赤門会日本語学校(ご担当:牧野久幸先生)、ありがとうございました。

段取りわるく、司会者のしどろもどろ。いまになって赤面しております。
また、アンケートを拝見させて頂きましたところ、反省も多々多々出てきております。
今後の反省材料にしたく思います!

また個別にも、ご意見、お叱りなどいただけますと幸いです。

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古怒田悦子

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