ミュージカル『テニスの王子様』 3rdSeason
コンサート Dream Live 2016 神奈川 パシフィコ横浜 5/21 17:00~ 5/22 17:00~
こちらはドリライ終盤レポです。
前半部分のレポはこちら⇒ドリライ2016レポその1 - ドリライ2016レポその2 - ドリライ2016レポその3
※ネタバレ注意!
ドリライが終わってから1週間が過ぎようとしていますが、やっと書き終わりました。
この間までテニスをしていたキャストたちが、次のお仕事を始めているのがちょっと寂しいです(;ω;)
☆テニミュージックステーション
暗転したステージの上手側にスポットライトがあたり、テニミュージックステーションの始まりです。
その間、さきほど新渡米と喜多がまき散らした紙ふぶきを拾い集めるスタッフ。
菊丸のチャージアップ衣装を着たままのカツオ&堀尾がテニステの看板を持ち、
その前に置かれたベンチにカトパン(女装した加藤カチロー)とタモリが着席。
客席からの拍手をパン!パパパンと手拍子で締めるタモさん。
そういえば、こういう手拍子ってなんて呼ぶのかな…?と思って『拍手 パンパパパン』でググったら
タモリのことばっかり出てきましたΣ(゚ロ゚)これもネタの一環だったのか!
・・・このタモリはノムタク役の佐川くんがやっていたそうで、タモリの役作りも頑張っていたそうです。
ブログには苦労したみたいなことが書いてありますけど…パンパパパンすらわからない不勉強の私からしたら、喋り方はすごく似てたなぁと思います。
「いやあ、すごかったね。アクロバティック?とかっていうの?ポンポンポーンって。あれ、できる?」
「できないですぅ。」
「俺にもできるかな?」
「はあ~、できると思います。」
「んなこたぁない」
「はいー。」
「髪切った?」
「・・・伸びました。」
「ああそう。そろそろスタンバイいいかな?」
「先週のナンバーワンヒット、『菊丸英二 / チャージアップ』に変わって、今週のナンバーワンヒット」
中央のモニターに表示された、ベストテンを紹介する反転フリップがバララララ...っと回転。(フリップが先週のと今週のとで2枚しかない)
この時客席でドラムロール風にペンライト回してる人が多かったかなぁ…?
デン!と表示されるかされないかくらいの時にタモリから「『ラッキー千石 千石清純』!」と紹介されます。
★ラッキー千石 / 千石清純
楽しげなイントロが聞こえてきて、舞台中央から千石が登場。
そういえば、前は『ラッキー~』のイントロで2ndの関東氷帝を思い起こすことが多々あったのですけど
思い出さなくなっていることに今気が付きました。3rdの山吹本公演で上書きされたんですかね~。
千石の衣装は大きなスパンコールのついたパーカーと、同じ素材のパンツ。
パーカーには袖がついておらず、山吹ユニの緑が見えているのですが、補色なのですごく目立ってます。
同じような配色のメタリックポンポンを持った山吹メンバーがバックダンサーを務めます。(亜久津はいません)
曲中のコールは役者の「本日の占いも」\だ・い・き・ち/というような普通のもあったのですが
他ではみられなかった\トウヤ~!!/というキャスト名コールがありました。キヨスミだと叫びにくいからか…?
早口で最初何言ってるのかわかりませんでしたけど、バックダンサーによる「いいぞ!いいぞ!ラッキー千石」も。
曲の間にプラスチックボールをラケットで客席に飛ばす演出と、
曲終わりの「ピンポン♪パポーーーーーン」でラッキーバズーカからボールを3個射出する演出があります。
21日は1階席だったのでどこまで飛んだかわからなかったのですけど、
3階席だった22日の時は1階席部分が広いパシフィコでも2階あたりまで飛んでいくほどの威力があるということがわかりました。
さすがに3階には来ませんでしたけど、2階を狙っていたから来なかっただけかもしれません!
ドリライ初日(大阪)も2階狙ってる気がしたのでペンライトから手を離したのですが
初日だからか目測を見誤ったようで、壁に激突して落下したのが残念でした(ノ´∀`*)
バズーカの見た目は簡易…というか、普通の筒にキラキラする色紙を貼ったような手作り感があったので
あれだけの飛距離を出す仕組みがどうなってるのか気になります。
★漆黒の地味's / 地味's
地味'sがいつからいなくなってたのかまた見逃しました…
映像演出は大阪と変わらず。
四天宝寺中かよとツッコミたくなるようなフワフワど派手蛍光色衣装の山吹メンバー(亜久津はいません)とまさに『いぶし銀』な渋いジャケット姿の南&東方。
この曲今回のドリライで一番好きかもしれません。
照明も薄暗いし地味でどよ~~んとしているはずなのにすっごく楽しいのです!サビからペンライト横に揺らすのも楽しい!
ドリライ2013で1stのアンコール曲が歌われた時にも思ったんですけど
ライブで聴くのは初めての曲で、ペンライトをタイミングよく振ることができると達成感と一体感が一緒になってやってきて、すっごく気分が高揚します。ドリライ最高!
南と東方のシルエットがモニターに大きく映し出されるところも好きですし、
曲が終わったと何事もなかったかのように「「やあ」」とあいさつするのも良いです。
★You&Me / 大石&菊丸
「そろそろダブルスタイムじゃないのか?」
「ああ。やっぱ俺たち…」
出島でポーズをとろうとする地味'sでしたが、照明が消え…ステージ上段の中央でラケットを構える大石と菊丸にスポットが!
「「ゴールデンペアだぜ!」」
まぶしさのあまり地味'sが撤退すると同時にイントロが流れます。
ダブルスタイムでは試合のあったペア以外の組み合わせも登場するんですけど
本公演の時すでにやっちゃったので感動がやや薄れます。(あと、やっぱりちゃんとペア組んでる二人のほうが見て楽しい)
ライバルタイムの時も、このダブルスタイムの時もペアでイロイロやってたらしいのですが
全体をふわっとしか見てなかったので残念><;
菊丸・南・東方で大石地味連呼。
「さぁ戦いの時だ」あたりの、手を交互に上げ下げする動きとか
「よし決めるぜポイント」のポインーートッ☆って部分大好きです(ノω; )
★勇気VS意地 / 全員
ステージに並ぶキャストの並びがすごく印象的だったのですが、ルドと峰どこだったか忘れたな…と思ったら
大阪レポの方に書いてありました。記憶薄れすぎで間違いだらけな記事ですけどたぶんこれは合ってる…のかな…
下手にルドルフ、上手に不動峰が並び、ステージ中央ではリョーマ側に青学、亜久津側に山吹…という形で歌います。
青学・山吹それぞれが階段から応援している部分があって、
手前から室町と千石、その後ろに新渡米と喜多、一番後ろに南と東方が同じ段の上に立っていて、
新渡米・喜多と地味'sの間の段に、壇くんがひとりで中央に立っていたのがとても印象に残りました。
階段の上に行けばいくほど横に並ぶ二人の距離が狭くなっていて、
壇くんがセンターに立っているというのを強調しているように感じました。
ああいう並びになってたのは亜久津を応援する彼らの意思であって亜久津は関係ないと思うのですけども
あの亜久津が、体格も似ていて利き腕も同じリョーマのプレイを太一に見せようとしているのではないかと思ってしまいました。
ピクチャードラマで亜久津が壇のテニスの練習に付き合ってたりとか
新テニではテニスにまた戻ってきたりとか、
ただの玉遊びだなんて言ってますけどやっぱりテニスもまんざらじゃない…?
「さぁ来い小僧!」
リョーマがドロップボレーを決めようとした瞬間、ステージが点滅。
★青学の柱~お前は青学の柱になれ / 手塚、手塚&リョーマ
なんだ、どっちが勝ったんだ…と思っていると、リョーマと対峙していた相手が亜久津から手塚に変わっており、逆に零式ドロップを決められてしまいました。
さきほどまでステージに所狭しと並んでいた面々もいなくなっており、リョーマと手塚だけがステージに立っています。
「越前、お前は青学の・・・・・・青学の柱になれ」
高架下の出来事の回想へ。
twitterで誰かが言ってて気が付きましたが、ちょうどこのドリライから2か月後に氷帝公演があると思うと鳥肌が立ちます。
本公演での演出をそのまま持ってきたと思いきや
時系列的には過去の出来事をあの曲の後に持ってくるなんて…
財木君の歌がうまくて氷帝が楽しみだって前のレポには書いてありますけど
どんな攻めた演出が待っているのかもちょっとだけ楽しみです。どっちに転ぶかわからないのでおっかなびっくりですケド
★輝け、もっと / 不動峰・ルドルフ・山吹
暗転したステージ上段下手に現れる白ランの千石。暗くても目立ちます
台詞が入る部分にトリオと森山さんが現れてダンス。(森山さんは何の役なんだ)
最初は制服姿のキャラが学校ごとにまとまって出てきて、最後の方では各校ひとりずつになるんですけど
並ぶところが普通は見られないキャラ同士が、制服姿でいっしょに踊るというのもドリライの醍醐味ですね。
★チャレンジ~すべては勝利のために / 部長、全員
もうこのあたりは記憶すっぽ抜けゾーンなので私の記憶から抜け落ちてるだけかもしれないんですけど
部長たちの台詞から始まったような気がするので、2ndの不動峰公演のリプライズバージョンでしょうか。
個人的にこの曲はドリライで歌われるイメージがかなり強いので、聴くと「ああ~~ドリライだあ」という単純な感想しか出てこないのですけど、とても考えさせられる歌詞ですよね。
『今 この時に…』ってものすごく共感を覚えるフレーズです。
哲学のような問いかけから始まる重苦しい歌が、そのフレーズから明るく変化していくのも好きです。
☆MCによるトークタイム
終盤、短めのトークタイム2回あったような気がするのですが思い出せません。
トリオとのダンスで足を痛めたものの、テニスの楽しさを思い出した森山さんが海堂を呼び出すという流れ。
大阪で観た時は呼び出されるキャストは日替わりかと思ったのですが海堂固定だったみたいです。
(この後の曲の)スタンバイがあるので・・・と渋りつつも森山さんのダブルスに付き合う海堂。
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▽22日夜
「お前たち、何をしている。」
ステージ上段上手側より手塚が現れましたΣ(゚ロ゚)
「スタンバイがあるだろう。戻れ、海堂、桃城。・・・も・・・?」
「あ、森山です。」
「・・・・・・」
無言で去る手塚。
戻って行く海堂に「スタンバイがあるのにごめんね、」と謝りつつ見送り、
「あの人今俺のこと誰かと間違えてましたね」と愉快そうな森山さん。
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大阪の時と同じ流れで、NOW&FOREVERにまつわるエピソードを語る森山さん。
★NOW&FOREVER
本公演では拝むことのできなかった観月の変な私服が出てきたの、どこだったか忘れてしまったんですがこの曲でした。全員私服姿で登場。
観月は原作に出てきたような薔薇柄の開襟シャツ。
特定のキャストのために作られた曲を他のキャストが歌うことに関して賛否両論あると思いますが
この曲もルドルフの本公演で歌われた時に物議を醸してましたね。
初代青学のひとり、森山さんは歌い継がれていてうれしいとおっしゃってましたが・・・
ナタリーのドリライ横浜初日レポ記事タイトルにこの曲のフレーズ『今をつなげて永遠にしよう』が使われていてハッとしました。
当時はまさか3rdシーズンまで続く興業になるとはだれも予想してなかったでしょうから
歌い継がれる曲にするぞ、なんて意図はなかったのではないかと思うんですけど
初代からここまで繋がっていて、その先もずっと続いていくんだなと考えると妙にしっくりきました。
☆千秋楽挨拶
「このドリライで最後になるメンバーから、挨拶があります。」
大阪楽でこういうことがあったとは聞いておりましたが、大千秋楽にあたる横浜楽でも当然のことくやってきました。
まずは不動峰の部長、橘桔平役の青木空夢くん。
ルドルフのメンバーはルドルフ公演が始まった時からずっと見てきて、朝早くから夜遅くまで集まって稽古をしていたことが印象に残っている。山吹公演やチームライブを経てすごく頼もしく成長していて、「お前たちは、いいチームだ!」
山吹のメンバーはこのドリライで初めて一緒になって、やっと仲良くなってこれたかな・・・というころにお別れで悲しい。次の氷帝公演に出るメンバーもいると思うので、これからもがんばってください。
青学は、一緒に始まったのに一緒に卒業できないのが寂しい。次の氷帝公演で卒業となるが、「負けんなよ!」「油断せず行こう!」。
手塚役の財木くんは泣いてしまって反応できず。余裕ありげな不二役の神里くんに背中をバシンと叩かれてます。(空夢くんの位置からだと財木くんは背中しか見えないのでフォロー入れたのかな)
そして不動峰。「何も言うことはないかな・・・。まあ、さっきは(真剣勝負とは~)曲中にやられたな。」
「ひとつ言っておくことがあるとすれば....俺の方がお前たちのこと、大好きだぞ!」
これからは別々の道を歩み、さらに上を目指していく不動峰メンバーと会場のみんなで「行こうぜ!」\全国!/
最後に、不動峰キャスト一人一人が役名と自分の名前を名乗り、ありがとうございましたと礼。
続いて、聖ルドルフのマネージャー観月はじめ役の宮城紘大くん。
普段の公演では部長の赤澤役である中尾くんがルドルフ代表として挨拶をしていましたが、今回は観月が代表に。
涙をこらえながら、こういうことは慣れないのですが・・・と話し出す宮城くん。
僕たちルドルフは103公演舞台に立たせてもらったと泣きじゃくりながら話す姿は
まさに『不二に負けた後の観月』のようでした。
歴代の観月役のキャストたちに敬意を表しつつ、「こんな観月でよかったのかな・・・」と漏らした時は会場から大きな声で\よかったよー!/とエールが。
ルドルフの他のメンバーの挨拶に移るときも、泣いてしまって声が出せず、ジェスチャーで挨拶しろ、と促す宮城くん。
中尾くんが声を出し始めた時、もう自分の番は終わったと思って安心したのか
しゃくり上げる声を思いっきりマイクが拾っていて、中尾くんが心配しています。
しきりにジェスチャーを続ける宮城くん。
各公演の楽で毎回泣いていた佐藤祐吾くんは案の定号泣。ほかのメンバーも涙目になっていましたが・・・
ルドルフ挨拶最後の金田役・上村海成くんだけは別世界にいるかのごとく笑顔を見せており、会場の笑いを誘っていました。
そして、亜久津仁役の川上将大くん。
座長から彼を紹介するように言われた山吹部長の南健太郎役・北川くんが「やあ!」と手を上げてから川上くんの名前を呼びます。
「えー、知ってる人もいるかと思いますが、亜久津は氷帝公演には出ません。」
出たかったけど、それは無理だから・・・と語りだす川上くん。亜久津は退部したから氷帝戦にいないのだとはひとことも言わなかったのが印象に残りました。
「大阪の時も挨拶したんですけど、あの時はまだ横浜もあるから、まだみんなと一緒にいられるんだな・・・って余裕がありました。」
横で号泣している壇役の佐野くんが川上くんにしがみついてます。
「今日も、袖から、亜久津のいない山吹パートを見ていたんですけど、出会った頃の事とか今まであった事思い出しちゃって・・・・・・」
言葉を詰まらせる川上くん。亜久津の役やってるキャストがこんなキャラだったとは・・・・゚(゚`ω´゚)゚・
「なんで、こういうときって、走馬灯?流れるんですかね?」
フフッと少しだけ笑い、役の上では一匹狼だったけど、楽屋ではめちゃくちゃ仲良くしてた、と話し、「スミマセン。」と謝ってます。素直.....・゚(゚`ω´゚)゚・
テニミュが初舞台だったという川上くんは、山吹のメンバーがこの8人だったから頑張れたと感謝の気持ちを述べています。
「最後に座長の一紀!」
「うぁあい・・・もういやだぁ」
あの古田くんが泣いていました。
「対戦相手が一紀でよかった。氷帝公演、絶対観に行くからな!がんばれよ」
いつもは泣いているキャストを茶化す側だったあの古田くんが・・・
ボロボロに泣いていて言葉が出てこないようです。
「・・・うん。」
挨拶が終わった川上くんは泣きじゃくる佐野くんを慰めていました。
すごい・・・なんか・・・亜久津が部をやめる時って壇くんこんな感じだったのでしょうか。
締めの挨拶は青学の部長、手塚国光役の財木琢磨くん。
森山さんを含めた出演キャスト35名、ドリライを裏で支えたスタッフのみなさんや客席のファンへの感謝を伝えます。
3rdシーズン初のドリライで、ペンライトや声援にすごくパワーを貰ったと話し、このパワーを次の氷帝公演へ繋げると締めました。
財木くんの挨拶はいつもこのパターンな気がしますが、『次』がない氷帝公演の大楽ではどんな話をするのか・・・・・・ぜひその場で聞きたいです。
★アンコール
大千秋楽は『ニュー・ウェーブ~JumpingUp!HighTouch!~OnMyWay』と『シャカリキ・ファイト・ブンブン』に続き、トリプルアンコール。
キャスト全員がステージで出てきます。しめっぽい空気はなく、はしゃいでるキャストも。
裕太役の大原くんが兄の周助役の神里くんの背中に飛び乗ったり、同じように佐野くんも川上くんの背中におぶさっていたり・・・
そんな彼らを「あの、降りてもらっていいですか?」とバッサリな古田くん。
全員が横一列に並び、「本日は本当にありがとうございました!」と客席に向かってお辞儀。
そうね、おんぶしてたらお辞儀あぶないねw
それぞれの方向にはけていくキャストたち。
ゆっくり進んで、最後に残ったリョーマが客席を振り返り、
「またね」とひとこと。
ここで終演のアナウンス。
いやいやいや・・・本当にいいドリライでした。泣きました。
3rdはこんなもんか、私はテニミュのターゲット層から外れてきたのかもしれないな...なんて考えていた時期もありましたが
こんなに別れを惜しんで泣くことになるなんて、すごくうれしいです。
本当に良いキャストたちでした。(できればまたどこかでお目にかかりたいですが・・・)
テニミュは基本的に原作通りなので、原作でも彼らが素晴らしいキャラクター、素晴らしいチームであることに変わりはないのですが
観客として生で試合の様子を見ていると、熱がダイレクトに伝わってきて、頑張っている姿に心を打たれます。
このシーン、原作ではどんな描写だったかな・・・とコミックスを読み返すとまた新たな面白さに気づき、ますます『テニスの王子様』が好きになっていきます。
何度も言ってますけど、本当にいいドリライでした。
おしまい!