金持ちのヤバい資産形成術 | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
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大村大次郎さんです。
まえがきに書いてあることは全くそのとおりだと思います。
「金持ちから税金を取れないから庶民から取っている」
「金持ちと貧乏人を分けているのは税金である」。
数年前から相続税の基礎控除が下がりましたが、
これなどもそうです(まあ、相続税を払うだけの遺産がある
ことが私なんかは羨ましいですが‥)。
去年話題になった「タックスヘイブン」もそうですし、
財団法人や医療法人なども親族にうまく相続させる
方法としか思えません。
財団法人や医療法人からきちんとした税金を取れば
そこそこ税収が見込めるはずなのに、
こういうのは野放しなんですね。
医師会の政治力なんでしょうか?
「タックスシェルター」と呼ばれる租税回避商品も
あるそうです。
これは保険商品が多いようです。
保険商品は節税のため、企業が多く使いますが、
これなどはかなり税務当局が目の敵にして法律をつくり
対抗しているとのこと。
けど、まあ、これなんかも腹立たしいことはそうなんですが、
中には中小企業が資金繰りや企業の存続をかけて
知恵を絞っている部分もあると思うので、
ここを目の敵にするのはちょっとという複雑な思いも
あります(保険会社を儲けさす必要はないとは思いますが)。
それよりもやっぱりもっと大きなお金を持っていて、
うまく税逃れしているところから取ってほしいですね。
そうじゃないと益々格差が広がると思います。