55代目、ユリノキ製金属弦ハープ、24弦完成! | アイリッシュ・ハープ研究家、奏者、制作者、音楽教育者 寺本圭佑

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55代目となる24弦の金属弦ハープが完成しました。(54代目は調整中)

現在37代目の24弦ケヤキハープをメインの楽器として使用していて、同じ音域のハープが京都でのライブ用にほしいと思って同じ設計で作ったものです。

6月のフィールドでのライブでは50代目の21弦ハープを使用しました。これもなかなか良い響きがする楽器です。実は今回作ったハープの共鳴胴は50代目と同じ1本の木から作ったので、兄弟のような関係です。

37代目のケヤキハープは低音の3弦が少しぼんやりした響きがしていたので、今回はその辺の弦長を少し長めにとってみました。案の定、響きが改善されました。

塗装は今までのブライワックスではなく、セラックを初めて使用してみました。少し明るめの色です。

共鳴穴は松の模様とひょうたんの形にしました。

全体的にとても良い響きで気に入っています。ヴィオラのCまで出るので心地よいです。今月から京都に持ち帰るので、よい音楽を京都の方にお届けできればと思います。

7月23日(土)の19:30からと20:30から、京都のアイリッシュ・パブ・フィールドで初お披露目できるように調整しています。お時間のある方はぜひお越しください。予約不要、投げ銭制です!

☆小型金属弦ハープの製作承っております。手作りハープを見てみたい、弾いてみたい方もご相談ください。

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queenmaryharp@gmail.com (寺本)


音域:C3-E6 (A=440Hz)
弦間:11mm
総重量:2300g
共鳴胴:ユリノキ(高さ525mm,幅280mm,厚さ50mm)
寝かせた時の高さ:415mm
ネック:ホワイトオーク
支柱:ヒノキ
裏板:セドロ

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松の模様

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美しいセドロの裏板

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ほぼ同じ設計です

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ケヤキより低音弦が長い

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CとFだけピンの色を変えてみました。できれば金色のピンがあればいいのですが。