商品の良さやメリットを伝えようとするよりも、もっと響きやすい伝え方 | 小さなお店のアナログ販促・集客法

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あなたがPOPやチラシなどの販促物をつくる時、

「この商品の良い所って、何だろう?」とか
「メリットを伝えなきゃ」
って、考えませんか?
 
実は、商品の良さやメリットを伝えようとするよりも、もっと響きやすい伝え方があります。

それは、人が感じられるメッセージを書くということです。
要は、書き手や作り手の存在が伝わるメッセージにするということです。
その方が、お客さんにも伝わりやすいです。
 

「商品の良いところよりも、人を伝えることがなぜ大切なのか?」
その理由の1つはこうなんです。

例えば、あなたがトマト生産者だとします。 
(分かりやすく食べ物を例えにしますね)

「このトマト美味しいんです。
 めっちゃ甘いんですよ。糖度8なんです。
 こんな甘いトマトなかなかないんで、お勧めです」
 
と、お客さんに勧めていたとしますよね。
 
糖度というのは、甘さの目安。
なので、トマトを売る時やフルーツを販売する時に糖度を訴求してアピールする場合って、結構多いんですよね。
 甘いトマトを食べたいお客さんって、多いはずですからね。
 
商品のアピールの仕方としては、当然だと思います。
 
・・・だけど、だけどですよ、
もし仮に、別の生産者さんがあなたのトマトの糖度以上のトマトを売り出したとしたら?
 
「このトマト美味しいんです。めっちゃ甘いんですよ。
 糖度8なんです。
 こんな甘いトマトなかなかないんで、お勧めです」
 
こんな風にあなたが売っていた横で、
 
「このトマト甘いんです。
  なんてたって、糖度10ですからね。
  ここまでの糖度、なかなかないですよ。ぜひ買ってください」
 
みたいに、他の生産者さんが売り出したとしたら・・・?
お客さんの反応はどうなるでしょう?



お正月に娘とやった凧揚げの様子・・・今頃だけど(笑)


あなたは今までずっと、トマトの糖度を前面に押し出して
販売訴求してきた。
すると突然隣から、自分のトマトより高い糖度が現われた。
そっちのトマトも糖度の高さを訴求している。

お客さんは、あなたのトマトを買い続けてくれるでしょうか?
 
勿論、あなたのファンの方ならば、トマトを引き続き買い続けてくれるでしょう。
しかし値段が同じだとしたら、糖度10の別のトマトを買うお客さんも増えるはず。
 
とりあえず、どんなのだろう?と買うはずです。
 
・・・ピンチ~ですよね。
一気にあなたのトマトが売れなくなる可能性がある。
そんなことないですか?

商品のこだわりを伝えることって、すごく大切なこと。
原料にこだわって、製法にこだわって、、、
ここを伝えるのは、お客さんにアピールするうえで、欠かせないことだと思います。
 
しかし、忘れてならないのは、人の要素も一緒に伝えること。
その商品に関わっている人のことも伝えることなんです。
 
作り手の方でもいいし、売り手でもいいし、営業マンでもいい。
そこを一緒に伝えること。
 
モノの視点からだけを伝えていくと、さっきのトマトのような状況になってしまうんです。
モノそのものだけの情報で訴えると、他の商品と同じ土俵に立つことになるんです。
 
「糖度、価格、容量・・・」
これらモノの情報で比較されるようになってしまう。
 
価格を前面に押し出して訴求をすると、他の商品と価格で比較される。
糖度を前面に押し出すと、他の商品の糖度と比べられる。
同じ土俵に立ってしまう、ということなんです。
 
商品の良さやメリットを伝えようとするよりも、人が感じられるメッセージを書きましょう。

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