今から10年以上前のことです。
当時、僕は、売場面積30坪の小さな産直店で働いていました。
正社員が僕を含めて2名だったので、自分のやりたいことができるお店でした。
・・・っで、今でも忘れられないのが、初めて売上を上げた時のこと。
自分で売場をつくって、明らかにガツンと売上が上がったのを実感したときです。
「いやぁ、こんなに売れるんだ」
みたいなことを思ったのを憶えています。
当時、担当の1つだった、お菓子の売場をつくったんです。
品出しをしようと倉庫に入ったら、
「なんで、こんなに在庫があるんやろう…」
というくらい、何箱も在庫が残っていたお菓子があったんです。
芋けんぴというお菓子なんですけどね。
(大きいお店じゃなかったんで在庫の回転を上げる必要があったんですけど)
っで、「これ、売らなきゃ」となったわけ。
早速、お店の入り口入ったところスグの所がスペース的に空いていたんで、ここだ!
と思って、箱を積み上げました。
在庫の段ボールを倉庫から全部持って来て、ダンダンダンッって、積んだんです。
箱の後ろには、A4サイズくらいの紙でPOPを置いて。
どんな事を書いていたか?
もう、憶えていないんですけども、そんな大したことを書いていなかったはず。
・・・すると、売れたんです。
オモシロいように、バカバカ買ってもらえたんです。
ケース20入りくらいの段ボールが、どんどん減っていったんです。
もう、ビックリでしたよ。
当時、まだ経験が浅かった僕にとっては、驚きでしたよ。
だって、別に特売をして値段を安くしていたわけじゃないのにですからね。
それなのに、お客さんがどんどん買ってくれた。
品出しをするのが楽しくなるくらいに、どんどん売れていったんです。
キチンと計測していなかったですけど、普段の売れ数の10倍近くの芋けんぴが売れました。
倉庫から在庫を持って来て、売場に積み上げただけですよ。
それで、こんなに売れるんだ、みたいな。
商売の楽しさに触れた瞬間だと思います(笑)
…売場の作り方や商品の設置場所、POPの書き方、
売れる要因っていうのは、色々あると思うんです。
でも、当時の僕は、正直いって素人同然といっていいくらい経験がなかったです。
それでも、売ることができたんです。
POPに書いていたことが、すごかったから…
インパクトのあるキャッチコピーが書いてあったから…
とか、ほんと関係ないです。
ほんと、まだまだ駆け出しで、大したことなんて書いていなかったはずだから。
それでも、普段の10倍近くが売れたのには、もっと違う理由があるんです。
当時は分からなかったけど、今なら理解できます。
売場づくりも大してできなかったし、POPもすごいのが書けなかったのに売れた。
それには、ちゃんとした理由があったんです。
その理由とは…すっごくシンプルなこと。
ここを抑えることが、何を売るにしても欠かせないんじゃないか?
って、思います。
たった2つのすごくシンプルな理由。
・・・ということで、その理由をお伝えしようと思ったんですが、ここまでの前ふりが長くなり過ぎました。
この続きはまた次週書かせていただきます。
別に、引っ張るとかっていう感じでもないんですけどね。
ただ、僕の編集能力の限界で、話が長くなっちゃったので…(笑)
もしも、ご興味があれば…、来週つづきを書きますので、楽しみに待っていてください。
ではでは、もう、クリスマスもまじか。
3連休の方は、この時にクリスマスを祝われるかもしれませんね。
素敵な週末、3連休をお過ごしくださいね。
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