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数日前、ご縁があってウチにこんな鳥さんが来ました。
ご近所の方が側溝で動けなくなってる鳥さんを見つけ保護したものの
どうしていいかわからず、セキセイインコを捜していた私を思い出し
連絡くださったとのことでした。

私が捜しているインコではないとは思っていましたが
同じように捜している方がいるかと思うと、できる限りのことさせてもらいたくなり
即座にお迎えに行きました。

あおの事があって鳥が弱った時はまず保温が大事だと学んでいたので
自宅に連れ帰り、キャリー用のケージに移し遠赤ヒーターで暖めました。

そして鳥さんたちは食べ続けないと生きられないので
何か食べるものを・・・と考えました。
でも鳥さんが入れられていた自転車のカバー付の籠の隙間から
最初に見せてもらったときも「野鳥なのでは?」と感じていたのですが
ケージに入れたところで全身見てみると、どうもキツツキのようです。

調べてみるとやはりアオガラという名前のキツツキでした。
・・・となるとウチのセキセイたちのシードではごはんになりません。
外に出て虫でも探そうかとも考えたのですが
ケージに移すと静かに目を閉じじっとしているコに虫を食べさせられそうにありません。

そんな時、鳥獣保護センターのことを思い出しました。
こんな施設がある事を知ったのも、あおを迷子にさせてしまったからこそでした。
調べると、そこまで行く前に保護してくれる場所があることを知り
早速連絡すると30分でお迎えに来てくれるとのことでした。
これで餓死させてしまうことは無くなったかも、とホッとしました。

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死なせちゃいけない、急がなきゃ、と施設の人に伝える住所を思い出せないくらい
あわててた私ですが、ホッとしたらホメオパシーのことを思い出しました。
2つのレメディ(Acon.とCarb-v.)をあげました。
粟ほどの小さな粒のものが手元にあったので助かりました。
(ウチのセキセイたちも簡単に口にしてくれるのです^^)

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最初のレメディを入れると、それまでじっと動かず目を閉じていたのに
少しだけ動きだしました。
次のレメディを入れ、またネットで調べると怪我をした野鳥を保護した動物病院では
ぶどう虫を食べさせ、ぶどう糖を飲ませたとのこと。
ぶどう虫は無いけれど、先日作ったプルーンの酵素ジュースならあると思い立ち
スポイトに入れて飲ませてみました。

最初は口に入ってきたから飲むという感じでしたが
何口か飲むと、驚いたことに今度は自分からスポイトに口を近づけ飲んでくれました。
そこからは早く、スポイトに2回分くらい飲むと急激に元気になり
ケージから出ようとするまでになりました。

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そんなタイミングで施設の人が到着したのですが
元気になっているので放してみよう、ということになり
手の上に乗せ、窓の外へ差し出すと、しばらく留まっていましたが
行く先を見つけたかのように木々のある方へ飛び立っていきました。

ネットで調べた時もアオゲラは神経質で、保護されても
給餌もできないままストレスで落鳥してしまうことが多いとのことだったのに
このアオゲラくんは動じることなく、ジュースも飲んでくれたし
撫でられることさえ心地よさそうでした。

元気がないからなのかとも思ったのですが、そんなこともないようで
もしかしたら雛のときにでも保護されて飼われていたコが逃げたのでは?
とも思えたので、施設の人にお伝えしたものの
野鳥なので飼ってはいけないし・・・との判断での放鳥でした。

色々思うことはありますが、何よりもこのアオゲラくんが望む場所に
元気に辿り着けたらいいな、と願っています。

たった1時間ちょっとの関係でしたが、多くを教え、喜びを与えてくれた
とってもハンサムなアオゲラくんでした♪


・・・ちなみに、病気があってはいけないのでセキセイたちとは会っていませんが
猫のみーちゃんはそばにやってきて、しらーっとした顔で眺め、そして立ち去りました笑
セキセイたちより大きい鳥なので、シャーくらいするかと思いきや
「また、何を連れてきたんだか」ってな感じでした^^;