~八丈島 名所・旧跡ご紹介~ 「大御堂」 | 八丈島観光協会blog

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言い伝えによれば、後一条天皇の万寿年中(1024~1027)に八丈島五ケ村に地蔵尊五体を賜り、中之郷では御堂ケ沢に安置(樫立は盆参原、末吉は安沢寺。三根、大賀郷は不祥)したが、その後火災等にあい、今から600年前に現在地に遷座したものという。地蔵堂であるが、釈迦・阿弥陀・薬師も祀っている。本尊は、青白色の御影石の地蔵尊であるが、長い間の香煙にも黒ずまず、また、村内で飢謹や疫病がはやると、顔の色が変わって汗を流すと伝えられている。近藤富蔵が作った仏像や仏龕(ぶつがん。仏様を入れるもの)もある。
なお、ここには、徳治2(1307)年応楽銘の鉦(かね)、享保4(1719)年粉川市正作銘の鉦、VICTORIA銘の洋鐘がある。応楽銘の鉦は、八丈島における最古の金石分で、東京都の文化財に指定されている。



大御堂

〒100-1623 東京都八丈島八丈町中之郷
バス停[中之郷出張所前]より徒歩5分