大坂トンネルの左少し手前に直射砲台の跡がある。日本軍は南原(なんばら)を米軍上陸想定地点の一つとして考え、そこに向けて砲列を引いていた。
かなりきちんと造られしかもそのまま残っているという点で、八丈島では珍しい砲台である。奥に行くとふさがれているが、元々はそこが別の出口になっていて、裏に抜けるようになっていた。また、左手にかなり長い通路(壕)が続いていて、その端は山の尾根に出ていたり、人捨て穴の横に出て来たりしている。
直射砲台
〒100-1401 東京都八丈島八丈町大賀郷
バス停[伊郷名]より大賀郷方面へトンネルを通り徒歩3分。