プラモデルをプロデュース! | 人生竪堀

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TEAMナワバリングの不活発日誌

 しばらく前に、静岡の某有名模型メーカーから僕に、プラモを監修してほしいとの打診があり企画を進めてきましたが、だいぶ形になってきたので、あくまで非公式にではありますが、こちらから開発の状況をご報告させていただきます。
 この企画、もともとはメーカー社員に城好きな人がいて、『戦国の城がいちばんよくわかる本』や『ぽちっと東国の城』を見て、「これをプラモ化したい」と 思い立ったのがきっかけ。おりからの大河ブームも後押しして、『真田丸』の考証担当者が監修にあたるなら、ということで社内の企画会議もあっさり通り、こ ちらもビックリするような猛スピードで開発が進むことに。
 商品名は確定ではありませんが、「(仮)1/35城郭攻防戦シリーズ」。第1弾として、「丸馬出」「鉄砲足軽6体セット」「長柄足軽6体セット」「城兵 セット」を開発中。「丸馬出」は1/35のジオラマベースに、楯・竹束・木戸・柵などがセットされたもの。ここに鉄砲足軽や長柄足軽を配してゆくと、馬出 攻防戦がジオラマで再現できるというわけです。
 「城兵セット」は指揮官級の侍、防ぎ矢を射る弓兵、旗持ち足軽などで構成。早い話、『戦国の城が…』P86~87のイラストが、ジオラマになると思えばよいでしょう。馬出が角ではなく丸、というところに静岡のメーカーらしいこだわりを感じますね。
 まあ、ここまで書くと、プラモを知っている人は、どこのメーカーかわかっちゃいますよね。あ、パッケージはあの人のイラストで〝白箱〟なんだろうな、とか(笑)。
 現在、第1弾の4商品は、金型の制作が順調に進んでおり、5月の全日本模型ショーにはテストショットを出品できそう、とメーカー側は言っております。ま た、つづく第2弾として「徒歩侍(かちざむらい)突撃セット」や「攻城兵仕寄セット」のほか、「角馬出」「枡形虎口」などのジオラマベースなども開発予 定。
 ただし、これはあくまで非公式発表なので、くれぐれもメーカーさんに問い合わせなど、しないようにお願いします!(以上、TEAMナワバリングの4月1日ニュースでした・笑)

 

西股総生