みんなが感じている“何か”を共有する | 勝手に☆とやまの定住コンシェルジュのBlog

みんなが感じている“何か”を共有する

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【たまごべっこう】

おはようございます。
今日の富山は、雨もよう。

どんよりとした雲に、ぽつぽつ雨。
雪は降らないみたいだけど、朝から灰色の空気です。

写真は、昨晩参加させていただいた「福興カフェHOPEシェアリング」の一コマ。
主催された方々が手作りで用意してくださった軽食。
…のなかに、たまごべっこう!
富山市では「たまごべっこう」だけど、「えびす」ともいうらしい。

これ、小学校の給食なんかによく出たんですよね~。
当時はすんごい苦手だったんですが、大人になるとこれが、おいしくて♪

わんこそばのようにおかわりしちゃった♪

●忘れないでいるということ。同じ気持ちをを共有すること。

さて、「福興カフェ」とは何か?というお話なんですが、

東日本大震災から半年以上過ぎると、被災地以外は報道が少なくなってくるんですよね。
でも、「私達は忘れていないよ」「全国から被災地のことを考えてくれる仲間がいるんだよ!!」という気持ちを届けるために、全国各地&世界各国で一斉に開催されているものです。

パソコン 福興カフェHOPEシェアリング

12月11日に2回目となったこの会、富山をふくめ、
全国20都道府県で開催されたそう。

立山町の小島さんが主催する枝豆植えのときにお会いした、宮舟さんからお誘いをうけ、「心のくつした便」のPRも兼ねて参加しました。

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【グループに分かれて話し合い】

参加してみて、いろんなつながりや思いに触れられ、こういう場があることに、改めて感謝の気持ちがふつふつと。

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【永田住職のお話】

最初は、真国寺の永田住職さんのお話。
豊富な海外&教職経験をお持ちなので、宗教の話から科学の話まで多岐にわたりながら、人生のこと、震災のことを改めて捉え直すきっかけを与えてくださるようなお話でした。

朝日新聞で2か月に一度書かせていただいているコラムつながりでもあり、前々からお会いしたい方だったので、すごいうれしかった♪

パソコン 曹洞宗真国寺│永田円了

そのお話を受けて、グループで話し合い。

あの震災以降、なかなかひとつの言葉にはなっていないけど、日本国民が感じている“何か”が、なんとなく共有できた気がするのです。

そのあとは、オカリナの演奏と絵本の朗読タイム。

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【オカリナたち】荒みよこさんのかわいらしいデコリナ

同じグループだった、荒さんのオカリナ。
ジュラルミンケースに入っているんだけど、中はこんなにかわいらしい。

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【エコリーナさんの演奏】

エコリーナさんと、荒さんの生徒さんたちによる演奏では、みんなが知ってる名曲をオカリナのやさしい音色で味わうことができました。

パソコン 荒みよこさんのBlog

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【絵本とオカリナコラボ】

主催メンバーの林さんが朗読し、荒さんが演奏をする、絵本&オカリナのコラボ。

絵本は、一昨年、アヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞して超話題になった、加藤久仁生さんの短編アニメ「つみきのいえ」の描きおろしバージョン。

心がほっとあたたまる、ひとときでした。

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【小島さんとでっかいくつした】

最後に、立山町の地域おこし協力隊、小島路夫さん。

パソコン 立山ココロビレッジ ←小島さんのBlog&活動報告など

現在、支援している被災地の子育てサークルさんとのやりとりや、近況等を報告してくださいました。また、クリスマスに向けて、子どもたちに贈るお菓子入りの大きな大きなくつしたの寄せ書きも集められていました。

小島さんの話で印象的だったのは「半年前に応援に行ったときと、状況はほとんど変わっていない」ということ。

…そーなんですよね。みるみる復興!…しているところもあるけど、そうでないところもあるんですよね。

思い出すのは、今年5月の首長会の分科会で、地方新聞社や共同通信社の方がおっしゃっていたこと。
新聞の見出しひとつ、地域間で温度差がある、と。
首都圏の新聞では、数週間後には「復興」という文字が出ていたけど、現地はそんな言葉以前の状況だった、と。

実際に住んでいない人が、その地域のことを実感を持ってとらえることは不可能だけど、思いをはせたり祈ったり、応援したりすることは、できると思うのです。
…わかりやすい行動ができることだけが、支援ではないのだという意味で、この福興カフェにはすごく意味があると思います。

参加者ひとりひとりの経験、思い、人生…それが、だんだんと「集合知」となり、それが社会全体に作用していく…地球全体でワールドカフェをやってるような感覚に近づいてくるんじゃないかな~と思います。

パソコン ワールド・カフェ

大切なのは、続けること。
私もできる限り、ゆるゆると参加したいな~と思いました。

関係者のみなさん、ほんとうにありがとうございました。


…わわわ。長くなっちゃった(汗)。
お仕事に戻ります(汗)。