最近、何故かせわしなく忙しい私…。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
まぁ、私の私情なんて置いといて、今回は笑ったらいけないのはわかりつつ、笑ってしまうお話(´□`。)
今回のお話は、ビッグサンダーマウンテンでおきた珍事件!?のお話ですΣ(・ω・ノ)ノ!
ディズニーのアトラクションには、沢山の遺失物(忘れ物だったり、落としちゃったり)があるんです。
ジャットコースタータイプのアトラクションなら、尚更多いんですよ~~~゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
ここはウェスタンランドに聳え立つビッグサンダーマウンテン。
無人の鉱山を暴走列車に乗って冒険する、ジェットコースタータイプのアトラクションです。
ある日、一人のゲストが、乗り終わってすぐに男性キャストのもとへ急ぎ足で歩み寄ってきました。
そのゲストは、少し年配風でうつむき加減です。
男性キャストは思います。
「どうしたのかな?具合が悪くなったのかな??」
ビッグサンダーマウンテンでは降車直後に具合の悪くなるゲストが、時々います。
男性キャストは、そうなんだろうな~~と感じながら、歩み寄ってくるゲストを見ていました。
下を向きながら近づいてくるゲストに男性キャストは声をかけます。
キャスト「こんにちは。どうかなされましたか?」
ゲスト「あの~・・・・・・・・・・・・」
少しどもりぎみのゲストにキャストは付け加えます。
キャスト「具合でも悪くなってしまいましたか?」
ゲスト「いや・・・・・」
はっきりしない言葉にキャストは、不思議を覚えます。
キャスト「大丈夫ですか?」
キャストは心配になりはじめました。
ゲスト「実は・・・落し物をして・・・」
キャストは落し物であることに少しホッとしましたが、何せちょっと深刻そうな顔をゲストがしているのみて、これは財布など大切なものを落としてしまったんだと気付きました。
キャスト「わかりました。何を落とされましたか?」
基本的に、重要なものでなければ、閉園後に以前お話したチェッカーが探し、後日郵送という形が基本なのですが、重要なものであれば、最悪、アトラクションを停止して、落し物を取りに行くこともあります。
キャストはそのことを付け加えます。
キャスト「落し物は、閉園後探して、後日届けるというかたちになってしまいますが、よろしいですか?」
それを聞いたゲストの表情が一気により深刻になりました。
それに気付いたキャストは、大切なもので今すぐ必要なものと感じ取りゲストへ付け加えて質問します。
キャスト「大切なものでしたら、確認してとりにいくこともできますが・・・何を落とされたのでしょう?」
ゲストは、ついに口を開きます。
ゲスト「実は・・・カツラを・・・」キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
キャストは正直驚きました。そりゃ~驚きます。
キャスト「そうですか、わかりました。どの辺で落とされたか、場所はわかりますか?」
ゲスト「1回目に落ちるところです・・・」
キャスト「右側か左側かはわかりますか?」
ゲスト「右です」
キャスト「わかりました。今、確認いたしますので、少々お待ちいただいてよろしいですか?」
ゲスト「はい・・・」
キャストは、タワーにいるキャストへ伝えます。
キャスト「遺失物です。重要なものです。探してください。物は・・・カツラだそうです」
タワーキャスト「はい。了解。カツラ・・・カツラですね?」
キャスト「はい。場所はAリフト(一番最初にあがるところ)の頂上右側付近です」
タワーキャスト「はい。お待ちください」
もちろん、全てのキャストが笑いたいところでしょうが、ここがキャストの凄いところ、一切笑いません。なぜなら、ゲストにとってとても重要で、大切なものですから。
タワーキャストはリードオフィスに連絡します。
タワーキャスト「リードオフィス!!」
リードオフィス「はい。リードオフィス」
タワーキャスト「こちらタワーの○○○です。遺失物確認お願いします」
リードオフィス「はい。どうぞ」
タワーキャスト「遺失物は・・・カツラです。場所は、Aリフト頂上右側付近。落下時に落とされた模様」
リードオフィス「・・・・カツラですね。了解、確認しにいかせます」
キャストはお客様のもとへ状況を報告に行きます。
キャスト「お待たせいたしました。只今から、確認しに行きますので、もう少々お待ちください」
ゲスト「はい・・・」
そのころリードオフィスでは・・・
SV「今手が空いてる人??」
キャストB「いいよ~~~」
SV「遺失物確認に行ってくれる??」
キャストB「OK、物は?」
SV「Aリフト頂上右側でカツラ」
キャストB「カツラ!?」
SV「そう」
キャストB「わかった、いってきます」
キャストBは遺失物を探しに、列車の最後部に乗ります。
キャストBを乗せた、列車が出発し、Aリフト頂上落下付近に到着。
列車が落下し始めた直後・・・キャストBは驚愕の光景を目にしました。
なんと
右側の岩肌に真っ黒い毛がはえてる~~~~~~キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
物はすぐ見つかり、キャストBを乗せた列車がステーション(乗降場所)に戻ってきました。
キャストBは、ゲストの対応をしたキャストへ報告します。
キャストB「あったよ。岩肌にはえてた」
キャスト「了解」
報告を受けたキャストはゲストへ報告します。
キャスト「ありました。今から、お取りしますので、今しばらくおまちください」
ゲスト「はい。すいません」
ゲストは安堵の表情を浮かべています。
そりゃそうです。だって重要なものですから。
そのころキャストBは、タワーからリードオフィスへ報告します。
キャストB「遺失物確認しました。取りにいきますので101でお願いします」
リードオフィス「了解。では101にしましょう」
キャストB「了解」
キャストBは、ビッグサンダーマウンテン各場所のキャストへ報告します。
キャストB「遺失物取得のため101にします」
伝わると、キャスト全員が101対応にはいります。
タワーキャストはアトラクション停止ボタンを押します。それと同時に、全てのゲストへ向けて、アナウンスを流します。
アナウンス「お客様にお知らせします。ビッグサンダーマウンテンは、只今自動安全装置が作動したため、列車の運営を一時的に停止いたします。ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。」
もちろん走っている列車も止まります。そのために、キャストは、列車がとまっている場所へと向かいます。
とまっている列車に到着したキャストは、乗っているゲストにスピールをします。
「お客様にお知らせします。只今ビッグサンダーマウンテンは自動安全装置が作動したため、一時的に列車の運営を停止いたします。お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、立ち上がらずお座りになったままでおまちください」
ゲストの安全を確かめたキャスト達は各自リードオフィスへ連絡を入れます。
そして、いざ、キャストBはカツラを拾いに行きます。
カツラを拾ったキャストBはそれをオフィスへ持ち帰ります。
本当ならば、落としたゲストへすぐに渡しに行くのですが、物が物なので、その場では渡せない判断をキャストBはしました。
取得し終わりとまっている列車の場所にいるキャストへ連絡します。
連絡を受けたキャスト達は、復帰作業をします。詳しくはまた今度゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
落し物をしたゲスト対応をしているキャストへタワーキャストが伝えます。
タワーキャスト「ありました。取得していますので、お渡ししますが、この場ではお渡ししかねますので、オフィス前にてお渡しします。ゲストを、オフィス前にご案内してください。その間の交代キャストもきます。」
キャスト「了解」
キャストはゲストへ報告しに行きます。
キャスト「お待たせいたしました。ありましたので、こちらでお渡しいたします。」
ゲスト「はい。ありがとうございます」
交代キャストはすぐにきます。ディズニーのキャストの行動はすばやいです。
キャストはゲストを連れて、オフィス前へ。
オフィスに入るのには2重扉になっていますので、1つ目を入った、他のゲストが入ってこない場所で、お渡しします。
キャスト「こちらでよろしいですか?」
ゲスト「はい」
キャスト「では、どうぞ」
げすと「ありがとうございました。すいません」
キャスト「はい。大丈夫です」
そういうとゲストは、カツラを持って、扉を出て行きました。
ゲストはいったいどこで、カツラを再装着したのかは、謎です| 壁 |д・)
皆さんも落し物には十分気をつけてくださいね^^
では、今回のお話はここまで。
次回は「ホーンデットマンションにいる本物の・・・」です。どうぞお楽しみに!!