ブログ版【就職力】Vol.2、更新いたします。
村上 亮子
Ryoko Murakami
編集プロダクション会社内定
広告も出版も、やはりベースにあるのは“言葉”。
それを大切にし、その可能性を広げていきたい、と彼女は言います。
■「ひとの気持ちを深く刺激する。それがコピーの魅力だと思います。」
ーーー編集経験ゼロの村上さんが、なぜ出版業界だったんでしょう?
村上◆もともと人と情報の間に立って、その情報をプロデュースする仕事がしたかったんですよ。届けた人の心とか精神面を豊かにしたり影響を与えたり、そういう仕事をしたかったんです。出版ならそういったことができると思っていたので。
ーーー「人と情報の間に立つ」というのは具体的には?
村上◆たとえば、生まれて初めて薔薇って花と出会う時がありますよね。その時、誰かから「薔薇っていうのは赤い花びらです」と教えてもらうのか、そうじゃなくて花言葉とか香りだとか。そういったことを含めて情報を教えてもらうと人生の深みが違ってくると思うんです。
そんなふうに人と情報との接点というところで、情報をプロデュースしたいなと思っていました。
ーーーコピーに興味を持ったのはなぜですか?
村上◆自分のやりたい最終目標ができるのって、コピーライターとか出版系かなと。正直迷ってましたけど。
ーーー言葉には、人の価値観を変える力があるということですか。
村上◆そうですね。あと、コピーには人間のコミュニケーション力の基本みたいなモノがあると思うんです。だから、コピーを勉強してから出版にいくのはかなり強みになるかなと。伝える力がなければ、編集も何もできないですから。
ーーー実際学んでみて、コピーは好きでしたか?
村上◆もちろんコピー、大好きですよ。商品が売れるための課題解決とかの役割もあると思うんですけど、その先にある人間像とか、そういったところに一歩踏み込む力もコピーにはあるんだと思います。モノの考え方とか、精神の部分に入っていきたいですね。
ーーー人間の本質的な部分に迫りたいという?
村上◆はい。それは高校の時から決めてました。すごく影響を受けたのが、パリの空間とかをデザインしてるパトリス・ジュリアンという人で。その方がカフェとかプロデュースしてるんですけど、「おしゃれな空間とはなんですか?」というインタビューに、「おしゃれな空間というのは、高い食器とかを買いそろえるわけじゃなく、自分の考え方、心がおしゃれであることが大事」と言っていたんです。その一言を聞いて、モノの考え方で人生は変わるんだなっていうのをすごく思って、面白いなと。
ーーー内定先では、自分で書くこともあるんですか?
村上◆たぶん自分でも書くと思います。筆者ではないですけど。
ーーーライター兼編集者?
村上◆どこまで自分の言葉が入れられるか難しいですけど。企画から制作まで全部携わると思います。
ーーーそういう会社が良かったんですか?
村上◆できれば、あんまり大きいところではなくて、なんでもやらされるってところに入りたかったというのが強かったですね。遅くても、2年後とか3年後には、「自分で全部できます!」ってぐらいの力をつけたかったので。
今日のところはこの辺で。
インタビューはまだまだ続きます!