羽生善治名人(39)に三浦弘行八段(36)が挑む第68期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第2局は21日、岩手県遠野市のあえりあ遠野で2日目の戦いが始まった。

 羽生が先勝したあとの本局は、横歩取り8五飛から激しい流れになった。1日目に使った時間は、羽生が三浦より2時間46分多い(第1局の差は2時間16分)。三浦はある程度まで研究をもとに指し進め、終盤に時間を残そうという方針か。羽生は三浦の得意戦法を受けて立ち、臨機応変に対応しようと考えているようだ。

 晴天に恵まれた朝、三浦、羽生の順に対局室へ入った。立会の島朗九段が封じ手を開け「5三桂成です」と読み上げた。

 羽生が1時間考えて決断した封じ手は、自陣に手を入れずに攻め合い勝ちを目指した強気な一手だった。局面はもはや、はっきり終盤といえる。ここで三浦が長考に入った。【山村英樹】

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