サブシナリオ「職員室にて」 | tの丸顔ブログ

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世界の破壊者、tケイド ブログの世界で、その瞳は何を視るー。

――童守小学校・職員室。

「怪人・黒マントか…」

黒マント事件を受け、童守小学校は臨時休校となっていた。
ぬ~べ~はテストの採点をしながら、尋ねて来たいずなの話に耳を傾けていた。

ぬ~べ~といずなは霊能力の師弟のような間柄でもある。

「ああ、ありゃ普通の人間じゃないよ、絶対」

「鵺野先生、紅茶でも飲んで一息つきませんか?」
「おお、済まないな、マミ君」

同じく、天狗山の一件以来、頻繁にぬ~べ~の元を訪ねて来るようになった巴マミも
童守小学校にやって来ていた。

「その制服、童守町の学校じゃないよね」

「ええ。私は見滝原中学校に通ってるわ。3年生よ」
「年上なんだ」

「で、ぬ~べ~先生とどう言う関係なの?」
「ぶっ!?」

ぬ~べ~は口に含んだ紅茶を噴き出した。

「え!? ど、どう言う関係って…わ、私は鵺野先生に危ない所を助けてもらった事があって…
困った事があったら相談しに来なさいって言われたから…」

仄かに顔を赤らめながらドギマギした様子で語るマミ。

「ふーん。でも気をつけた方がいいよ。ぬ~べ~先生スケベだから」
「いずなァ! いい加減にしないか!」

「冗談、冗談。あぁ、それとその黒マント。妙な事を言ってたな。赤いリボンは呪われる…とか」
「どう言う意味なのかしら?」

「ん? リボン…何か引っかかるな…あっ!」
「!? 鹿目さん!?」