ホーソン効果とは「他の人に見られているという意識が、頑張りにつながる」という心理的効果をいいます。

由来は、米シカゴのウェスタンエレクトリック社のホーソン工場の実験です。

作業環境と生産性の関係をテストしようと、照明をいつもより明るくしたら生産性が向上しました。

今度は、逆に照明をいつもより暗くしたら、それでも生産性は向上しました。

結局、生産性の向上は、工場の幹部やスタッフに注目されていることを意識した作業員達が、いつもより頑張ったという結論に至りました。

 ホーソン効果は、トロンボーンの練習にも意識的に活用できると思います。

例えば、このブログです。読んでくださる方がある限り、

・トロンボーンという楽器の知識を得よう。

・トロンボーンの練習方法を考えよう。

・まじめに練習して、成果を出そう。

など、自分に鞭を打つというか、背水の陣で臨むというか、とにかく頑張らないととそんな意識になります。

自分の考えや知識を書くことで、読者の皆さまから、間違いの指摘や温かいアドバイスを頂き、知識が洗練されていくと感じています。

 吹奏楽団の合奏中にもホーソン効果を感じた場面がありました。

スペースと人数の制約から、トロンボーンパートを2列に分けて合奏に臨んだのです。

私は後列だったのですが、前列のトロンボーンに私の音がはっきりと伝わるわけで、いつもより丁寧な演奏を心掛けないとはっきりと意識しました。 

まぁ前列の人にダメだしくらわないようにと、ビビりなから吹いたのもありますけど(汗)。

決して、いつもの合奏で手を抜いているつもりはありませんが、いつも以上に同じパートの人に私の音が聞かれていると思うと、より集中して頑張ってしましました。

 ホーソン効果がもっとも効くのは、ソロでしょうね。それからアンサンブルもいいでしょう。

トロンボーン アンサンブルは仲間と切磋琢磨できて、もっとも演奏が上達するのではないかと思います。

書いているうちに、アンサンブルがやりたくなりましよ。

 長くなりましたが「人から見られているという環境を積極的に作れば、ホーソン効果により練習の質が上がりますよ!」と言いたかっただけです。