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昨夜は、辻井伸行さんのピアノを聴いてきました!

アートを上映しながらピアノを聴く企画。

最初はバックの絵や写真を見ながら美しいピアノを楽しんでましたが・・・

いつしか逆転!!

ご自身がヴェネツィア旅行の際に作られた曲を演奏されてる時に

ヴェネツィアの写真がバックに流れて、
「あ、写真が曲の「補足」になった!」と感じました。...

視覚の力って大きくてつい支配されがちだけど、

曲からはヴェネツィアのゴンドラに揺られて運河を進んでいくワクワク感や

水の上の不安定感、

イタリアの日差しや水を渡る空気まで感じられて、

写真だけ見てヴェネツィアを知った気になったのを恥ずかしく感じたほど…

この曲で演奏で、視覚に頼りがちな人たちには見えない

ヴェネツィアの雰囲気をたっぷり辻井さんはプレゼンテーションして下さった気がします。

そのあとのトスカーナしかり、バルセロナしかり…

視覚に頼らず声だけで臨場感を伝えるラジオも

こうありたいものだなあって勉強にもなりました!


後半のラヴェルの質量感たっぷりの「水の戯れ」や

ショパンの毅然とした「バラード第1番」や

躍動する「英雄ポロネーズ」は


もう後ろに映るモネもフェルメールもドラクロワも

名画ながら霞んでしまう素晴らしい演奏!


再来月、辻井さんとはご一緒する機会があって

演奏もお話を伺うのもますます楽しみになりました!!