高知県では明治時代から受け継がれている伝統の投網が今も尚残っている。
独特な投げ方で網を大きく広がらす様子は見ている方も気持ちよくなってしまう。
去年から僕は鶏を飼い始め、その餌として魚を確保するため投網を教えてもらい、高知で投網を買える場所を探していました。
ネットで調べると高知投網連盟というのがヒットしさっそく連絡してみると、投網の大会があるからそれに見に来たらいいよ。という返事があった。
僕は網を買える場所だけを知りたかったが、投網の大会ってなんだ?という興味心身で会場へ。
待ち合わせの場所に行くと公園のような場所だった。
そこから川に行くのかなーと思っていたら、先輩方は網を取り出しそこで打とうとしている。
ん??ここは陸だが??
そう!高知県では独特の陸網(おかあみ)という文化があるのだ。(陸網に関しては後日詳しく書きます。)
ここでの陸網大会はどれだけ大きく網を広げるかを競う大会で、冬で漁が休みのときの練習として続けられてきた。
そこでは見たこともないような大きさの網を投げていた。
学校の教室一つ分くらいが入りそうなくらいの大きな網。
それが綺麗に空を舞って地面に着くまでが芸術のような美しさがあった。
それから大会があるたびに足を運んだ。
網を先輩から頂きその網で練習。
見ていると本当に簡単そうに広げるから簡単なものだと思ってしまっていた。
先輩方の網の10分の1くらいの大きさの網なんだがこれでも綺麗に広がらない。
何度も何度も同じことを教えてもらっても次の日には、はや忘れてしまいまた元どうり。
それから半年がたちようやく少し広がるようになり先輩と海に連れて行ってもらえるようになった。
網をと整えている様子
網を打っている様子
しかし船で打つのは練習で打つのと違うスポーツでもしているかのような難しさである。
土台が波でフラフラしていて地に足がついていない感じ。
半日網を投げても一匹も取れないことがほとんど。
海に落ちても、網に引っ掛かったカキで足を切っても、たまーに獲れるチヌやスズキが網にかかり網から伝わってくる振動がたまらない。
そして海中から魚体が出てくるときのワクワク感。
この高知での土佐の投網を教わっています。