たぬき油の再来とイノシシ | 高知・田舎暮らし始めました。

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高知県で田舎の古民家を借りて自然の中での恵みをいただき、鶏6羽と共に生活しています。主に投網と罠猟を中心にそれを仕事にするのを目標に日々生活しています。

 依然、日曜市でたぬき油を販売したときに、


詳しくはhttp://ameblo.jp/tavitavinet/entry-12031254693.html




 お客さんから『タヌキ油って風邪にも効くよね。風邪ひいた日に飲んだら次の日にはケロッとしたよ!』と言っていたのを思い出し、


一昨日の夜に恐る恐るお湯に溶かして飲んでみたが、次の日には余計悪化していたのは昨日の話し。


今日はぴんぴんしています。


何でも信じたもん勝ちというところが文化に根付いているところも高知が好きな一つの要因。






朝から罠の見回りへ。


2週間毎日獲物のかかっていない罠を見回っていると、さすがに心が折れてきます。


しかし今日は何か違う。



罠の近辺まで行くと木がゆっさゆっさゆれて、土と落ち葉が山から落ちる音が混ざり合いイノシシがかかった時にしか聞けない独特の音が山に響き渡る。


この瞬間が一番心が躍りつつ警戒し罠に近づいていく。




大きさや罠のかかり具合を見に少しずつ近づく。


ん?


今日はいつもと何か違う。


普段ならもっと暴れまくっているがそれが幾分かおとなしい。





少々画像がぼやけてしまし見にくくてすいません。


そう鼻がくくれていたのでした。




普段は前足をくくるように罠を仕掛けます。それでもたまに後ろ足がくくれてしまこともたまにあります。しかし鼻がくくれたのは今までで初めてでした。


鼻がくくれると、とてもイノシシがおとなしくなるため止め刺しが普段よりスムーズに出来ました。






もう一つ利点があります。(いや、あると思っていました。詳しくは後半で)


普段なら前足がくくれるのでそのかかった前足は血が貯まってしまい、商品にはなりにくいです。



しかし鼻がくくれていると、全部の足が使えると予想しました。


そして無事刺し止めをし、加工所まで搬送。



そこで体重を量ってみるとちょうど






40キロ。


それから湯剥きといって


お湯をかけ


毛穴に入りこんでいる油を溶かし毛を抜いていきます。




こーんな状態になります。







そして気づいてしまった。



イノシシの中央部に赤い打撲があるのを。




しかも肩ロースから背ロースにかけて。


一番高価な部位なんだが…




鼻がくくれていたためあまり暴れないが、近くに木か石があってそれに打ち付けていたのだと思う。



半分に切ってみると脂はあまりなかったが、産まずのメスといって、処女のイノシシのためお肉は最高に柔らかいと思う。







イノシシは12月24日ぶりだったため喜びはひとしおでした。