ぐるまん野州男@下野大沢
栃木遠征1軒目。2011年6月にオープンした「ぐるまん野州男」に訪問しました。
ぐるまん野州男。一体何の店か分からないような屋号ですが、ここ数年首都圏にもそのウマいと評判がくるほど栃木で話題となっているラーメン店です。
オープンしてすぐにラーメン好きがこぞっと訪れては絶賛の嵐を呼び、私も速攻に超行きたかったお店でしたがやっと今年行くことができた!
ご主人は洋食の経験があるとかいう噂もあるが不明。
恐らく屋号の由来もご主人の名前から取ってるんじゃないかと。
お店の場所がまた凄いところにあり、周りは田んぼが広がった田舎町の振興住宅地の一角にポツンと(マジでポツンと)ある。
最寄り駅と呼べるものは無く、強いて言えばJR日光線下野大沢駅。ただ歩いて行ける距離では到底ないので、車でのアクセスが1番良い。
東北自動車道宇都宮ICを降りて10kmほど日光方面に行けば辿り着ける(はず)。
駐車場は店の横と裏の敷地内に5台分ほど完備。
開店30分前位に到着しシャッター1番乗り♪車の中で待機してると厨房からご主人が出てこられ「11時半からなんですけどよろしいですか?」とわざわざ説明しに来てくれた。大丈夫ですと言うと「すいませんが、お持ちくださいませ」と丁寧な対応。腰が低めで実に良いおっちゃんでしたね~(o^-')b
そしてちょっと驚いたのがぐるまん野州男の隣にポッカリと空いてる土地!首都圏じゃありえないほどの安い値段で売り地に出されてた(゜д゜;)
是非お金に余裕のある人はご購入の検討を(^^ゞ
店は外観からして1戸建てと分かる家だが、住居1階部分のリビングを改装し店舗として使用している。
定刻時刻の数分前に空けてくれたが、私の後に来た2人組に店前に先行かれてしまい、これはしょうがないと思って店内に行くとご主人が「先に来られた方の順番で注文を聞かせてもらいます!」とこれはラッキー(^_^)v
しかしもう地元の人気店としてすっかり知れ渡っているようで、昼食を食べに来たリーマンが開店してから車で続々と来られ、私が食べ終えて出る時はギリギリ外待ちができるかできないかの繁盛ぶりだった。
まず店内に入ると玄関があり靴を脱いで上がります。
玄関のところにメッセージが書かれ、日光街道杉並木、ひくい山々広がる田んぼ、朝もや夕もや篠井の団地、ゆっくりのんびりラーメン屋ぐるまん野州男やってるよ。オジサンひとりでやってるからのんびり待って、楽しんで食べてね。
店内は古風的な置物が置かれ、厨房がよく見えるオープンキッチンスタイル。
厨房前にカウンター5席、中央に掘りごたつ式の6人掛けテーブル席1卓、窓側に2人掛けテーブル席1卓。
天井が高く非常に開放的でもあり、これは良い雰囲気でラーメンが食べれる♪
メニューはこんな感じ。
全メニューは、牛そば650円・かつおくん700円・牛そばローストビーフ800円・かつおくんローストビーフ800円・トマトそば750円・トマトそばローストビーフ900円・大盛麺+100円・肉(ローストビーフ)まし+200円・とろけるチーズ100円・バター100円・オリーブ油100円。
ぐるまん野州男は醤油や塩などのメニューはなく、牛そばとトマトそばの2枚看板にローストビーフがウリのラーメン店。
もうこの2種類の時点でラヲタなら行くしかないよねん♪
開店時からあった子供ラーメン500円・替玉(牛そばのみ)150円は無くなり、かつおくんは牛そばに鰹出汁をブレンドしたもの。麺のかたさや牛脂の量も言えば調整してくれます。
会計はレジにて後会計制。
私の座った窓側の席には卓上調味料は無かったけど、他の席にはGABANのブラックペッパーがあるっぽい。
注文したのは「牛そばローストビーフ」\800
まずは牛そばに、ぐるまん来てローストビーフトッピしなければ未食扱いにも為りかねない牛そばローストビーフから。
注文すると「にんにく醤油が入っても大丈夫ですか?」と聞かれたのでもちろんお願いした。スープに干し海老が入ってるのですが、これも入れるか聞かれることがあるみたいだけど聞かれなかった( ̄ー ̄;
スープは牛骨ベースの塩味。牛骨と牛脂による牛の旨味が見事に凝縮され、適度にコクのある優しい塩ダレが牛骨の旨味を主役に仕立てている。
また牛独特の匂いや甘味も控えめでほぼ感じず旨味がダイレクトに突出していたが、どこか上品さも感じる食べやすい牛骨。
残念なのは個人的に干し海老はいらなかったね。スープが壊れる位の存在感はないけど、干し海老が入らないフラットな状態で食べてみたかったというのが本音。
このスープなら間違いなく、牛骨初心者の方でも美味しく頂けるだろう。ウマいですね~☆
麺は地元の製麺所から取り寄せてる細ストレート。歯切れが良く、スープとの相性は申し分ない。変にかためなどで食べるよりかは通常の茹で加減でこれは食べた方がいい。
具はローストビーフ・千切りキャベツ・干し海老・刻みネギ。
注目のローストビーフはフフのフ(^~^)ずるい!旨すぎ(笑)+200円でこのボリュームも相当お得だし、にんにく醤油も良い感じでノッてくる。
これはご自身の舌で是非味わってみてほしいですね☆
こりゃ絶品と言わざる得ないぜ(≧▽≦)
柔らかい千切りキャベツも妙にこのスープに馴染み合う。
続けて注文したのは「トマトそば」\750+「とろけるチーズ」\100
正直牛そばより気になっていたのはこのトマトそば。とろけるチーズがめっちゃ合うだろうとトマトそばをチーズトッピングで。
スープは牛出汁をベースに、とろりとした粘度がある濃厚トマト。トマトの風味はかなり強く酸味もほのかに感じ、濃密なコクと旨味も突出してきてトマト一辺倒で支配してるのかと思いきや、牛出汁がこのスープでは地味な存在ながらしっかりとベースになっており、牛出汁が支えているからトマトが活き旨味が炸裂してると思う。
後、洋風チックでミートソースのような味と言ってる方もいるが、私はミネストローネを数倍濃厚にしたスープという印象でした。
チーズは文句なしにマッチしまくりでトッピングは絶対だな☆
麺は地元の製麺所から取り寄せてる太麺。牛そばとは太さも異なり、もっちりとした食感が堪能できる。スープがとろりとした濃厚なトマトスープがどっぷりと絡んできます!
具は牛すじ・千切りキャベツ・刻みネギ。
ローストビーフをトッピしなければ、デフォで乗ってくるのがトロトロに煮込まれた牛すじ。ご主人が女性客に言ってたが、コラーゲン豊富でお肌にも良いと伝えていた。
とろける柔らかさでトマトスープが染みてこちらも美味。
千切りキャベツもまた合うね~♪
食後会計するとご主人に「お味はどうでしたか?」と聞かれ、いやぁ~どちらもハッキリ言って美味しいと伝えた!さらに店に出るとスーツを着た後客の方にも「どうでした?」と聞かれ、どうやらこの方はこの近辺の篠井ニュータウンを管轄してる?職員の方のようでこの街を盛り上げたいんですと語っていた。
ちなみにもう東京のラーメン好きの中では、ぐるまん野州男相当話題になってますよと伝えると驚かれていましたね。
宇都宮市でも市街から相当離れた山里の隠れ家的な立地にあり、営業時間も短く提供杯数も限られ敷居が高いですが、わざわざ行く価値のあるお店と断言していい!
このロケーションも良いし、ドライブがてらぐるまんにラーメンを食べに行くというのもありありです!
またいつか再訪しに来ること間違いなしです( ̄ー ̄)
ぐるまん野州男
栃木県宇都宮市下小池町560-92
028-669-3040
11時30分~14時頃(限定40食 売り切れ次第終了)
日曜・祝日定休日※その他留守番電話対応は売り切れ又は臨時休業