国家主家回復の日 意味不明 | 日本の将来を憂うブログ

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好きなものは歴史(明治~終戦まで)と城です。仕事や時事問題や宗教観、死生観まで思ったことを好き勝手に綴ろうと思います。

 4月28日、「主権回復の日」の式典を東京都内で開きます。主旨として日本は1945年(昭和20年)、第二次世界大戦の敗戦によって連合国軍総司令部(GHQ)の占領下に置かれ、「主権」をアメリカに奪われました。そして1952年4月28日に発効したサンフランシスコ講和条約により、主権を回復します。それから61年後の今年記念式典が開かれるということです。


 ちょっと待ってください。「主権」とは、自国の意思で国民や領土を統治する国家の権利、つまり「国家主権」のことですよね?回復していませんが?


 先日のTPPの合意内容でも分かる通り、アメリカの植民地じゃないですか。よくも堂々とサンフランシスコ講和条約で主権が回復したと言えますね。この条約で主権が回復したのではなく、間接的な植民地が始まっただけなんです。アメリカの永遠の犬として歩き始めた記念すべき日ですね。


 更なる国家主権を売り渡すTPPを推進しておいてよくも記念式典をやれますね。アメリカの犬になった記念式典の誤りではないですか?


 何をするにもアメリカの顔色を伺い、何の国家主権も無い国が何を言っているのでしょうか。この式典をわざわざやる意図がさっぱり分かりません。


 主権回復の記念式典をするなら、TPP不参加の意図をアメリカにきちんと伝え、おもいやり予算を全て削ってからてからにして下さい。