「カーネーション」 第47回 | たっちん日記

「カーネーション」 第47回

小原家に奈津が来ます。

戸を開ける奈津。

畳の上で横になっている糸子。

何?と尋ねる奈津。

ちょっとな、膝を休めてんやしと言う糸子。


表。

ちょっと、ちょっとすんません!と、近くの家の戸をたたく奈津。

みな、結婚式に出席していて?留守ばかりです。


糸子を背負い、通りを行く奈津。

悪いな、何や重たないか?と尋ねる糸子。

重たいわ、どんだけ肥えてんよ!この貸しは倍にして返してもらうよってなと言う奈津。

息が切れてハアハア言ってます。

糸子、どうやって借りを返すんやろ?


吉田屋。

食事をしたり酒を飲んだりしている一同。

勘助を玄関に連れて行く玉枝と八重子。

なんぼ何でも遅すぎるでと千代に言うハル。

呼んできましょかと言う千代。

花嫁の親までおらんようになったらまずい、静子らに走らせと言うハル。


玄関。

糸ちゃんが何ちゅうても引っ張って連れてくるんやでと、勘助に言う玉枝。

酔っている勘助。

勘助を心配する八重子。

行ってくら~!と、玄関を開ける勘助。

奈津に背負われて糸子が入ってきます。

この豚!と、糸子をののしる奈津。


部屋。

玉枝に髪を結ってもらう糸子。

ほんまにあんた、何考えてんや!向こうの親族さんまで、みんなずっと待たす事になんねやで!と怒るハル。

なだめる千代や静子。

このアホが、なんぼゆうても分かってへんねん!と怒るハル。

髪を結ってもらっている糸子を睨んでいる奈津。


あんた、花嫁衣裳持ってきたんか?と尋ねる八重子。

家に忘れてきた事に気づく糸子。

呆れたという表情の奈津。

勘助に取りに行ってもらう事にし、置いてある場所を聞く八重子。

曖昧にしか思い出せない糸子。

もう~!アホか!ええわもう!待っときと言って部屋を出る奈津。

「○○の妻たち」に出れそうな雰囲気の奈津ですね。笑


数分後、包みを手に戻ってきます。

うちのや!うちは着られへんかったけどなと言って花嫁衣装が入った包みを置いて出て行く奈津。


座敷。

酒が入って盛り上がっている一同。

勝と挨拶をする千代。


部屋。

白無垢姿の糸子が鏡の前に座っています。

糸子を見つめている奈津。

玉枝と八重子に支えられて座敷に向かう糸子。

糸子を見て「馬子にも衣装」、「豚にも晴れ着!」と言う奈津。


座敷。

奈津にやれと言われたと言い、下手くそな芸をする勘助。

疲れて居眠りするハル。


廊下に立ち、襖に耳を近づける奈津。

盛り上がっている座敷の一同。


襖を少し開け、中の様子を伺う奈津。

行くでと糸子に声を掛けます。

うなずく糸子。


座敷に入る糸子。

糸子に気付き、微笑む勝。

勝の横に座る糸子。

花嫁の登場に気づく一同。

拍手が起きます。

ここらでもう一回乾杯しようけ!と提案する木之元。

アホぬかせ、その前にわしの「高砂」が先じゃいと言う善作。

乾杯の音頭を取る木之元。

乾杯する一同。

「高砂」を歌い出す善作。

誰も聴いてないし。笑


勝を見る糸子。

糸子を見る勝。

すんません、遅なってしもうてと謝る糸子。

仕事やったんけ?と聞く勝。

はあとうなずく糸子。

[案外、うちの着物がちゃう事には誰も気付いてへんようでした。]

糸子を見て泣いている清三郎と貞子。

[いや、ほんまは気ぃ付いちゃったかもしれません。そやけどその事にも、うちが遅れてしもた事にも、誰も何も言わんと、ただただ、今日の日ぃを喜んでくれるだけでした。]

おめでとうの声を掛ける正一夫婦.

笑顔で見ている木之元や木岡夫婦。

玉枝や八重子に向かい、おおきにと軽く頭を下げる糸子。

副音声、泰蔵兄ちゃん忘れんといてや。イケメン過ぎる。

入り口に立ち、糸子を見ている奈津。

糸子と目が合い、そっぽを向きます。」

笑顔の勇や静子達。

微笑むハル。

泣き笑いの千代。

善作を見る糸子。

照れて糸子から目を逸らす善作。

[うちは果報者です。]

糸子の頬に涙がこぼれます。

あかん、こっちも泣けてきた。


翌朝。小原家。

2階の部屋で糸子が布団に寝ています。

起き上がり、居間へ行く糸子。


居間。

戸を開ける糸子。

居間に敷いた布団に勝が寝ています。

[あ、そうや。今日からこの人、いちゃったんや。]


糸子と勝が朝御飯を食べています。

いわし嫌いけ?と尋ねるハル。

いや、好きですと答える勝。

ハルさん、いわしを喜んで食べてくれる人が来てよかったね。

うち、今日納品あるよってと言う糸子。

納品、どこ?わし行っちゃるわと言ってくれる勝。


店。

足が痛い糸子に代わって納品に出かける勝。

若い男が家にいてるっちゅうんはええもんやなあと言うハル。

[確かにうちもそう思いました。]



井戸端。

洗濯しにくる糸子。

[そやけど…]

洗濯物の中に勝のパンツ。


店でミシンを使う糸子。

2階から降りてくる勝。

[お父ちゃんでも勘助でもない男の人が、家の中をうろうろしてるちゅうんが、何やうちにはまだまだけったいな感じです。]


夜。2階の部屋。

勝が別の部屋で寝るのに気づくハル。


糸子の寝ている部屋に行きます。

あんたの隣に敷けって言うたやろ!と言うハル。

せやかて、お互い気ぃ遣てよう寝んよってと答える糸子。

何が気ぃ遣うや、あんたらは夫婦なんやでと言うハル。

布団を被る糸子。


翌日。

鼻歌を歌いながらミシンを踏む勝。

[そいでも川本さん…いや、勝さんちゅうんは奇特な人で、うちがそんなんでもお構いなしで、とにかくいつでも上機嫌。どこにいてても、何やってても上機嫌。]


ミシンを使う糸子。

勝の笑い声が聞こえます。

どないしたんや?と驚くハル。

それが、足の爪切っちゃったら…と大笑いする勝。

[けどまあ、そうゆう人やさかい、うちもおばあちゃんも気ぃ遣わんで済むんはありがたい事でした。]


足の爪一個で、ようあんだけ笑えんなと微笑む糸子。

この言葉、素で言ってるように見える。



勝はこんな糸子のすべてを受け入れているんですね。いい旦那さんになりそう。こんなんで明日の放送で善作に初孫?

奈津が自分の衣装を貸す事になり、なるほど、そう来たか!って思いました。父親が亡くなった事で自分が着れなかった花嫁衣裳。糸子が着た姿を見て、自分の姿を想像したんでしょうね。(涙)

あと、近所の人がお祝いしてくれる昔の結婚式って何かええ感じでした。

糸子が忘れてきた衣装は静子が着るんでしょうね、きっと。

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