「カーネーション」 第40回
小原家。
表に千代が立って誰かを待っています。
そこに糸子が帰ってきます。
近所の人と、今日から急に寒くなったと会話して、さりげなく今の季節を表してるのがいいですね。
待ち構えていた千代に、どないしたん?と尋ねる糸子。
男の人が訪ねてきてんでと伝える千代。
パッチ屋の山口かな?と想像する糸子。
[回想]
糸子の様子を見に、小原家まで来てくれた山口。
回想とは言え、山口の姿を見れてうれしかったです。
あの人ちゃうと言う千代。
ほな誰や?と聞く糸子。
あんた・・・そういう人なんか?と尋ね、いや~!と勝手に照れる千代。
山口さん時もお母ちゃん、一人で喜んじゃったなと言う糸子。
いや~と照れる千代。
残念やけどな、万が一にもお母ちゃんが思てるような人ちゃうでと言う糸子。
お母ちゃん、ええですなあ。麻生さんの「スタパ」、本日、NHK総合、午後1:05~です。
店。
訪ねてきたのはロイヤルの職人、川本です。
どないしたんですか?と尋ねる糸子。
まあ、顔見に来ただけやと答える川本。
その言葉に、え~っ!?と照れて、ガラス戸にもたれる千代さん。
おでこ、ゴツンと音したで。
近くで何か用事でもあったんですか?と尋ねる糸子。
そやから、顔見に来ただけやと答える川本。
ひゃ~!と悲鳴を上げて、置いてあったタワシでガラスをこする千代。
最高やね。笑
カフェ太鼓。笑
糸子と川本が座っています。
川本をジロジロ見る、店員の平吉。
残念やけどなあ、あんたが思てるほどおもろい話ちゃうでと言い、平吉に川本をロイヤルの兄弟子だと紹介する糸子。
ぜんざいを注文する糸子、コーヒーを注文する川本。
そやけど、ほんまに何しに来たんですか?とあらためて尋ねる糸子。
そやから、あんたの顔を見に来たんやと答える川本。
何で?と尋ねる糸子。
見に来たかったからやと答える川本。
糸子、かなり鈍いですね。これも朝ドラ名物?
あれから、大将が新しい婦人服の洋裁師を入れたけどな、お客らの顔が全然ちゃう、やっぱしあんたが相手してる時の方がずっ~とうれしそうやったし、楽しそうやったと語る川本。
はあ・・・、うれしそうに微笑む糸子。
微笑む川本。
表。
ごちそうさんでした!と礼を言う糸子。
また・・・、ちょくちょく顔見に来るよってと言って立ち去る川本。
何で?首を傾げる糸子。
小原家。
糸子の賃金袋を仏壇に供えるハル。
今度の店は賃金が多いとハルさん喜んでいたけど、ロイヤルが少なすぎたんでしょうね。手抜き仕事は勧めるし、辞めて正解でしたね。
茶碗と箸を持ったまま寝ている糸子。
糸子を起こし、昨日、何時までかかったん?と聞く静子。
2時半と答える糸子。
無理し過ぎや・・・体壊すで?と注意する静子。
ほんな事言うんやったら、あんたかてもうちょっと手伝え・・・と言いかけて、再び目を閉じる糸子。
静ちゃん、やっぱ可愛いです。
末松商店。作業場。
休憩時間に居眠りする糸子。
[確かに無理が体にたたってきました。そやけど、ここがふんばりどころなんや。小原洋裁店を開くまで、負ける訳にはいけへん。]
店主が糸子を呼びに来ます。
店。
こないだはおおきになと言う洋服を着た婦人の客。
先日、糸子から生地の立体裁断をしてもらった客のヤス子が出来上がった洋服を見せに来たのです。
いや~、似合うてるわあ!と歓声を上げる糸子。
うれしいてご近所さんらに見したら、この人らも洋服を縫いたいてず~っと思ちゃったんやてと、2人の客を連れてきたヤス子。
生地を選んでもうたら、うちが裁断しますよって、あとは縫うたらこんなん出来ますとヤス子の洋服を指す糸子。
いや~、うれしい!と喜ぶ客。
この人、生地選ぶんも上手やよってと言うヤス子。
いや~、うれしい!と喜ぶ客。
縫い子のおばちゃん達が様子を見に来ます。
様子を見ている店主。
客に似合う生地を選ぶ糸子。
おばちゃん達に、休憩時間過ぎてるで!仕事、仕事!と注意する店主。
客の体に生地を当て、ハサミで切る糸子。
様子を見ている店主。
作業場から覗いて見ているおばちゃん達。
5時の時報を知らせる柱時計。
そやけど・・・、あんた、あんな腕持っちゃったんけと言う店主。
まあ、一応、洋裁師ですさかいと答える糸子。
客もあんだけ喜んじゃったちゅう事はちょっとはええおまけになったかもしれんけど・・・、そやけどあんなんで簡単に繁盛する思うなよと釘をさす店主。
そこに仕事を終えたおばちゃん達がきます。
うちも洋服縫いたいんやし、うちにもあれやってと糸子に頼むおばちゃん達。
翌日。
[その次の日ぃから、一日3回ある休憩の時間に、縫い子のおばちゃん達が一斉にうちのところへ集まってきて、順番に生地を買うていくようになりました。]
一日3回て、ええ時代やなあ。
生地をおばちゃんの体に当て、ハサミで切る糸子。
休憩時間。
おばちゃん達に、今日は堪忍、寝かして・・・と頼む糸子。
そやった・・・あんた夜中も仕事してんやったなあ、小原さんの分、うちらが手分けしてやっちゃったらどうやろ?と提案するおばちゃん。
おおきに・・・と感謝する糸子。
壁にもたれてすぐに眠ってしまいます。
[おかげでうちはやっとゆっくり寝れるようになって、その分、ますます店の方を頑張れるようになりました。]
店でおばちゃん達の生地を裁断する糸子。
裁断が終わり、うれしそうに作業場に戻るおばちゃん達。
ヤス子と、そのご近所さんが出来上がった洋服を見せに再び尋ねてきます。
そして、ご近所さんのそのご近所さんを連れてきてくれたのです。
[おばちゃんちゅうんはすごい人らで、いっぺん気に入ったら、どんどん横に広げてってくれる。]
子供連れの婦人客が来ます。
[・・・と思ちゃったら、どっこい横だけやのうて。]
これな、うちの娘やと紹介する縫い子のおばちゃん。
[なんとおばちゃんは縦にも強い。]
姉と姪を紹介するおばちゃん。
[縦、縦、縦。横、横、横。つながってつんがって、あっちゅう間に、店はお客さんでいっぱになりました。]
客の多さに唖然とする店主。
汗をかきながら、生地を切る糸子。
ラストがネコの演出がよかったです。
縦、縦、縦、横、横、横のナレーションがパッチ店での修業時代を思い出させましたね。
今日はおばちゃんネットワークに圧倒されましたが、おもろかったです。