「カーネーション」 第39回 | たっちん日記

「カーネーション」 第39回

髪結い安岡。

玉枝が真剣な顔で奈津の髪を丸髷に結っています。


川沿いの道。

糸子が小枝を振り回しながら歩いています。

ロイヤル店主に店を辞めると伝えた時の事を思い出す糸子。

自転車に乗り、後ろから勘助が来ます。

[おっ、ええとこに来た。]

おりゃ!小枝を刀に見立てて勘助を切る振りをする糸子。

うわ~!切られた振りをする勘助。

ヒヒヒヒ、笑う糸子。

うち、今晩、カレーやで、食うていけやと誘う勘助。


安岡家。表。

糸子と勘助が帰ってきます。

店の看板が出ていないのに気づき、何でこんな時間に店、閉まってんねん?と不思議に思う勘助。

奈津が出てきます。

奈津・・・と声を出す勘助。

勘助の頬をつねり、「吉田さん」て呼び!うちは明日から人妻やさかいな、なれなれしい呼び方してもろうたら困ると言う奈津。

普段通りの奈津に戻っています。

立ち去る奈津を目で追う糸子と勘助。


店。

道具の手入れをする玉枝。

奈津が涙した経緯を聞き、泣けてよかったなあと一安心する糸子。

そやな!と言う玉枝。

玉枝を見つめる糸子。

[何やろな?安岡のおばちゃんには奈津が気ぃ許せる何かがあんねやろな。]


末松商店。

[大将にボロかす言われながらも、どないかロイヤルを辞めて、次にお父ちゃんに行かされたんは生地の店でした。]

よろしゅうお願いします!と店主に挨拶する糸子。

ほな、ちょう来てと店主に連れて行かれたのは縫製の作業場。

[そやけど、うちの仕事は生地を売る事やのうて・・・]

うちはセーラー服も扱うてんやし、主には縫製をやってほしいんやと言う店主。

ミシンでセーラー服を縫う糸子。

食べり!と糸子に芋菓子を勧める縫い子のおばちゃん。

仕事中やさかいと断る糸子。

かめへんてと、糸子の手に芋菓子を乗せるおばちゃん。

周りのおばちゃんを見る糸子。

[ええ~!?お菓子食べながら仕事してる。いろんな仕事場があるもんやなあ。]

お菓子を食べる糸子。

[はあ~、こら、ええ職場やなあ。そやけど・・・ここでどんだけセーラー服縫うたところで、お父ちゃんを認めさす事はでけへん。そうや!うちはどないかして、この店を繁盛させちゃらんとあかんのです。ポケ~っと菓子食うてる場合やないど!]

ミシンを踏む糸子。


勤務終了です。

うちを店に出させてほしいと店主にお願いする糸子。

はあ!?と返事する店主。

出さしてもうたら絶対繁盛させますよって!と言う糸子。

要らん仕事されたかて給料は出されへんで!と断る店主。

昼間は売り子をさせてもらう、そんかわり、セーラー服の仕事は持って帰って夜のうちに家で仕上げてきますと進言する糸子。


小原家。

ミシンを使う糸子。

糸子を手伝うハル、千代、妹達。

何でこんな仕事引き受けてくんよ?と文句を言うハル。

でも、清子は久しぶりでうれしいと言っています。

百貨店の制服を作った事を思い出し、それを着ている店員さんの姿をまた見たいと楽しそうに話す千代と妹達。

持って帰った仕事を家族に手伝わす糸子はまだ成長できてないって事で。


朝。末松商店。

[ほんな訳で・・・]

着物にたすきをかける糸子。

[うちは晴れて店に出させてもらえる事になりました。]

店内を見回し、繁盛させちゃるで!と気合を入れる糸子。


客に良い方の生地や、長めに買う事を勧める糸子。

要らんと断る客。

[お客さんは、大体買うもんを決めちゃって、それ以上買う事はほとんどありません。]


表。

ネコと遊ぶ糸子。

[生地屋を繁盛さすっちゅうのは思たより難しい事でした。]

ちょっとも繁盛せんけど、いつすんねや?と尋ねる店主。

もうちょっとしたらしますと答える糸子。

せっかく店番がも一人いてるさかい、立ち読みでもしてくらと、本屋に行く店主。


店に戻り、椅子に座る糸子。

そこに洋服を縫うてみたいと言って婦人の客がやってきます。

初めてワンピースを縫うので、生地がどのくらい要るのか分からないと言う客。

客を鏡の前に立たせ、生地を合わせる糸子。

[こと洋服となると、うちはまた儲けやら繁盛やらどうでもようなって、とにかくお客さんに似合うもんを着せちゃりたい。]

ええ生地選べたと喜ぶ客。

そやけど・・・うまい事できたらええんやけどなあと不安がる客を見つめる糸子。


表に出て、店主を探す糸子。

まあええわ、いてへんのが悪いねんとつぶやき、店に戻ります。

客を鏡の前に敷いたゴザの上に立たせ、生地を客の体に当てる糸子。

大将がいてへんさかい、こんなんして悪いんか分からへんけど、裁断はおまけしときますと前置きし、客の体に合わせて生地を切り始めます。

あんた、すごい事するな!と感心する客。

切り終えた生地の縫い方を教え、出来たら見せに来て下さいと言う糸子。

そやな!見せに来るわ!と笑顔の客。


夕方。

店主が帰ってきます。

金庫を開けて中を見、いつ繁盛すんやらのう?あ~あ・・・とため息つく店主。


夜。小原家。

ミシンを踏む糸子。

かたわらに手伝う千代。

[セーラー服の方は、じきに誰も手伝うてくれへんようになってきました。]

そりゃ、そうなるわなあ。

[お母ちゃんだけが時々手伝うてはくれるけど・・・]

セーラー服を体に当ててみる千代。

失敗している事に気づき、お母ちゃん、それ何してんの?と言う糸子。

これ、こっちやと糸子に指摘されて、ひゃ~!と悲鳴を上げる千代。

ポケットを付ける場所が違ったって事かな?

[母ちゃんの手伝いはありがたいやらありがたないやら・・・]

糸子、3回言うたで・・・て言ってるけど、千代さんが間違えたのこれで3回目って事?笑

[そやけど、一番腹立つんは・・・]

酔っぱらって、木之元に抱えられて帰ってきた善作。

畳に倒れ込んだ善作を見る糸子。



毎晩酔っぱらって、善作の健康が心配になります。店にいても売る呉服もないし、人生にやりがいをなくしてしまっていますね。

ロイヤルの店主は昨日の回で見納めって事で、おもろかっただけにちょっと惜しい。末松商店の店主も役名がありませんね。

麻生祐未さんの「スタジオパークからこんにちは」が明日、放送されますよ。楽しみですね。


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