「カーネーション」 第38回 | たっちん日記

「カーネーション」 第38回


紳士服ロイヤル。

ソファーに座り、順番を待つ女性客。

[店はえらい事になってました。サエのドレスを見た他の踊り子さん達が一斉に注文にやって来たんです。]

また一人、踊り子のドレスが完成します。

グリーンのドレスはきれいやけど、踊り子さんはあんまり別嬪や・・・。

[踊り子さんらのドレス作りは順調に進んでました。]


客を見送る店主と糸子。

オレンジ色の着物姿の糸子が可愛いです。

[やっと注文分が半分ほど済んだ頃、最初の踊り子さんが戻ってきました。]

またやってきた客の顔を見て、何かまずい事ありました?と尋ねる糸子。

客は今回はドレスと違って、普通の洋服も作って欲しいと頼みに来たのです。

もちろんや、さあどうぞどうぞ!と笑顔の店主。

糸子、店主にお茶を下げさせているし。笑

ワンピースが欲しいという客に雑誌を見せてデザインを相談する糸子。

後ろで算盤を弾く店主。

[大将が何をそないうれしそうに計算してるんか、うちは見んでも分かりました。この調子で踊り子さんらが次々洋服を注文してきたとしたら、儲けがどんぐらいになるかです。「こらオモチャは儲かんで」そんなとこでしょうか。]


小原家。

ショートケーキに歓声を上げ、おおきに!と礼を言う妹達。

踊り子のサエが持ってきてくれたのです。

[サエはあれから店やのうて、うちに直接会いに来るようになりました。]


あの店主が嫌いと言うサエ。

愛想はええけど、うちらの事を小ばかにしていると気づいています。

うちが仕事頼みたいんは糸ちゃんやねん、お金かてまるまる糸ちゃんに払いたいと言い、はよ自分で店しいよと進言するサエ。

善作が帰ってきます。

うちの店のお客さんと、サエを紹介する糸子。

お邪魔してますと挨拶するサエ。

こんにちはとだけ言って奥へ行く愛想のない善作。


そやけど、あんた、春太郎はあかんで春太郎はと言う糸子。

また始まった、糸ちゃん、誤解してるて、あの人の事と笑うサエ。

奥の方、善作?を気にする糸子。

シャンプーが置いてあるのを見つけ、ちょうどええわ、切れてたんやと買っていくサエ。

ほんまに雑貨屋ですね。笑

また始まったと笑うサエ、糸子は何度も春太郎の事を忠告してるんですね。そんなシーンは描かれてないけど、想像すると笑えます。


木之元電キ店。

うれしそうな糸子が来ます。

約束していた電気扇を受け取りに来たのです。

半値やちゅうちゃったけど、4がけでええわと言う木之元。

え、ほんま?やった!喜ぶ糸子。

そのかわり、一夏ほとんど使いっぱなしやったさかいなと言う木之元。

[木之元のおっちゃんから電気扇の見本を安う売ってもらいました。]


夜。小原家。

居間で酒を飲む善作の横に電気扇が置かれています。

[うちなりに家族を支えてるっちゅう証しです。]

何や気ぃ悪いのうと言って、扇風機を別の方向に向ける善作。


台所。

徳利を燗する糸子。

[その夜、うちはお父ちゃんに話がありました。]

酒の入った徳利を盆に乗せ、よっしゃ!と気合を入れる糸子。

その様子を見て、うちの徳利はそれを入れてあと4個しか残ってへんさかいな、割れたら困ると言うハル。

相変わらず、危機察知能力に優れたおばあちゃん。笑

これまでに善作は何個の徳利を壊してきたのでしょう?

割れんように話しいやと言うハルに、そら分からんと答えて居間に向かう糸子。

心配そうな千代。


居間。

この煮つけが辛いなと文句を言ってる善作。

善作の前に座り、仕事の事で話があんねんと切り出す糸子。

酒を飲む善作。かなり酔っている様子。

今の洋服屋でかなりお客つかめてるんや、洋服屋ごっつ儲かってる、けど、うちがほんまに繁盛させたいんはうちの店や、うちの小原・・・、小原洋裁店やと訴える糸子。

糸子を見る善作。

今のドレスの仕事が一段落したら、ロイヤル辞めさせてほしい、ほんで、もう一回ここで洋裁屋始めさしてほしいと頼む糸子。

小原洋裁店・・・、お前、何、勝手に看板変えてんねん、うちはな小原呉服店じゃと言う善作。

そやけど、もう呉服も置いてへんと言う糸子。

あかん!何、調子乗ってんねん、わしはお前に商売の勉強してこいちゅうたはずや、今の店でお前がやってる事は相も変わん、ただの職人ごっこやないけと言う善作。

もう成長した!と言い返す糸子。

してないと否定する善作。

ほんなら、うちがどうなったら認めてくれんの?と尋ねる糸子。

せやなあ!もう一軒、別の店、繁盛させたら認めてやらん事もない!と笑う善作。

善作を睨む糸子。

[くそ~!この酔っ払いが!]

酔っぱらっている時に話した糸子の作戦負け?小原洋裁店と名前を変えたんが敗因?


怒って外に出る糸子。

縁台に座り、一点を見据えます。

[そいでもお父ちゃんがそない言うかぎり、うちは従うしかありません。]


紳士服ロイヤル。

店を辞めると報告する糸子。

何でやねん!?どういうこっちゃ!と驚く店主。

すんません!と謝るだけの糸子。

あっ、そうか分かっと、客ついたもんやさかい、調子乗って独立け?と尋ねる店主。

ちゃいます!ほんまはそのつもりやったけど、父に言われて他の店、繁盛させんなあかんのですと答える糸子。

何じゃそれ、何のために?と尋ねる店主。

うちが聞きたいですと答える糸子。

カメラ目線。笑


髪結い・安岡。

玉枝が居眠りをしています。

奈津がやってきて目を覚ます玉枝。

髪結いの仕事もだんだん暇になってきたんでしょうか??


奈津の髪を梳かす玉枝。

丸髷に結うてと言う奈津。

明日、入籍だそうです。

おばちゃんとこの上のおにいちゃんがうちの名前を知っちゃってんな、びっくりしたわと言う奈津。

いや、そら知ってるやろ、吉田屋の奈っちゃんゆうたら、ここいらで有名な別嬪さんやんかと言う玉枝。

おばちゃん、うちな、ちびの頃、あのおにいちゃんの事・・・、好きやってんと打ち明ける奈津。目が潤んでいます。

あ・・・そうかと受け止める玉枝。

うん、ずっとな・・・、好きやってんと泣き出す奈津。


八重子が子供と帰ってくる声が聞こえてきます。

玄関に行く玉枝。


八重子に、散歩しちょいでと言う玉枝。

けど、今、散歩から帰ってきたばかりやさかいと言う八重子。

ええから!もう一回行っちょいで!と玄関を閉める玉枝。


ちょっと考え、再び玄関の戸を開けて表の営業中を意味する看板を外す玉枝。

泣き続ける奈津。

泣き!奈っちゃんと声をかける玉枝。

声を上げて泣く奈津。


優しい玉枝さんですね。2日連続で切なかったです。

あっ、そうそう。千代さん、いや、麻生祐未さんの「スタジオパークからこんにちは」がようやく明後日、放送されますよ。楽しみ。


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