決して万人にお薦めできないが… | PAO立川店ブログ

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立川駅南口から徒歩10分!ゲーム専門店・PAO立川店のBlogです!

こんばんわ!
ガーリー小林です☆



みなさま、ご存知ですか?
PAO立川店では、

土・日限定!
980円以下のNDSソフト、
5本まとめ買いで999円

という特価を行っているということを!
→過去の紹介記事はコチラ


そこで今回は、
その特価の時に、5本の中の1本として検討してみて欲しい1本を紹介します。

それがこちら!

シグマハーモニクス


シグマハーモニクス
  (スクウェアエニックス)



はいコレ!

このソフト、かなりお安いです。
が、私個人としては、かなりお気に入りなのです。


…確かに、

操作性が悪かったり、
後半に超展開だったり、
シナリオの重要な部分をストーリー中で説明せずに、
メニューの用語集で補完していたりと、

色々と『惜しい』出来ではあるのです。


が、それでも惹きつけられる魅力があるのです。



まずこのゲーム。
そもそもどんなゲームかと言いますと、
推理ゲーム+RPG
という、ものすごく斬新な組み合わせ。



…これだと、ちょっと中身が想像できないですよね。
もうちょっと詳しく説明します。


主人公は、特殊能力を使える一族の次期党首なんですが、
ある日、彼を残して突然一族が全滅。
その原因が、過去の出来事が改変されたせいであると突きとめて、
改変された歴史を正すために時を渡る…という始まり。

で、その改変のされ方が。

時の狭間に住まう『逢魔』達が、人間に『魔を差す』ことにより、
『魔を差された』人間が、殺人を犯してしまうように仕向ける

大婆さまの死

という、かなり間接的なモノ。


主人公は、『逢魔』を倒すことにより、改変された歴史を正すわけです。


…はい。
ここまでだと、ただのRPGっぽい。
推理ゲームの要素が入るのはここから!


この『逢魔』が、どのように歴史を改変したのかを正しく推理することにより、
『逢魔』の力を削ぐことができるので、『逢魔』と戦う前にいかに正しく推理できるかで、
相手の強さが変わってくる、というシステムなんです。


なので。
推理ゲームとしてこれ程斬新…というか滅茶苦茶な設定はないと思うんですが

ぶっちゃけ、
推理が外れても、むしろ
犯人を間違えたってOK
(ただし、弱体化してないボスを倒せるならば。)
という、奇想天外なゲームなのです。

超推理


ドヤ顔で「さぁ、真実を解き明かそう」なんて言っておいて…、右画面の推理は支離滅裂。




ですが、このゲーム。
舞台設定やキャラの魅力、そして何より音楽の良さで、
圧倒的に作品にのめり込まされるんです!!


ストーリーとして、敵の目的は『主人公一族の滅亡』なので、
毎回舞台は主人公の屋敷。
登場人物も主人公一族と縁の人物。
そして、『逢魔』を倒しても倒しても、別の『逢魔』が別の殺人を引き起こす…


無数の死が渦巻く館で、
直接は過去の事象に関わる事が出来ない主人公が、パートナーとたった2人きり
無人の館を探索、過去の出来事の一端を垣間見て、推理を重ねる…。

時の再演


館の中の石碑のようなものを調べると、
そこで発生した出来事を垣間見ることができる。



救っても救っても、
何度も殺し、殺される登場人物たち
や、
無人の館の閉鎖感、孤独感…。
そして、かなり難しい推理を、あーでもない、こーでもないと繰り返すうち、


気がつけば
シグマハーモニクスにどっぷりハマってしまってました…。


そして、この独特の世界観を彩るのは、
FF13や、サガフロンティア2、アンリミテッドサガ等の作曲をされた、
浜渦正志さん。


本っ当に、曲がイイです!

ゲームBGMが好きな方なら、
曲を聴く為だけにこのソフトを買ったとしても、損は無いです。

探索時のBGMの、ピアノの主旋律が、物悲しくて美しい。
エンディング曲、平野綾さんが歌う
『Harmonia Vita』も、素晴らしい。

ituneで視聴できるので、是非聴いてみて欲しいです…。




…とまぁ。長くなってしまいましたが、シグマハーモニクスの紹介でした。

最初にお話したとおり、問題点も多く、
万人に自信を持ってオススメ、とは言えないのですが。

5本で999円特価を利用する時など、加えてみる価値は十分ありますよ!

それでは、ここまでお付き合い下さり、ありがとうございましたーー!