amazonで注文していた本が届いた。
7月13日に急逝されたズーラシア
園長・増井光子さんの著書が2冊。
『動物が好きだから
』(2003年)
『60歳で夢を見つけた~動物園長、世界を駆ける
』(2005年)
亡くなられたことが報道されたのが7月15日で
その翌日の7月16日に注文して2週間も経ってようやく届いた。。。(苦笑)
まあ、在庫がなくて出版社からの取り寄せ、という形やったんでしょう。
増井園長、英国で馬術競技で落馬して死亡
、と報じられてた。
報道自体は間違いではないと思うが、
エンデュランスという馬術競技、ちょっと想像をかけ離れてるというか…。
騎乗マラソンとかいうそうで、
舗装された道ではなく山岳地帯などの80~160kmの自然の山道を
1頭の馬で長時間かけて走る、というものらしい。
↓『60歳で夢を見つけた』に掲載されている写真。
わかるかな?左上の写真。想像以上に過酷な競技のようです。
『動物が好きだから』にはこんな文章があります。(本文77ページより抜粋)
今回私が強く感じたことは、競技中の事故に対する彼我(ひが)の差です。
日本でもし競技中にこのような大事故が起きれば、
一般、マスコミともに主催者の責任を追及し、
危険極まりないものとして競技は即刻中止か、もっと安全な、
したがって困難を克服したという充実感に欠けるルートへの変更を迫ることでしょう。
しかし、ここではそんなことはありません。
事故はあってはならないが、
もともと険しいルートで多くの危険が存在することは分かっていること。
それを承知で出場するのですから、事故は全て自己責任ということなのです。
その困難を克服してこそ、人も馬もタフになれるということでしょう。
覚悟の上、だったということでしょう。
まわりの人間の悲しみは大きいが、
増井光子さんご本人は後悔などしていないことと思えます。
この2冊、届いたばかりでまだ全部は読んではいないが
これからじっくりと時間をかけて読みたいと思っています。
上に書いてあることがわかっただけでも購入した価値があったかと。。。
あらためてご冥福をお祈り致します。