今朝の読売新聞朝刊の多摩版に、FC町田ゼルビアが開幕戦に福島の子供を１３０人招待するとの記事が出ていましたね。最近、読売新聞は妙にゼルビアを取りあげる機会が多いですね。J２に上がった時の数倍の大きさの記事でしたよ・苦笑。
さて、開幕戦の話題が出たところで、JFLの新規参入チームの開幕緒戦について調べてみました。FC町田ゼルビアの開幕戦の相手である福島ユナイテッドFCは、今年からJFLに昇格したクラブですからね。
JFLの開幕カードっていうのはある程度パターン化されていて、J２への昇格クラブを除いたクラブで序列（番付？）を作り、そこに昇格したクラブを地決の順位で後ろにくっつけて、最上位（ホーム）vs最下位（アウェー）、２位（ホーム）vsブービー（アウェー）というような形で対戦カードを組むんです。よって、昇格クラブは上位クラブとアウェーで開幕戦で闘う形になるんですよね。なかなか勝つのは大変なことです。
【昇格クラブの開幕戦は６勝のみ】
上記は過去１０年間でJFLに昇格した延べ２５クラブ（ホンダロックSCが２度）の開幕戦（２０１１年は緒戦）の戦績です。通算は昇格クラブの６勝７分１２敗と、厳しい結果になっています。
そこで、昇格クラブが勝った６つの試合について見てみますと、２００９年の開幕戦でFC町田ゼルビアが前年１１位の佐川印刷SCに勝った時のように、例外的なカード編成が多いんですよね。前年優勝クラブをJFL昇格年の開幕戦で破る大番狂わせを果たしたのは、２００７年のFC岐阜と、２００８年のMIOびわこ草津のみです。また、昇格クラブの６勝のうち、２勝はHonda FCからのものです。Honda FCの開幕戦での昇格クラブと対戦は１勝１分２敗。Honda FCが開幕戦に破れたのは３度だけなんで、FC岐阜とファジアーノ岡山は快挙ですよね。結果的にこの年でJ２入りを決めている訳ですから、それも解るという訳です。
福島ユナイテッドFCにとって、FC町田ゼルビアは自らの存在を世間に知らしめるにはうってつけの相手です。マスコミの取材も多くあるかも知れません。しかし、FC町田ゼルビアは、１年でのJ２復帰に向けての大いなる船出の時となります。この開幕戦できっちりと結果を残し、連勝街道を突っ走りたいですね。
目指すなJ３！。
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