ケネディー暗殺 最後に得をした者はだれだ |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

ケネディー大統領暗殺に関与したマフィアのボスはサム・ジアンカーナだといわれています。

もちろん、「最後に得をしたのは誰か」というマフィア流の犯人捜し感覚では
そのあとに就任したリンドン・ジョンソン大統領(彼は間違いなく黒の一人)に加え
軍産複合体。

もあり、それらの利害が一致してのものだったと私は考えています。

 


(サムジアンカーナ)

 

いずれにしても「汚い仕事」はマフィアが引き受ける習慣だったわけで、(サムジアンカーナ本人が言っている「CIAとマフィアはコインの裏表」)、実際の実行犯はマフィアからみだったと思うのです。
その証拠として、犯人代わりにされたオズワルドをマフィアのジャック・ルービーが有無を言わさずに殺してしまった。(ここでマフィアがすでに登場)

そのマフィアのボスがサム・ジアンカーナだったという噂ですが、実は彼の上にはさらに大物のボスがいました。

ルイジアナのカルロス・マルセロとフロリダのサントス・トラフィカンテがそうです。

 

(カルロス・マルセロ)


マルセロはリンドン・ジョンソンに毎年5万ドル(当時)の献金をしていたことが解っているし、トラフィカンテはキューバ独立によって麻薬の収益源がキューバのカストロに奪われて大打撃を受けていました。

2人は国家として独立したと同時に麻薬の供給源も奪ってしまったカストロを何度も毒殺しようと試みましたがうまくゆきませんでした。

 

(サントス・トラフィカンテ)

 

マフィアも暴力団もそうでしょうが、自らの利益になることや、損失をこうむらない限り無暗に相手を傷つけるようなことはしないものです。


しかし、損失があるとガラッと変わります。

私も多少の経験はありますが、1億や10億の金を持つその筋の人は優しく寛容ですが、金が無くなると180度豹変します。
所詮マフィアはマフィア、暴力団は暴力団ということです。

 

ではどうして、マルセロとトラフィカンテがケネディーと関係があるのかというと、ピッグス湾事件というのがあって、要するに独立しようとするカストロのキューバに対して、キューバ亡命者1500人がカストロ政権を奪還しようとしたのです。それをアメリカが後押しをする条件で進められたのですが、いざキューバ上陸時にケネディー大統領が約束を破ってアメリカの後詰めをしない命令を下しました。


それによって1500人の亡命者はキューバ軍20万人に一網打尽にされてしまいます。

 

どうですか、カストロ暗殺を企てるほどのマルセロとジアンカーナが、このことによってケネディー大統領の命令に激怒しなかったわけがないと思いませんか。

 

これによってキューバは独立し、マルセロとトラフィカンテは麻薬収入減を無くしてしまったわけで、彼らはケネディーとカストロに対して相当怒ったと思いますよ。

 

芸能界や政治家に強く自分の愛人をケネディーに紹介していたジアンカーナを使って暗殺を企てるには十分な理由だったわけです。

 

そのジアンカーナも自宅の地下室で暗殺されてしまいます。


ケネディー暗殺から12年後でしたが、事件の真相を追及される矢先での出来事でした。
後頭部から一発撃たれた後に、口の周りに6発の弾丸を撃ち込まれての即死でした。
マフィアのメッセージで、例えば靴に石ころを入れて暗殺者に送れば「俺の靴に入った石ころを取れ」というメッセージ。
口に弾丸ということはもちろん「口封じ」なのでしょうね。

 

マルセロはジアンカーナ暗殺の翌年に現役を引退。トラフィカンテはそのままボスに君臨し、やがて息子に譲ります。

 

こういった理由から、最後に生き残ったトラフィカンテがマフィアの真の大ボスでケネディー暗殺の張本人だちょ思っているわけです。

 

まあ、私の(根拠もあるが)あくまでも想像で書き記した作文で、ひょっとしてこんなストーリーもありますよ…程度にとどめて読んでくださいね。

私がマルセロやトラフィカンテだったらと考えると絶対に許せないという観点から書いてみました。