華やかなロンドン五輪 陰には利権とスポーツマフィアが暗躍か |         きんぱこ(^^)v  

        きんぱこ(^^)v  

  きんぱこ教室、事件簿、小説、評論そして備忘録
      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ


 今日のオリンピック関連ニュースでこんな記事が載っていました。


 【ロンドン時事】国際アマチュアボクシング協会(AIBA)は2日、ロンドン五輪の男子バンタム級2回戦、清水聡(自衛隊)―マゴメド・アブドゥルハミドフ(アゼルバイジャン)戦を裁いたトルクメニスタン人のレフェリーを、今大会から直ちに追放する処分を発表した。
 1日の試合でアブドゥルハミドフは3回に防戦一方となり、再三クリンチで逃れリングに倒れ込むなどした。しかし、レフェリーはダウンを取らず続行を指示。そのまま判定となり、22―17で同選手の勝利が告げられた。
 試合後、清水側の提訴が認められ、清水のRSC(レフェリー・ストップ・コンテスト)勝ちに結果が覆された。AIBAの呉経国会長(台湾)は「このような処分を下さなければならず非常に遺憾。今後も競技の公正さとフェアプレー精神を高めていくため、あらゆる手段を講じていく」とコメントした。
 英BBC放送は昨年、AIBAが今大会でアゼルバイジャンに金メダル2個を保証する見返りに1000万ドル(約7億8000万円)の貸し付けを受けたとの買収疑惑を報じた。AIBAは疑惑について、事実無根との調査結果を発表している。


        きんぱこ(^^)v  -1


 清水選手が出場した試合のレフリーを国際アマチュアボクシング協会(AIBA)が直ちに追放処分をしたというものです。


 なんでも英BBCがAIBAがアゼルバイジャンに金2個の保障と引き換えに1000万ドルの貸し付けを受けたという報道をしたそうで、それと関係があるのかないのか、火の無いところには煙は立たないともいいますし、なんだかキナ臭いですね。


 マフィアで有名なのはアメリカ・イタリア。

 アメリカのマフィアはケネディー大統領時代以降に名前が明るみになって有名になりました。サム・ジアンカーナ、ラッキー・ルチアーノ、バグジー・シーゲル、アル・カポネ、サントス・トラフィカンテなど。

 多くは殺されて、ラッキー・ルチアーノはイタリアに追放され、結局最後に残った大物はサントス・トラフィカンテだったと言われています。

 アメリカやイタリアにはこういったオールマイティー型のマフィアがいるのに対して、旧ソ連は職業型・地域型マフィアだと言われています。

 「盗人講」(Воровской общак)と言って、親分子分の関係がどんどん広がって自動車(盗難車や中古車売りさばき)や色んな職業別に組織が出来ていると言われています。(警察庁の白書より


 私も昔京都の舞鶴へウラジオストクから来た船に中古車を売りさばいていたことがあります。隣のおじちゃんがやっていた仕事を手伝って、大阪から中古自動車を舞鶴まで運ぶ仕事です。

 交渉はおじちゃんと一緒。なかなかスリルがありましたよ。

 相手はマフィアの下部組織か、バックにマフィアがいたはずです。


        きんぱこ(^^)v  -1


 そんな中にスポーツマフィアと言うのがあるそうです。


 何でもソ連崩壊後にエリツィン大統領が作ったとか。大統領がマフィアを作ったのではなくてスポーツ利権を抱え込んだのでしょうね、それがだんだんとマフィア化していって、今でもロシアではプーチン大統領がスポーツマフィアを掌握していると思われますね(想像ですけどね、結構マジだと思います)

 

 オリンピックはもともと、各国の税金で運営されていました。

 オリンピックにスポンサーがついて「利権化」しだしたのは、28年前の1984年に行われたロサンゼルスオリンピックだと言われています。

 スポンサーがついて、オリンピックでどんどん宣伝を初めて、それまでは非商業主義だったはずのオリンピックが「儲かった」のです。ロス五輪ではオリンピック関係者に「ボーナス」まで出ました。


 スポーツメーカーではデスラー総統・・・・ではなくてダスラー総統 (笑)

 つまりアディ・ダスラーさんが作った「アディダス」です。オリンピックで宣伝しまくって巨大メーカーになりました。

 その息子さんホルスト・ダスラーは、ISL(International Sports Culture & Leisure Marketing A.G.)というスポーツコンサルティング会社を作って全てのスポンサーが ISL を通じなければ参加出来ないようにしてしまいました


「がめついやっちゃなぁー」


 とは言えません。

 なぜならアディダス社が51%の株を持ち、残り49%は日本の「電通」が持っていたからです。


 日本のスポンサーは電通を通してオリンピックでの宣伝に乗り出しました。


 今では確か電通は10%しか株を持っていません。何があったかはわかりません。


 日本のオリンピック利権を握っているのは企業では電通、個人では西武鉄道の元オーナーの堤義明さんですね。インサイダー疑惑で懲役2年6月執行猶予4年で執行猶予期間が終わった2009年以降もオリンピックには大きくかかわっています。長野オリンピックなんか堤オリンピックでした。


 日本では電通と堤さん。その裏で暴力団がどう絡んでいるかは私にはわかりません。

 

 だからといって、日本のオリンピック選手はみんな頑張っています。

 

 けれども、前述のボクシングもそうです。男子体操で3位になり損ねたのは旧ソ連のウクライナ。

 2006年のロシアのフィギュアGPでは高橋大輔も安藤美姫も浅田真央も村主章枝も風邪の症状が出て安藤は3回転ジャンプが6度中4度も失敗してフリー最下位、ほかの人の成績も振るわなかった。頭が回って怖くてジャンプが出来なかったそうです。


 清いスポーツなのに裏では色々とあるのでしょうね。

 本当は書きたくはなかったけれど書いてしまいました。


 人間の欲・・・・・よいのかわるいのか是か非か・・・・。

 スポーツで一位になるのも欲でしょうしね。


 せめて選手を利用しないで!


 ひたむきに頑張る人を否定なんてしません。


 金の欲に包まれた連中など放っておいて


 純粋に選手を応援してゆきます。