地震分布 活発な地域や危険断層を確認しておこう 2012年3月 |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

【今年に入って増えている大きな地震の発生場所】


 昨年の3.11からずっと、最近は約2週間に一度集計している地震分布。

 こんな記事でも『ありがとう』と言ってくれた人が何人かいて、何かちょっとは役になってるかな・・・なんて思っているきんのすけです。

 下の画像を見ください。

 すべてのマークは2012年の今年発生したM5.0以上の地震震源です。

 黄色く囲んだエリアは2010年に集中して発生していた地域、そして赤いエリアは2012年に発生した、または発生しそうな震源地。少なくともこのエリアには断層など地殻の不安定な場所があることは間違いありません。

 ピンクに赤い丸枠が3月に発生したM5.0以上の地震でした。

 特に最近活発なのは岩手沖と福島第一原発周辺と茨城県北部千葉房総沖になります。

 福島第一原発周辺があまり騒がれないのは強制退去区域だから人がいないのでしょうね。

 先週に活発だった千葉房総沖の地震は一応鎮静方向にありそうな雰囲気です。


 このエリアには表示できませんでしたが、これ以外に青森県の沖で日本海溝の外側の太平洋プレートの一部でかなり大きな地震がしばらく続きました。この地震が体感震度は小さいけれど津波の怖さが心配なものでした。

 また、埼玉県の南部でもM5.0を超える直下型地震がありましたが幸いにも震源の深さが100キロとかなり深かったので大きな被害はありませんでした。

 また東大の地震研究チームが、千葉県房総半島沖に巨大な活断層があることを報告して警戒を促しました。 

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下の画像は青森県東方沖の太平洋プレート側で起こった大きな地震震源地。3.11ではほとんど発生していなかった場所。本土から遠いので体感震度は小さいが大きな津波が来る可能性が高い
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 東大の地震研究チームが3月に発表した『警戒すべき巨大断層』の場所は、千葉県沖で小笠原諸島北側にあります。下の画像の黄色い矢印の場所ですが、ここはGOOGLEEARTHで見てもはっきりわかるほどの巨大な断層ですね。

 この場所は東南方向に動くフィリピン海プレートが西北西に動く太平洋プレートの上に乗っかっている場所になります。この場所は3.11以降の主な震源である赤い○印が少ないように東北太平洋大震災との関連はなさそうですが、もともとこの辺りで起きる地震は結構規模が大きくその震源地帯は南方のグアム島あたりまで続いています。その中の一部にあたる大断層と言えるのではないでしょうか。
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