---------2012/3/18------------
東京近郊の地震についてのその後の状況です。
まず、全体的にベージュ色のの数が増えています。
日本海溝の外側で起きる地震は注意ですが、その後はありません。
15日の三陸沖の地震は日本海溝付近でしたがギリギリ北米プレート側でした。
濃いベージュが千葉県銚子沖の地震です。地震の数が増えているのは、ほとんどが千葉県銚子沖の群発地震が続いているためです。
この地震はほとんど同じ場所で起きていますが、これが広がりだすと注意しなくてはいけないと思います。
そしてオレンジが埼玉県南部。16日未明にもありましたが、やはり深度は100キロと深い所での地震です。だからM5.2でも地上では大したことが無かった。
この地震は想像が付きません。何でしょう、火山性の物でしょうか。
引き続き千葉県近郊は群発地震の広がりには注意してほしいとおもいます。
因みに昨年の秋に、北海道の浦河沖で一か所で多発した群発地震がありましたが、今は何事もなく落ち着いています。千葉県沖も大きな地震が来ることなく落ち着いてほしいです。
---------2012/3/17------------
ここ数日、千葉県から東京・埼玉にかけての地震が心配ですね。
それで、ここ一カ月の東京近郊の地震を日本気象協会のデータをもとにしてマーキングしてみました。
こうすると、どこで多く発生しているかがよくわかります。
マークの色によって震源の深さがわかるようにしてあります。
画像をクリックすると拡大画像になります。
【最近の特徴と考察】
①緑の丸印を見てください。
特に3月15,16日にかけて、この二か所に小さい地震が集中して発生しています。
②青く囲んだところは
今年に入って活発化しているように感じられる地震分布エリアです。
③赤の丸印は
ぽつんと発生した地震です。最近はこのあたりは全然ありませんでした。
川越市とふじみの市あたりです。
体感地震は震度3でしたが、地震の規模はM5.2と大きなものでした。
幸い震源が地下100キロだったのでまだよかったです。
○では囲んでいませんが、画像の右下方のものは3.11の時も頻繁に起きていた震源域です。
①の緑の丸印は、昨日から小さな地震が数十回続いていて、震源も二か所に集中しています。
これは、徐々にエネルギーが分散されて収まるのか、次に大きな地震が発生するのか、だれもわかりませんがしばらく様子を見て行く必要があります。
②青いエリアなのですが、日本には中央構造線というのがあります。和歌山県の紀ノ川から香川県にかけての亀裂が有名ですが、もともと中央構造線より南は島国で1000万年以上前にくっついた部分だと言われています。これの北端は地上でははっきりとわかっていませんが丁度千葉の房総半島付近になると言われています。
ひょっとすると、千葉の市川から銚子あたりは、その中央構造線の端になっていて、そこが不安定になっているとも考えられます。
もちろん北米大陸の下に太平洋プレートが沈み込んでいる場所ではありますが、これだけ小さな地震があるのに、震源地が千葉県のほとんど同じ場所なのでそんなことを考えてしまいました。
③の埼玉県の地震は不可思議にも思えます。埼玉県ふじみの市の北部になりますが、震源が地下100キロとかなり深かったですね。千葉の銚子沖で多発している地震は震源の深さはすべて10キロから20キロです。
市川あたりで起こっている地震は深さ80キロと急に深くなっています。
北米プレートの厚みがそれくらいあるのかもしれませんね。
もうしばらく様子を見て行きたいと思います。