福島の原発事故からほぼ1年が経ちましたが、瓦礫の撤去で本当にもたもたしていて苛立たしいものがあります。
各都道府県で分散して処理すべきなのに、受け入れを行うのは山形県、青森県、東京都そして静岡県だけしか決まっていません。
その防げとなっているのはやはり放射能汚染です。
私も最初は岩手県なんか放射能とは関係ないじゃないかと思っていました。
しかし全く関係がないわけでもなさそうだと思ったのが下記のIRSNが作成した放射能拡散シュミレーションです。
受け入れるほうも現地の人は風評被害が怖いわけです。
だから、瓦礫を積み込む時点での放射線チェックを政府が責任を持ってしっかり行ってほしいのですがそういうポイントの管理強化が重要なのに頼りないですね。
IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)というところが発表している福島原発の放射能拡散シュミレーション。
あくまでシュミレーションで現実とは違うかもしれませんが、当時の気象状況などのデータをもとにして作成されていますので当たらずとも遠からずとはいえると思います。
実際のシュミレーションはこちら から。
この資料の内容はPDF「2011 年3 月12 日より福島第一原子炉から放出された放射能雲大気中拡散シミュレーション 」を読んでいただければわかります。
大気中に拡散した放射能は、広島・長崎及びマーシャル諸島などで行われた原爆核実験と比べるとかなり希薄なものだとは思います。
瓦礫処理が進まなければ次のステップに作業を移行できないそうです。
堤防を作るところに穴を掘って瓦礫を産めてコンクリートで固めてから上に盛り土をして堤防を作ってゆけばかなりさばけそうに思うのですが・・・。
3月12日
3月13日 次第に太平洋側へ
3月16日 風向きが変わって静岡辺りまで南下