失われた検察の信頼、 媒体の日付はどんなもの? 郵便不正事件 |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

 最近ニュースで出ている郵便不正事件


 事件そのものよりも、検察の信頼そのものを失わせた事件です。


 どうもニュースを見ていると、大阪地検特捜部 前田恒彦主任検事個人に罪を着せる流れになりそうな雰囲気です。

 そもそも、一連の事件について村木さんが犯人だというシナリオ自体が不自然なわけで、フロッピー改竄はそのシナリオの裏づけにすぎないはずです。

 ならば、そのシナリオを作らせて地検を動かしたほどの大物が居る筈だと思うのですが。


 村木さんは国家相手によく踏ん張りましたね。


 検察が改ざんしていたとされるフロッピーディスク。


 主任検事はFDのデータを書き換えた事実は認めているが「故意に改ざんしたわけではない」とニュースに出ていましたが、ふざけるな!

 改ざんソフトをダウンロードして使っておいてなにが故意ではないだ!

 押尾のように見にくい言い分けをするなよ!

 どうあがこうとも、検察の権威だけではなくて国の権威までもを落して、国民を不安にさせた事実は動かない。

 申し訳ない気持ちがあるなら、検察を動かした黒幕を暴け!それしかない。


 【記憶媒体で管理されている日付】


 通称は外部記録媒体と呼ばれて、持ち運びが可能な補助記憶媒体ですね。

 みなさんもご存じの通り

 フロッピーディスク

 MO

 DATテープ

 CDROM

 DVDROM

 メモリースティック

 その他いろんなものがあります。


 これらの記憶媒体にはタイムスタンプと言われる日付の情報が書き込まれています。


 パソコンを少し出来る人なら「更新日時」はご存じでしょう。

 フォルダーを「詳細表示」にして見てみると更新日時が表jされます。マウスを右クリックしてプロパティーを見ても解ります。WIN7の場合は一覧から簡単には更新日などが見れないようになっています。


 他にどんなものがあるのか、メモリースティックの場合で見てみましょう。



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 表中の たとえば「0713 1849」と言うのは「7月13日 18時49分」という意味です。


 例えば、メモ帳で「きんぱこ日記」を書いてデスクトップに保存しました。(表の①)


 その時の情報には、きんぱこ日記.txtというファイル名更新日付のほかに、

 作成日時

 アクセス日時

 コンテンツ作成日時

 前回保存日時

 日付

 コンピューター名

 などの情報も書き込まれています。

 

 上の例では表の①でファイル「きんぱこ日記」を作成すると、PC本体には全て「0713 1849」というタイムスタンプが書き込まれました。


 ② 2010年9月20日 14:23に「きんぱこ日記」をUSBメモリースティックにコピーしました。


 すると、作成日時がコピーした日付(2010年9月20日 14:23)に変わりました。

 そしてアクセス日時も9月20日に変わりましたが、どうやら時刻情報は持っておらず0000に変わりました。


 ③ USBメモリースティックにコピーした「きんぱこ日記」をメモ帳で開いたが更新せずに終了した。


  この場合はもちろんどの日付も変わりません。

  見ただけでは日付は変わらないということです。


 ④ USBメモリースティックにコピーした「きんぱこ日記」をメモ帳で開き更新した。


 作成日時を除いて、

 アクセス日時

 コンテンツ作成日時

 前回保存日時

 日付

 が一斉に変更されました。

 前回保存日時も変わってしまったので、この日付は宛てにはなりません。


 ⑤ パソコンの日付を9/1に変更して更新した。


 パソコンのコントロールパネルにある日付と時刻を2010年9月20日 14:23から2010年9月1日 14:23に変更してメモ帳で開き更新しました。つまり今より古い日付にして「改ざん」しました


 作成日を除いて2010年9月1日 14:23に変わりました。しかしメモリースティックのアクセス時間は管理されていないようで0000のままです。


 ⑥ 日付と時刻を9/1のままデスクトップからUSBにコピーした


 全てが7月13日 18時49分に変わると思えば大間違いで、コピー時に上書き貼りつけを行ったので作成日は9月20日 14:23のまま(便宜上時刻は進んでいますが14:23のままで記載しています)。そしてアクセス日時は 変更した9/1で書きかえられました(時刻は0000のまま)


  改ざんした日付の情報を綺麗に書き換えるのは難しいかもしれません。


【だから検察官は改ざんソフトを使った】


 しかし改ざんソフトを検察官が使ったという事実はショックに近い事ですね。


 改ざんソフトを作った会社も自分の身を守る事もあり、改ざんログ情報など、過去の日付が判るような情報を持っている事が殆どなのですが、今回はそういう情報を調べた様ですね。


【このように検察を動かす黒幕を許すな】


 検察の不正に関するショックと共に、その検察を動かした黒幕の追求は絶対に許さないでほしいものです。


 それが、せめて検察不祥事による国の信頼失墜に対する償いになるでしょうか。


 普天間の情けない対応に加えて、検察不祥事・・・しかもこんな時期に・・・・。


 政府はまた外国から国がなめられる要素を作った。


 今では標準装備されていないフロッピー装置ですが、企業では全てLAN(ラン)でPCやサーバーをつないで、フロッピーは付けず、USBも特定のPC以外は殺してしまわないとだめですね。

 PCは全てデスクトップにして、PCはハードディスクを持たず、社内のファイルサーバー(親機)で集中管理するようにしないとだめかもしれません(これをシンクライアントシステムと呼びます)


 ● ふ~~ん 検察って押収資料を自宅に持って帰れるんだ

 ● ふ~~ん 検察庁ってセキュリティーが甘いんだ

 ● ふ~~ん 検察官でも不正ソフトを使うんだ

 ● ふ~~ん 検察官も証拠隠滅を平気でするんだ

 ● ふ~~ん 検察官の不正は言っているけど黒幕の追求の話はしないんだ


よろしーなぁ・・・・。ええわけないやろ!