きんぱこ 新しいIPアドレス と アイピーコンフィグ の話 |         きんぱこ(^^)v  

        きんぱこ(^^)v  

  きんぱこ教室、事件簿、小説、評論そして備忘録
      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

きんぱこ教室


新しいIPアドレス と アイピーコンフィグ の話


 今回はそんなに使うことは無いと思いますが、説明しておこうと思います。
砂坂を這う蟻-3


 これはコマンドというものですが、どんなときに使うかと言いますと。


・ 自分のパソコンが今どんなアドレスになっているのだろう。

・ ルーターのアドレスってなんだったっけ?

・ おっかしいなあ、インターネットやパソコン同士のネットワークにつながらないよー


 こんなときに使います。

 まず

 WINDOWS7の場合は、スタートボタン(左下のまるいやつ)をクリックして、その直ぐ上の検索用の入力場所に、

 WINDOWS XP の場合はスタートボタンを押して少し上にある「ファイル名を指定して実行」を選んで表示される小さな画面に

cmd

 と入力してENTERキーを押してください。
砂坂を這う蟻-4 WINDOWS7


砂坂を這う蟻-2 WINDOWS XP


 すると真っ黒の画面が表示されます。

 これを コマンドプロンプト と呼んでいます。


砂坂を這う蟻-3
 小さな白い長方形がピコピコと点滅しているところがあります。これをカーソルと呼んでいますが、ここに、

砂坂を這う蟻-4

 と入力してENTERを押してください。すると


砂坂を這う蟻-1


 と表示されます。


 【自分のパソコンのIPアドレスは何番だろう】


 IPアドレスというのは、現在の場合はPC同士をつないだりインターネットをするときに使うコンピューターの名前というか識別番号の様なものです。先頭3ケタが0から199までは小さなネットワークで自由に決められるローカルネットワークアドレスというもので、先頭3ケタが200番台は世界中で一つしかないアドレスで有料で管理されているアドレス(グローバルアドレス)です。200番台はパソコンに勝手に付けてはいけません。 


砂坂を這う蟻-6


 IP ADDRESS がそうで、VISTA、WIN7の場合は IPV4 というアドレスで XPと同じ192.168.1.32 です。これが現在使われているIPアドレス。

 ところが、VISTA、WIN7の場合はその上にはもう一つのアドレスが表示されています。

 これが IPV6 という次世代アドレスなのです。

 

 【次世代の新しいIPアドレス】

 現在のIPV4アドレスは約41億通りあるのですが、世界中で使っているので不足しています。

 それで、何時の日かIPアドレスはIPV6が採用されるのですが、近未来に対応しているパソコンはWIN VISTAと WIN7でWINDOWS XPは対応していません。

 ちなみにIPV6はNTTが試験運用しているところで、340兆×1兆×1兆(340澗<カン>)通りもあります。

 新しいIPアドレスは憶えられまへんなぁ・・・。


 この新しいIPアドレスの時代になると恐らく全ての家電製品や人間にもIPアドレスが割り振られるようになると思いますよ。(^^;)


「俺はXPを10年使うぞ」と言う人がいたら、5年くらいに変更しておいてください(笑)

 見かけよりも内部は大きく変わりつつありますから、IPV6の時代になるとXPより古いPCではインターネットが出来なくなる可能性が大きいです。今はまだ実験中の段階ですがね(^^)


 【自分のルーターのアドレスはなんだろう】


 Default Gateway (デフォルトゲートウエイ)
  

 に表示されるアドレスが パソコンと回線を結ぶところにある四角い箱、これをルーターと呼んでいますが、このルーターのアドレスになります。

 企業にあるパソコンの場合は、親機(サーバー)のアドレスになっている場合もあります。ここでは家庭の通常の接続を中心に説明していますのであしからず。


 【アドレスが何も表示されていない場合】


 アドレスが何も表示されていなかった場合や Media Disconnected と表示された場合は 恐らく インターネットとパソコンを繋ぐLANケーブルというケーブル(または無線LAN)がどこかで繋がっていないはずです。


 【変なアドレスが表示されている場合】


 3桁のアドレスに200番台以下の番号以外の数字が表示されていた場合は、LANケーブルとPCを差し込むところのイーサネットボードという接続口の基盤が壊れている可能性がありますので業者に調べてもらってください。(パソコンによってはメーカー修理になります)


 以上が、パソコンのIPアドレスとIPCONFIGというコマンドを使ったアドレスチェックの方法になります。


 何時試してみても問題はありませんが、滅多に使わないまでも知っておいてもいいことでした。