そういえば、昔こんなことやってました。
スケボーにマストとセールをくっつけて湾岸の広い敷地で走ってました。
市販のスケボーでは無理なんで、自分でスケボーの部品買ってきて造りました。
デッキ(乗る板)の長さは、70から90cmくらいだったと思います。板の製作は悪戦苦闘。
硬い木が中々売られてなかったので、厚めのベニア板使ったら、しなりがひどくってバキッと折れたりして。(笑)
①の所は高すぎず低すぎず、低いとジャイブするときに(風下から風上にグリ~~っと回ること)、ウイールに当たるので危ないんです。
セールは出来るだけ小さな中古品を捜します。
テール(デッキの後方部分)は、スケボーのようにする必要はなくてタイヤ(ウィール)とタイヤの間隔(ホイールベース)は広く取りました。
これで走ると、20から50キロくらいで走るでしょうか。結構迫力ありました。
∞の形を描くようにぐるぐる走ります。
風下を回るとき(ジャイブ)はセールの力はいらないのでサーフィンのボトムターンみたいな感じ。
風上を回るとき(タック)では、体をセールの反対側に移すのではなくてマストをグッと風上に倒して膝を落としてセールの下を潜るように回ります。(何と言ったかわすれました)
デ、どうやって止まるか・・・。
止まる時は、セールに裏風をバーーンと入れて止まります。だから風下にスピード出して走っている時は止まるのは難しいですよ(^^)。
ボードをぐるっとUターンさせて止まるとか、進行方向に風より強い力でセールを倒しこむとか(怖いよ、下手するとスッテンコロリンフットビンチョ)要するに裏風を勢いよく入れて止まります。
さすがに地面の上ですると怪我が怖いので、
や
をつけていましたね。
風は微風で十分。(笑)
場所は大阪の南港とか姫路の白浜近くのアスファルトの空き地を使っていました。
予備の板や部品を車に積み込んで、あとノコギリやヤスリも持って行き、調子が悪いと座り込んでノコギリゴリゴリ、ヤスリでガリガリ。
朝から行って夕方まで一日中やっていました。
こういうゲレンデがサーフィンやウインドサーフィンのポイント近くにあればいいのですが、波や風がほとんどなくても、微風で十分(怖いくらいに)走りますから。(^^)
元々、ウインドサーフィンは1968年にカリフォルニアのパソコン屋の副社長がサーフィンに帆を付けて乗り出したのが始まりで、歴史は浅いです。
日本には1973年に湘南の葉山で初めて乗られました。ウインドサーフィンスクール用に使われているセールによく似た感じです。
わたしは1979年に始めたのでそれから6年後ですね。場所は琵琶湖でしたが始めた時はほんの数人しか居ませんでした。
ウインドサーフィンをする人は3種類ありました。
ヨットから転向してきた人。
サーフィンから転向した人。
海上スポーツの初心者。
サーフィンから完全に転向してしまう人は殆どいません。よく似ているようで魅力が全然違うのです。
ヨットから転向した人は多いと思います。しかし、わたしが見ていた限りでは波と風を捕らえるのはうまいけどなぜかジャイブ(風下を回る)が下手な人が多かった気がします。
ウインドサーフィンの最高速度は時速94キロ。水の上の94キロって陸上の250キロくらいじゃないかな。
40キロから50キロくらいなら出せます。
水面がコンクリートみたいな感じになってきて、視界が狭くなります。何がなんだかわからなくなってきて知らぬ間に「い~~~~いあ”------」っと声が出ます。(^^)歯を食いしばってるからうーじゃなくっていーになります。踏ん張りきれずに吹っ飛ばされても水の上をしばらくころころと転がります。
最近のボードなんか初心者が直ぐにうまくなれそうな感じですね。初心者はどこの世界でもそうでしょうが、癖のない覚え方をすると技術が伸びますね。
なんか途中からウインドサーフィンの話になってしまいました・・・。
思い出ひとりごとでした。(^^)v