テニアン島に配置された部隊 | 太平洋戦争の傷痕 次世代への橋渡し

テニアン島に配置された部隊

テニアンはサイパンの隣に位置し



サイパンに米軍が上陸した翌日には



テニアンの牛岬からサイパンのチャランカノアの



米軍上陸基地に向けて砲撃を激しく撃ったほどです



$太平洋戦争の傷痕 次世代への橋渡し

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上の写真がテニアンの牛岬 
下の写真の海岸がサイパンのチャランカノア


それほど近くにある島です



昭和19年2月南方の守備を強化するため
第一航空艦隊がテニアンに進出した
2月21日には司令長官角田覚治中将が着任した

この頃のテニアン島はまったくの無防備であった

3月に入ると満州の第29師団に南方派遣に伴い
歩兵第50連隊が進駐し、その後増援部隊がテニアン守備に就いた



陸軍4,001名

☆歩兵第50連隊 2824名 
緒方敬志大佐

☆歩兵第135連隊第1大隊 950名
和泉文三大尉

☆歩兵第18連隊戦車隊8両 64名
鹿村一男中尉

☆第31軍築城班 60名
比留間正司大尉

☆独立自動車第264中隊第3小隊 63名

☆第29師団野戦病院 40名
稲田壽郎軍医中佐


海軍4,110

☆第56警備隊 950名
大家吾一大佐

☆第82防空隊 200名
田中吉太郎中尉

☆第83防空隊 250名
田中明喜中尉

☆第233設営隊 600名
林邦夫 技少佐

☆第1航空艦隊司令部 200名
角田覚治中将

☆航空隊 640名
零式輸送機36、航空機561

・第121航空隊 雉部隊 彩雲艦上偵察機36 艦爆2
岩男正次中佐

・第261航空隊 虎部隊 零戦戦闘機54

・第263航空隊 豹部隊 零戦戦闘機64

・第321航空隊 鵄部隊 月光 夜間戦闘機54
久保徳太郎中佐

・第341航空隊 鵬部隊 銀河攻撃機54

・第343航空隊 隼部隊 零戦戦闘機54
竹中正雄中佐

・第521航空隊 獅子部隊 紫電戦闘機54

・第523航空隊 鷹部隊 彗星艦爆72
和田鉄二郎中佐

・第761航空隊 龍部隊 一式陸攻72
松本真実中佐

・第1021航空隊 鳩部隊 深山遠爆1陸攻2ダグラス6

☆第19魚雷調整班

☆航空部隊通過者 200名

☆第23航空戦隊関係 450名

☆その他の建設要員(設営隊) 800名


陸海軍合計 8,111名


一時はこれほど航空機が集まっていた


しかし、殆んどは南方基地へ増援された


米軍の進出は南方であると予想されていたからである


米軍がマリアナに来襲した時は


正確には71機とされている


でもその殆んどが整備中だった・・・


サイパンが占領されたすぐ後、


米軍はテニアンに進出をしてきたのである


米軍にとってテニアン島は絶対必要な島であった


日本本土上空を自由にB29を飛ばすために・・・