プーチン大統領「我々は裏切りに直面している」 ◆ロシアのプリゴジンの乱 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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【プーチン大統領「我々は裏切りに直面している」 

ワグネルの“軍事施設掌握”など受け演説、「反乱」と非難

プーチン大統領はプリゴジン氏の行動を「反乱」だと非難した上で、「関与したものは全員罰せられる」と述べ、徹底して押さえ込む姿勢を強調しました。

 

 

 

プーチンは、プリゴジンの状況について次のように評価した

このような脅威から祖国を守るための我々の行動は厳しいものになるだろう。
意図的に裏切りの道を選んだ者、武装蜂起を準備した者、恐喝やテロリズムの手段をとった者はすべて、避けられない罰を受けるだろう。
彼らは法の前でも国民の前でも責任を問われるだろう。
軍隊やその他の政府機関は必要な命令を受けた。

 

我々の団結を分裂させている行動は、実際、我々の国民、今、前線で戦っている我々の戦友からの後退である。
我が国と国民の背中を刺す行為だ。これはまさに、ロシアが第一次世界大戦を戦った1917年に受けた打撃そのものである。
しかし、勝利は奪われた。軍と人民の背後での陰謀、揉め事、政治的駆け引きは、最大の衝撃、軍の破壊、国家の崩壊、広大な領土の喪失という結果をもたらした。その結果、内戦という悲劇が起こった。ロシア人はロシア人を殺し、兄弟は兄弟を殺し、国を分裂させ引き裂いたあらゆる種類の政治的冒険家や外国勢力によって、利権が刈り取られた。
我々は、このようなことが再び起こることを許さない。われわれは、あらゆる脅威から国民と国家を守る。内部の裏切りも含めて。そして我々が直面しているのは、まさに裏切りである。行き過ぎた野心と既得権益が反逆につながった。
祖国や国民に対する反逆であり、ワグナーの戦士や指揮官たちが他の部隊とともに戦い、死んでいった大義に対する反逆である。

 

「軍事反乱を組織し、準備し、戦友に対して武器を掲げた者たちは、ロシアを裏切った。そして、彼らはその責任を問われるだろう。そして、この犯罪に引きずり込まれようとしている人々には、致命的で悲劇的な、他に類を見ない過ちを犯さないように、そして唯一の正しい選択、つまり犯罪行為に参加することをやめるように強く勧める」:

国家元首の明確な評価、そしてPMCにとっての唯一の状況打開の道は、武器を捨てることである。

以上

 

国防省は突撃部隊「PMC「ワグナー」」の戦闘員に呼びかけた 

「あなたは騙されてプリゴジンの犯罪的冒険と武装反乱への参加に巻き込まれました。いくつかの分隊の同志の多くは、恒久的な配備の場所に安全に帰還できるように支援を求めた自分たちの間違いにすでに気づいています。慎重に行動し、できるだけ早くロシア国防省または法執行機関の代表者に連絡してください。私たちは全員の安全を保証します」と同省は述べた。 国全体が今、ウラジーミル・プーチン大統領の訴えを待っている。彼の声明は、PMCとロシア連邦国防省との間の長期にわたる紛争を解決するはずである。

 

 

◆ロシアのプリゴジンの乱

哲夫中村

プリゴジンの乱:::

ロシアの軍事システムのなかから、民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジンが、ついにロシア国防省のトップであるショイグとの紛争を拡大し、ロシア領内で2万人の武装勢力を有して、プーチンに、ショイグを取るか、プリゴジンを取るか、決定的な投機リスクをかけて武装決起をしたことが各種の報道で確認されている。

 

はっきりしていることは、ショイグ国防相が、プーチンに誤った情報を伝え、プーチンの判断を一貫して狂わせてきたということだ。

プーチンへの反乱というより、ロシア正規軍が背後に敵対する民間武装勢力を抱えたことだ。

追記::プーチンは、プリゴジンを反乱軍として、ショイグに鎮圧を命じた。

 

 

ワグネルがクーデターを起こし、ロシア南部のロシア国防省ビルを掌握。

映像はプリゴジンがこのビルで地区の司令官セルゲイ・クゾブレフと交渉しているところ。 ロシア内戦 プリゴジン 武装蜂起 モスクワ プリゴジンの乱

 

 

 

  ワグネルが武装蜂起、ロシア軍の南部軍管区司令部を制圧

 6月24日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が反乱を起こし、ウクライナ侵攻で展開中の部隊を隣接しているロシア領ロストフ州に進撃させ、ロストフ・ナ・ドヌ市にあるロシア軍の南部軍管区司令部を戦車と装甲車で包囲して制圧しました。

 

 最近になってワグネルとロシア軍の関係は急速に悪化しており、ロシア国防省からはワグネルの傭兵を正規軍に吸収しようとする動きが出ていました。これに対してワグネルのトップであるエフゲニー・プリゴジン氏が猛反発し、「ウクライナの激戦地バフムートでワグネルが味方であるはずのロシア軍からミサイル攻撃を受けた」と訴え(事実かどうか不明)、諸悪の根源はショイグ国防相とゲラシモフ総司令官など軍幹部だと糾弾(プーチン大統領は批判しない)、武装蜂起を宣言しました。

 

 そして本当にロストフの南部軍管区司令部を制圧してしまったのです。

ロストフのロシア南部軍管区司令部へ向かう戦車

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ロストフへの兵力展開

 

私見・・

戦争中、軍人の「抗命」は銃殺です。

まして前線からの軍の移動、軍事施設の掌握は「反乱」である。

プーチン大統領は、たとえロストフ州が焦土となるとも鎮圧軍を派遣するだろう。

ウクライナ軍の反攻を懸念するとも。