たろうのブログ

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仕事をしていく上で「人脈の形成」「根回し」を論点として会話を始めようとすると、「何を今更」、という気もするが、

 

はじめて本当の意味で(?)その重要性に気付いた。

 

経営コンサルティングというプロジェクトベース型のワークスタイルのため、コンサルタントによっては上司は短期間でコロコロ変わる。

 

そのため、全く初めての上司と今日から仕事をすることもある。

 

前置きはこの辺にして、何があって、そう思ったのか、結論としては、同僚とのディスカッションの末、自分が圧倒的に不利な立場にいたものの、上司を味方につけることに成功(たまたまの結果論、であったとしても)したわけである。そして、その結論を導けた主要因には特に意図していたわけではないが、「上司との人脈の形成(関係性)が出来上がっていたこと」「根回しが上手くいったこと」があった。

 

どういうことかというと、

 

ある成果物(調書)をエクセルで作成していく作業の中で、納期が迫るプロジェクト終盤になって同僚Aが「全体の整合性を取るために〇〇を修正すべき」と言い出した。

 

当たり前の考え方として、無駄な(余計な)作業が増えること=生産性の低下、となる。

 

僕は、その同僚Aの「修正すべき」は、無駄な作業、にしか思えなかった。

 

同僚Aの主張も品質の向上という観点で言えば、一理はある。しかし、その整合性を取ったことによる品質の向上は、クライアント(あるいは上司)の求めるレベルのものかどうか。

 

ただ、なぜ修正の必要がないか、僕の説明が十分でなかったこともあり、同僚Aは一切譲らないという姿勢であったため、上司の判断に委ねることになった。

 

この時点で、判断を委ねる依頼文章も全て同僚Aが作成し、同僚Aのみの主張が入っているという完全に意味不明な状況だったが(修正の必要がないとする論点およびその根拠を示していなければ、普通は高い確率で品質を向上させる対処が優先される。)、この状況であっても直近の密なコンタクトで確立していた上司との関係性により、直接の対面での口頭フォローを入れることができ、結果としてこちらの主張の正当性(修正しないことの意義)を支持してもらうことになった。

 

最終的にはこれで形成逆転となり、今後無用な口出しをさせないように仕向けることが出来たと見ることも可能ではある。

 

そもそもこちらの主張が現実的であり、合理的かつ妥当性のあるものではあったが、それをシロとするも上司であり、クロとするも上司であることから、最後は関係性が全てを分かつこととなる。