djay2レビュー!! | DJ TAROの今日も語っTARO

djay2レビュー!!

algoriddim社の人気DJアプリの「djay」がVersion UPし
djay2が登場した。

今回はアップデーツではなく有料となるので
買う前の皆さんに新機能を中心にレビューします。

iPhoneとiPad版hがリリースされていますが
画面のサイズ上のレイアウトの差意外はほとんどありません。
iPad版の便利な機能としてはLandscape(縦)表示に対応したこと

デバイスを縦にした時にシングルデッキ表示になったのはiPhone用だけでした
djay2ではiPad版も対応になったのでiPadを2台持っている人なら
ミキサーに繋いでぞれぞれシングルモードで使用すればCDJのように
プレイヤーとして使うのもありかもしれない

また驚いたことにレコードの溝の質感も実に良く出来ています。

波形ときちんと連動しているので実際のレコードの彫り具合も
表現しています。Retinaディスプレイならではの見栄えかもしれません

ほぼ差はないのでここからはiPad盤でご紹介します。

一番の大きな変化はこのHD WAVE FORM表示です。

これまでターンテーブル表示にこだわってきたdjayですが
デザインとしてはクールですが操作性においては難しいですからね
皆さんがスクラッチする訳ではないので。(スクラッチもなれが必要)

今回は切り替え式としてこの縦型波形モードに出来ます。
現代のPCDJでもそうかもしれませんが両デッキの波形が並んでることで
視覚的にもミックス人も増えています。
上部の横表示の小さな波形となっているTimelineでは
両波形を並べる事が出来なかったので便利なのですが
是非ミックスは耳で聞いて音で合わせて欲しいな~と。

また初めて読み込んだトラックはビート解析されて小節計算までされて
BPM表示されるのですが
今回はBeat Grid表示もされます。Beat GridとはBPMに反映される
波形の山の大きな部分(KickとSnare)を中心に1拍毎に線が入っているので
線を合わせればBeatが合うってことなんですね~
曲によってはGridがずれてます。こうなるとLOOPなども全部ずれてしまうので
波形外側下の鉛筆マークでGridのエディットも出来ます。

でもこのHD WAVE FORMは今回は新たな機能のためにあるんです!
まずはSlice Mode

波形の外側上にある感じの「目」のようなSliceボタンを押すと
スクロールしていた波形が固定されて、
グリッドで表示されている1拍毎のグリッドされているパートが点灯して
再生されます。そう1画面で丁度1小節なんですね。
停止中にこの各パート部分をタッチするとその1拍分が
トリガーされます。まあサンプラーのように再生される訳です。

例えばビートのKickとSnareなら新たなリズムパターンを自分で打ったり
反対のデッキで再生している曲にスネアの連打をかぶせてみたりなど
パッドアクションが出来ます。押し続けているとそのまま連続再生になるので
どんどん小節が進んでいきます。
 
メロディーやLOOPのフレーズなら弾き直すかのように
パターンを変えるのも面白いですね。
再生中に押すとそのパートの頭からの再生に戻ります。

今度は波形の内側下にあるSLIP MODEです。

先ほどのSLICE MODE状態で波形内側の下にある
SLIP MODEを押すと
再生中にトリガーしても実際の曲のスケールを維持します。

SLICE MODEだと触った位置から常に再生されるので
実際の曲のサイズが変わってしまうのです
なので考えてやらないと違和感になってしまうのですが

このSLIP MODEだと常に本来の再生位置をキープしてるので
構成がおかしくなりません。
これはLOOPに似た従来の機能BOUNCE機能と同じですね。

実はこの辺りの機能はTraktorに似てますね。
Traktorの場合は波形が横なのでもっと幅広いパート表示が出来るので
操作しやすいですね。djay2だと1小節表示なのでスクロールしてしまうと
そのお気に入りの部分叩けなくなっちゃいます。
ちなみにSLIP MODEにしてLOOPにするとバグります。

Slice & Slip的な機能はTraktorの方が優秀ですね。
今後のアップデーツに期待したいです。

LOOPのセクションでは従来のAUTO LOOP とBOUNCE以外に
Pad機能が加わりました。

 
ターンテーブルModeでは従来のように上に
Wave Formでは下に表示になるので拡大してCheckしてね


タッチパッドのエフェクターと同じで指一本で横で可変幅

そして縦でフィルター効果が反映されます。
これは結構便利な機能。コントローラーを使用している人には
これまでも操作出来てたと思いますがデバイス単体でプレイする人には
いいかもしれません。

ライブラリー表示も大分見やすくなりました。
画面拡大を押すと全画面がライブラリー表示になります。

昼用のホワイトバック、夜用のブラックバックの表示切り替えや

今まではBPMしかなかったソートが


曲名、アーティスト名、時間でも表示も可能になりました。

プレイしていなくてもリストごとのビート解析が出来たり

Loadしなくても曲のプレビュー再生も出来ます。

更にこの後プレイしたい曲をQueue(キュー)表示もさせられます。
Queueカラムに曲をドラッグするか


曲を軽く右にスワイプするとQueueになります。

プレイリストを作らずとも一時的なものとして利用すると便利です。

一番の大きな変化はサンプラーモードです。

両デッキの中央のサンプラーボタンを押すとパネルが開きます。

このサンプラー機能はこれまでも表示はされずとも
VestaxのSpin2などコントローラー使用時には
バックグラウンドで動いていたので使用は出来ていました。

David Guetta versionのdjayにはゲッタなサウンドのサンプラー
アプリ単体でも操作出来ていましたね。

iDJ PROでは独自の縦型(GUI)表示でサンプラーモードがありました
今回はこれをVersionアップさせアプリ単体でも
操作出来るようになりました。

一画面に左右6個計12個のサンプルトリガーボタンがあります。
1回押せばラストまでサンプル再生されます。
サンプラー全体と再生ボリュームフェーダーと
その上にサンプルリストも管理出来ます。

デフォルトでは3種類のリスト計36個のサンプルが用意されていますが
自分のキットも作る事が出来ます。

EDITボタンを押してそれぞれのサンプルボタンの♫マークを
クリックすると先ほどの3リストが表示されるので
その中のそれぞれのサンプルを好きなボタンに設定
また6色に色分けすることも出来ます。

更に自分の音源からサンプル録音も可能です。

左右どちらでもデッキにサンプルしたい曲をLoadします。
サンプルしたい位置をCUE POINT設定するといいかもしれません

EDITでサンプルしたいボタンの♫マークを押すと先ほど表示で
レコード盤に1、2と書いたボタンが下の方にあります。

これはどちらのデッキの音をサンプリングするかということで
曲をLoadした側のボタンを押すと先ほどのCUEした位置から
押している間だけサンプリングされます。

録音が終わると「サンプル1」など数字で表示されるので
→でプレビュー再生で確認しつつOKであれば
マイサンプルに登録されます。

余談ですが録音したサンプルをAUDIO COPY & PASTE機能で
他のアプリで開いたりすることも出来ます。

登録したマイサンプルを12個のボタンに自由にアサインして
マイプリセットとして保存すればプレイ毎に切り替えが出来ます。

ビートなどはサンプラーにLOOPモードや
再生方法を切り替えるモードがあるとより使えるな~と思いました。


Landscapeモードだとサンプラーもボタン大きくていいですね

また解析データやCUE POINTなどのメタファイルは
iCloud経由で共有出来るので
iPhoneやMacのdjay使用時でもデータが反映されます。
なので移動はiPhoneで各設定して
現場ではMacで開いてこれが使えるなんてのもいいですね。

Spin2やiDJ PROのコントローラーにも対応しています。


以上が主な新しい部分です。
魅力な機能いろいろですがiOS用にリリースされたTraktorに
ちょっと似たかな~というのが正直な印象ですね。

現在app storeでは発売記念で半額です

iPhone版が100円(download
iPad版が450円 (download

機能制限ありですが無料のLE版もありますが
まあ迷わずゲットでしょ!

従来のdjayはもうappstoreにはありませんが
djay2を購入してもアップデートではなく
これまでのdjayも持ってる方はそのまま残るのでご安心を~

そろそろvjayもアップデートして欲しいですね~